【徹底解説】立命館大学の英語攻略法
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今回は…
「立命館大学の英語攻略法」
について紹介していきます😁
立命館大学の問題構成
立命館大学の英語は、長文読解2題、会話文1題、文法・語法1題、語彙問題1題からなる計5つの大問で構成されています。見ての通り、様々な力を問う総合力勝負の問題構成です。
全体像と配点
まずは立命館大学の英語の全体像を把握する必要があります。先程も述べたように立命館大学の英語は大問5つから構成されており総合的な力が問われるため、幅広い分野の勉強が必要です。
また、立命館大学では全学統一方式と学部個別配点方式で配点が異なります。今回は全学統一方式を取り上げて解説をしていきますので、注意してくださいね。
概要と点数は以下の通りです。
- 大問1:長文読解 29点満点
- 大問2:長文読解 31点満点
- 大問3:会話文 24点満点
- 大問4:英文法・語法 16点満点
- 大問5:語彙問題 20点満点
※全学統一方式
全学統一方式では、英語の合計点は120点です。長文読解の合計60点、会話文・文法・語彙問題の合計60点から構成されています。関関同立、特に同志社大学や関西大学では長文読解能力を問う設問が主であるため、立命館大学のように長文読解とその他知識問題がほぼ半々に分配されているのは珍しい配点方式です。
英文読解が苦手な受験生でも高得点を狙いやすい構成ですがその反面、細かい知識も問われるので知識量が不足している人はかなり苦戦するでしょう。
目標点
次は、各設問における目標点の設定です。
基本的には120点中98点(8割ほど)を取ることを目標に解いてください。立命館大学は比較的合格最低点が低いですが、難関校において合格最低点が低いということは、点が取りにくいということです。英語に関しては尖った対策をせずともバランス良く勉強が出来ていれば関関同立の中では点を取りやすい部類に入りますが、逆に英語以外の科目が文理を問わず非常に高難易度で点数を取りにくいのでここで点を取る必要があります。
合格のためには以下の目標点を参考に学習計画を立てましょう。
- 大問1・大問2:50/60(約8割)
- 大問3:18/24(7.5割)
- 大問4:14/16(約9割)
- 大問5:16/20(8割)
先程も言った通り立命館大学は英語以外の科目がとにかく難しいので、英語でいかに8割を取るかが合否を大きく分けます。
では、大問ごとに解説していきましょう。
大問1・大問2の傾向と対策
大問1、大問2は長文読解です。
立命館大学の英語長文を解くにあたって最も大切なのは、◯×△内容一致の攻略です。詳しくは後ほど説明しますが、形態が特殊なので本文の正確な理解が必要です。
また、タイトル問題以外はどれもほぼ同じ配点です。苦手な出題方法はゼロにしましょう。
大問1 (長文読解)
大問1の特徴は、内容説明、内容一致、タイトル選択です。
そうですね。ですが立命館大学の問題、特に内容一致問題はひと味違います。例えば同志社大学などは選択肢が複数あり、その中から一致するものをいくつか選択する、という形ですよね。
しかし立命館大学では、選択肢全てについて「一致するものには1、一致しないものには2、判断できないものには3」と答えを導かなければなりません。◯×に加えて△の概念が入ってくるこの設問は、受験生の中でも差のつく問題です。
内容説明
では、内容説明の解き方から解説します。
内容説明は、キーワードを把握することで目的意識を持ち、方向性を固めてから本文を追っていきましょう。
また、立命館大学は設問文・選択肢が1文で構成されているため、その分長く複雑です。したがって、問われている内容や選択肢の文意を正確に把握するために解釈(SVOC)を振るなどして丁寧に読み解くことが必要になります。
- 設問先読み:内容説明の1つめを先読みし、キーワードを拾ってから本文を読む。※言い換え表現に注目すること
- 設問文・選択肢の精読:解釈・文構造を振り、求められているものを正確に理解する。
内容説明に関しては、丁寧に解く意識を持っていれば必ず解けます。どうしても解けない際は基礎力が不足している可能性があるので、きちんと復習しましょう。
タイトル選択問題
タイトル選択問題は、全体を通して何が伝えたいことなのかを考慮する必要があります。あくまで本文の一部であるワードや言い回しに気を取られてはいけませんよ。
