【完全解説】関西大学の英語攻略法
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地域で圧倒的な関関同立・産近甲龍の合格率を誇る関関同立専門塾マナビズム枚方校です。
今回は…
「関西大学の英語で8割以上を取る必勝法」
について紹介していきます😁
関西大学で合格を掴むための戦略的学習法
関西大学の英語は、大問3つで構成され、それぞれに明確な特徴があります。単に英語力を上げるだけでなく、これらの特徴を理解し、戦略的に対策を立てることが合格への鍵となります。
全体像と目標点
まず、関西大学の英語の全体像を把握する必要があります。関西大学の英語は大問3つから構成されており、ここ10年を遡っても問題傾向は変化していません。設問数は全部で50問、合計点は200点なので、1問4点と仮定すると配点も大方予想することが出来ます。
概要と点数は以下の通りです。
- 大問1:会話文とパラグラフ整序 44点満点
- 大問2:長文読解(空所補充・内容説明) 88点満点
- 大問3:長文読解(下線部・内容説明) 68点満点
ちなみに、大問1に関しては会話文の20点とパラグラフ整序の24点から構成されています。
次は、各設問における目標点の設定です。
同一配点方式という入試方式もありますが、合格最低点の高さ・全科目にかかる中央値補正など関西大学の特性を含めても、基本的には200点中160点(8割)を取ることを目標に解いてください。
合格のためには以下の目標点を参考に学習計画を立てると良いでしょう。
- 大問1:満点
- 大問2:約7割(62点)
- 大問3:約8割(54点)
大問1を満点なんて言われると難しく感じるかもしれませんが、ここは必ず取り切ることができるようになりましょう。満点を狙える分野であり、ここで確実に得点することが全体の合格点に大きく貢献します。特に、パラグラフ整序は満点必須です。
関西大学は確かに問題の癖が強いですが、対策を立てれば「解けない」なんてことは全くもってありません。
では、大問ごとに分析してみましょう。
大問1の傾向と対策
大問1は、会話文とパラグラフ整序の2つのパートに分かれています。特にパラグラフ整序に関しては関西大学特有の難しさを持つため、集中的な対策が必要です。
会話文
関西大学の英語会話文は、関関同立の中で最も易しいレベルです。関西大学は癖が強いと言われますが、会話文に関しては癖が無く特殊な会話表現はほとんど出題されません。文法・単語・熟語の基礎知識がしっかり固まっていれば十分に対応できます。
もちろん、年度によってはごくまれに解きにくい問題が出題されることもあります。その場合、1問ぐらいなら落としてしまうこともあるかもしれませんが、基本的には満点を取れる構成になっています。
- 対策:
- 基礎固め:基礎的な単語、熟語、文法の徹底的な復習。
- 精読:空所の前後を丁寧に読み、指示語や代名詞、疑問文と答えの形、省略されている表現などを正確に把握する。
- 問題演習:過去問を解き、出題形式に慣れておく。
設問の先読みなどはしなくて大丈夫です。順当に読んで、空欄にあたってから設問・選択肢を確認すれば特に問題はありませんが、空所の前後をとにかく丁寧に読むことだけは徹底して行いましょう。
英文に解釈(SVOC)を振るなど、文構造を正確に把握し、精読することに努めてください。
ちなみに、関西大学の英語で会話文が苦手な場合は、単に文法や単語の基礎力不足が原因であることが多いです。そのため、原点に立ち返って学習を見直す必要がありますよ。
パラグラフ整序
関西大学特有の問題形式のパラグラフ整序ですが、1つ間違えると連鎖的に失点する芋づる式のため、非常に難易度が高いと感じる受験生も多いです。
しかし、繰り返しますが、パラグラフ整序は満点必須です。
最初の段落は固定されていますが、それ以降を全て入れ替える必要があるため、1つずれるだけで3問も落とすことになってしまいます。つまり、一気に12点も失ってしまうのです。この後にある長文読解の空所補充・内容説明を全く落とすことなく、パラグラフ整序の失点分全てを補うことができると思いますか?そっちの方が難しそうですよね。
前提として、論理的に文を把握する力は必須です。しかし、それは大体どこの大学でも大なり小なり同じでしょう。
その上で、下記のポイントを掴んで挑めば確実に解けるパラグラフ整序できっちり取りきっておいた方が得策です。
パラグラフ整序で意識すべきポイントは全部で9つあります。これらのポイントを意識すること・何度も過去問に挑戦して形式に慣れることで、パラグラフ整序は満点を取ることができますよ。
- 対策:
- 9つのポイントを意識する:論理的な繋がりを判断するための9つのポイントを意識して問題を解く。
- 指示語・代名詞:this, that, it, they などが何を指しているかの特定。
- 論理マーカー:however, therefore, in addition などの接続詞や副詞に注目。文と文の繋がり・論理展開を把握する。
- 抽象→具体:抽象的な概念が提示された後、それを具体的に説明する文が続く流れを捉える。また、具体例の後にはそれをまとめる抽象的な結論が続く流れも要確認。
- 対比・逆説:but, on the other hand などの表現から、逆の意見や対比が示されていることを判断。
- 否定→肯定:否定的な内容の後に、それを打ち消す肯定的な内容が続く流れを捉える。
- 追加・列挙:first, next, also などの表現から、同じ種類の情報が追加されていることを判断。
- 疑問→答え:疑問文の後に、その答えとなる具体例が続く流れを捉える。
