【物理は危険!?】私立理系志望で物理を選ぶ前に知っておきたいこと
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こんにちは!マナビズム草津校です!
今回は、「物理を選ぶべきか迷っている私立理系志望のあなた」に向けて
ぜひ知っておいてほしいリアルなお話をまとめました。
また現在、もし少しでも受験に関して不安がある、勉強法が分からないといった
悩みを持っている人がいましたらいつでもマナビズムの無料受験相談にお越しください!
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では本編です!
私立理系で物理を選ぶのは“危険”って本当?
「理系といえば物理と数学でしょ」
そう思って何となく物理を選んでしまう高校生、実は少なくありません。
でも…ここに落とし穴が!
私立理系では、数学が苦手だけど「英語よりはマシ」と理系を選ぶ生徒が多く
その延長で物理を選んでしまうケースが目立ちます。
しかし、物理は数学の基礎力が問われる科目。
特に、中学数学の段階でつまずいている人はかなり危険です。
どのくらいの数学力があれば物理OK?
講師の飯泉先生によると、目安はズバリ以下の通り。
✅ 中学数学で定期テスト90点前後が取れていた
✅ 高校の定期テストでも平均点以上は安定して取れている
✅ 公式を「覚える」だけでなく「使いこなせる」
このレベルなら物理を選んでも大丈夫です。
逆に、中学時代の数学で70点前後だった場合は、物理に挑戦する前に基礎固めをした方がいいです。
物理は公式の意味やグラフの意味を理解してこそ伸びる科目なので、丸暗記では通用しません。
私立理系なら生物や化学も検討を!
私立理系志望の場合、入試で選べる理科科目は大学ごとに異なりますが
多くの私立大学では生物・化学・物理のうち2科目から1つ選択するパターンが主流です。
ここで注目したいのが、「物理以外を選んだ方が戦いやすい受験生が少なくない」という事実です。
その理由を具体的に見ていきましょう。
生物・化学は「再現性が高い」
生物や化学は、定義や反応式、グラフや図表などを中心に、暗記した知識をそのまま使って解答できる問題が多いのが特徴です。
特に生物は用語や仕組みの暗記がメインなので、コツコツ覚えるのが得意な人には向いています。
化学も一部計算はありますが、基本的な計算はパターンが決まっているので、「数学が苦手で公式の意味が理解しにくい」という人にとっては物理よりはるかに取り組みやすいでしょう。
物理は「再現性が低い科目」
一方で、物理は単なる暗記だけでは解けない問題が多く、公式の意味や使い方をしっかり理解しておかないと
パターンの違う問題が出たときに解けなくなってしまいます。
さらに、物理の問題はグラフの読み取りや論理的なつながりを重視するものが多く、数学的思考力が要求されます。
つまり、数学が苦手な人が「物理の方が覚えることが少なそう」という理由だけで選ぶと
苦戦する可能性が高いのです。
私立理系入試の戦い方
私立理系の入試は、国立と比べて暗記要素の強い問題が多く、差がつくのは
どれだけ効率よく暗記して得点できるかという点にあります。
この点で、生物・化学は「覚えれば得点できる」という再現性が高く、戦いやすい科目と言えます。
例えば、同じ大学志望の受験生でも、
- 暗記型でコツコツ勉強するのが得意な人 → 生物
- 暗記と計算のバランスが取れている人 → 化学
- 数学が得意で論理的思考ができる人 → 物理
という選び方が適しています。
私立理系志望だからといって「理系なら物理」と決めつけるのは危険です。
あなたの得意・不得意や勉強スタイルを考慮して、より点数が取りやすい科目を選びましょう。
もし数学や論理的思考に不安があるなら、生物や化学の方が合格への近道になる可能性が高いです。
物理で伸び悩む人へのおすすめ参考書
「それでも物理で行きたい!」というあなたには、飯泉先生が執筆した
『実況中継 これならわかる物理基礎・物理』がおすすめです。
偏差値50〜55ラインを目安にした参考書で、用語や公式の意味から問題演習までオールインワンで学べる一冊。
図解が豊富で「なぜそうなるのか?」が理解しやすい構成になっています。
まとめ|私立理系だからこそ戦略的に科目選択を!
私立理系志望の場合、科目選択は合否を分ける大きな要素です。
「理系=物理」と決めつけず、あなたの数学力や性格に合った科目を選びましょう。
そして、もし物理を選ぶなら中学・高校の数学の基礎をしっかり固めるのが鉄則です!
物理・私立理系で迷っている人の参考になれば嬉しいです。
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