- 本文全体の主張把握:抽象・具体などを意識して文章を論理的に読み進める。
「本文と選択肢の内容が一致している=正解」ではありません。その上で、「より適したものは何か?」「全体を通してどんな話をしていたか?」「結局何を伝えたいのか?」をしっかり意識して解きましょう。
内容一致問題
◯×△内容一致問題では、周りの受験生と差をつけるためにも「本文の内容に一致しないもの」「判断できないもの」の判別が出来るようにならなければなりません。
まずは、◯×△の違いからはっきりさせていきます。定義は以下の通りです。
- ◯:本文内容の言い換えや要約
- ×:本文内容のすり替え(否↔肯、因果など)
- △:本文に記述無し(すり替えでない)
次に、解き方における対策を挙げていきます。
- 選択肢先読み:内容説明の1つめを先読みし、キーワードを拾ってから本文を読む。※言い換え表現に注目すること
- 記述無し:×と△の違いを意識して、本文でのどのように扱われているか意識して読み進める。
普段の内容一致問題でも、「本文に記述無し」で選択肢を切る練習はしておきましょう。×と△で悩む受験生が多いですが、×と△の違いはすり替えかすり替えじゃないか、に尽きます。
また、大問1においては解答の根拠と本文の流れが同じなので、内容説明の設問文1つめと◯×△内容一致問題の選択肢1つめを先読みして解くことをオススメしていますが、当然ながら人によってやりやすい解法は異なるので必ずしも縛られる必要はありません。ただ、理にかなった一般論であることは間違いないので、解法に迷っている人は試してみることをオススメします。
大問2 (長文読解)
大問2の特徴は、空所補充と下線部(指示語・代名詞)問題です。
- 本文を基本軸に解く:頭から本文を読み進めていき、空所や下線部が来た際にその都度解いていく。
- 前後の精読:設問の前後には解答の根拠となる重要な情報が隠されがち。
空所補充
まず空所補充についてですが、知識問題はほとんど出ません。前後を精読し、文脈を理解して解きましょう。
- 前後の精読:空所前後を精読し、イディオムなど暗記事項ではなく論理を用いて解く。
- マーカーの意識:具体化、因果、対比、追加列挙などを意識する。
とにかく論理的な読解が肝です。頭の中で展開をイメージしながら読み進めることをオススメします。
下線部(指示語・代名詞)問題
次に、下線部(指示語・代名詞)問題についてです。
- 積極法での解答:基本的には下線部とその直前の精読を行い、積極法で解く。
- 解答のはめ込み:指示語・代名詞の部分に自分の解答をはめ込んで文意が通じるか試す。
基本的には下線部以前が回答根拠になりますが、まれに下線部より後ろの内容を指し示すケースもあります。今まで出てきていない情報を出す際(=新情報)は、指示語・代名詞より後ろに来ることも多いです。こういったケースは文脈判断になるので、文意を正確に取るためにも精読を丁寧に行うことが大切です。
大問3~5の傾向と対策
大問3~5では長文読解以外の様々な問題が出題され、複数の角度から力を問われます。
では、1つずつ見ていきましょう。
大問3 (会話文)
立命館大学の英語会話文は、関西大学・関西学院大学とは異なり、複数の空欄に対して複数の選択肢から当てはめていくタイプで、どちらかと言えば同志社に近い方式です。
加えて、空欄4つに対して選択肢が10個もあるので同志社大学(空欄4つに対して選択肢10個)よりも難しいと感じる受験生も多いでしょう。
会話表現そのものが問われることはあまりないので、会話表現を勉強するより空所の前後をきちんと精読すること、文脈を追うことが重要です。また、選択肢が多いため、それらを効率的に絞り込む必要があります。
効率的に選択肢を絞るためのポイントは以下の2つです。
- 場面設定の把握:会話の場面設定や登場人物の役割を把握し、選択肢を絞る(例:歯医者と患者の会話であれば、患者が言うはずのない選択肢を排除する、など)
- 空所前後の精読:空所の直前直後を丁寧に精読する。まず直訳→場面に合わせて意訳
- 目印への注目・整理:指示語や代名詞、疑問文と答えの形、場面設定などの目印を整理して解く
会話表現が少なく前後の精読で問題を解くという点は関関同立で共通していますが、上記の「歯医者と患者」のように、役割や場面設定がはっきりしているのは立命館に特有です。難易度も高いので、過去問や『立命館大学の英語』、共テ併用の問題などで演習を積んでおくことをオススメします。
大問4 (英文法・語法)