- 時の流れ:at first, later, finally などの表現から、時間的な流れを把握する。
- 内容の+-:段落・文章ごとに、+の内容か-の内容か把握する。逆説がないなら同内容。あれば切り替わる可能性大。
- 解法の習得:過去問を繰り返し解いてこの特殊な形式に慣れておくこと。
- 9つのポイントを意識する:論理的な繋がりを判断するための9つのポイントを意識して問題を解く。
また、解答方法にも注意が必要です。並び替えた順番の通りに答えたくなってしまいますが、解答は各アルファベット(選択肢)の次点にあるものを答える形なのでよく注意しておきましょう。些細なことかもしれませんが、本番はこういったことで足元をすくわれてしまいますよ。
大問2・大問3の傾向と対策
長文読解は、大問2が「ノンフィクション(特定の人物の人生、歴史、起源など)」、大問3が「評論」というように、異なるジャンルの文章が出題されます。
- 長文読解共通の解き方
- 設問先読み:まずは内容説明問題の設問文を先に読み、本文で探すべきキーワードを把握する。
- 読み進めながら解く:本文を読み進め、設問に対応する箇所に来たらその都度問題を解いていく。※内容説明問題は設問の順番通りで本文中に根拠が出てくる傾向が強いため、一つ一つ確実に解いていくのが効率的。
- 下線部の前後を精読:下線部の前後には、逆説、具体例、言い換えなど、解答の根拠となる重要な情報が隠されていることが多い。
では、この関西大学における英語長文共通の解き方を理解できたら、大問ごとの解説に進みましょう。
大問2 (長文読解:空所補充・内容説明)
大問2は、評論ではない物語的な文章が出題されるため、見慣れない文体に苦戦する受験生が多いです。空所補充の数も多いので、どの文章もたいていどこかの問題の解答根拠になってしまいます。つまり、各問題の中でもひときわ精読が肝になると言うことですよね。文意を正確に把握して文脈判断をおこなうことがとにかく重要です。
空所補充においては、5ミス程度なら許容ラインです。その代わり内容一致では満点を狙いましょう。
目標として、空所補充問題は15問中10問正解、内容一致問題は満点を、長文全体では約7割の得点を目指しましょう。
- 対策:
- 文脈判断:単語力だけでなく文章全体の流れを正確に捉える力が問われるため、空所の次の文までは必ず読み、前後の文意を把握する。
文脈判断に関しては、前後の文を精読する必要があるものの、評論文とは異なりマーカーに沿った論理展開が必ずしも行われている訳ではないことに注意しましょう。あくまで文意を把握することが重要です。
大問3 (長文読解:下線部・内容説明)
大問3は、哲学や社会問題など、さまざまなテーマの評論が出題されます。大問2よりも論理的な読解が求められますが、文章の構成が明確なため、比較的解きやすいと感じるかもしれません。そのため、大問3では長文全体で約8割の得点を目指してください。
- 対策:
- 論理的読解:筆者の主張や論理展開を追いながら読み進めることが重要。接続詞や指示語、具体例などに注意を払い、文章全体の骨格を理解する練習をすること。
基本的には大問2、3ともに、内容説明の設問文を先読みしてキーワード・言い換えに注意しながら解けば問題ありません。また、大問3に関しては特に、パラグラフ整序の対策でも出てきた9つのポイントも意識して論理展開を把握しましょう。評論文なので、下線部の前後に何か論理展開がなされていることが多いです。
時間配分
また、大問ごとの時間配分も入試問題を解く上で気になりますよね。90分の試験時間を3つの大問に対してどのように配分していくのかも重要な受験戦略の1つです。
各大問の時間配分は以下の通りです。
- 大問1:15分 (会話文:7分、パラグラフ整序:8分)
- 大問2:35分
- 大問3:35分
試験時間って90分じゃなかったけ…?
そうです。実はこれ、実際より5分短い試験時間を配分しています。
過去問を解く際は、試験時間からマイナス5分の時間で解きましょう。
本番の試験では当然、解答用紙にマークを塗ったり答えを書き写したりといった作業が挟まりますよね。また、いつも以上に慎重になってしまい、丁寧にマークしてみたり、なんだかはみ出た気がして塗り直したり…いつもの予定より少しずつ後ろにずれてしまう、なんてことがあるかもしれません。練習の際から90分で解こうとしてしまうと、本番で時間が足りなくなる可能性が高いです。
何の遅れもなくいつも通りのペースで解けたとしても、90分ぴったりで終わる人に回答を書き写す時間はなさそうですよね。余裕を持って、マイナス5分で解き終えることができるようになっておきましょう。
合格を掴むための最終戦略
関西大学の英語で合格点を取るためには、単に過去問を解くだけでなく、自分に合った戦略を立てることが不可欠です。
- 問題の解く順番:苦手な大問から解くのか、得意な大問から解くのか、自分なりの最適な順番を見つける。
- 時間配分:各大問にかける時間を事前に決め、本番で時間が足りなくなるのを防ぐ。
- 徹底した分析:過去問を解いたら失点原因を分析し、今後の学習に活かすことが最も重要。
合格への道は決して楽ではありませんが、残り数ヶ月の努力があなたの未来を大きく変えます。「間に合うかどうか」ではなく「間に合わせる」という強い意志を持って、最後まで諦めずに頑張ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。参考になれば幸いです。
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