立命館大学の英文法問題は純粋な知識を問うことが多く、基礎が盤石であれば解きやすい設問ばかりです。
英語の入試問題で総合力を問う大学として関関同立からよく挙げられるのは関西学院大学ですが、関西学院大学はイディオムからの出題が多く、英文法を勉強する際は文法への理解度よりも暗記がベースになります。
立命館大学はその逆で、イディオムよりも文法事項を理解して適切に設問を処理できるかがキーになります。
- 単元の特定:問題文の前に選択肢を確認し、問われている単元を推測する。
- 基礎知識の徹底:文法の理解・演習を徹底的に促進する教材で英文法の基礎知識を身につける。
英文法は、ルールに従って解けば確実に正解できます。この大問は最低でも1ミス以内に収めましょう。
また、何度も言いますが立命館大学の英文法はオーソドックスな形態です。真面目に勉強してきた人からすると解きにくい問題や超難問はありませんが、「正直英文法サボっちゃったな…」「なんとなくは理解してるけど曖昧かも」という人は、今すぐベーシック英文法などの教材でインプット・アウトプットを行いましょう。
基礎力は一朝一夕で身につきません。
大問5 (語彙問題)
まず、大問5においては満点を取らなくても良いです。1~2問なら落としても問題ありません。
大問5には難易度の非常に高い設問がしばしば置かれており、他の選択肢からも推測できないような超難問が紛れているからです。はっきりと「捨て問」として切り捨てる勇気を持ち、それ以外の設問を確実に得点するようにしましょう。
- 文脈判断:問題文から文脈を正確に把握し、単語の意味を推測する
- 難解な単語は捨てる:知らない難解な単語は深追いせず、時間をかけない。すぐに捨てる。
- 基礎単語を確実に:『システム英単語』や『ターゲット1900』などの基礎的な単語帳を完璧にし、確実に得点できる問題を取りこぼさない
大問4とは違って、先に問題文を把握しておく必要があります。文構造を明確にし、徹底的な精読をおこなうことがポイントです。
時間配分
また、大問ごとの時間配分も入試問題を解く上で気になりますよね。80分の試験時間を5つの大問に対してどのように配分していくのかも重要な受験戦略の1つです。
各大問の時間配分は以下の通りです。
- 大問1:25分
- 大問2:25分
- 大問3:15分
- 大問4:5分
- 大問5:5分
試験時間は85分でしょ?
そうです。実はこれ、実際より5分短い試験時間を配分しています。
過去問を解く際は、試験時間からマイナス5分の時間で解きましょう。
本番の試験では当然、解答用紙にマークを塗ったり答えを書き写したりといった作業が挟まりますよね。また、いつも以上に慎重になってしまい、丁寧にマークしてみたり、なんだかはみ出た気がして塗り直したり…いつもの予定より少しずつ後ろにずれてしまう、なんてことがあるかもしれません。練習の際から80分で解こうとしてしまうと、本番で時間が足りなくなる可能性が高いです。
何の遅れもなくいつも通りのペースで解けたとしても、80分ぴったりで終わる人に回答を書き写す時間はなさそうですよね。余裕を持って、マイナス5分、つまり75分で解き終えることができるようになっておきましょう。
また、上記の時間配分はあくまで目安です。無理に縛られることなく、自分の得意不得意に合わせて75分をカスタマイズしましょう。
合格を掴むための最終戦略
立命館大学の英語で合格点を取るためには、単に過去問を解くだけでなく、自分に合った戦略を立てることが不可欠です。
- 問題の解く順番:苦手な大問から解くのか、得意な大問から解くのか、自分なりの最適な順番を見つける。
- 徹底した分析:過去問を解いたら失点原因を分析し、今後の学習に活かすことが最も重要。
立命館大学は付け焼き刃の勉強では合格出来ません。問われ方が幅広いために対策が散らばってしまうというのも理由の一つではあります。
ですが何よりの理由は、立命館大学の英語ではそもそも大前提として基礎知識が重要になる問題がメインだからです。大問4の解説でも述べましたが、基礎力は一朝一夕で身につきません。
受験本番に向けて、最速のスタートを切れるのは今です。諦めずに強い意志を持って最後まで努力してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。参考になれば幸いです。
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