共テ物理100点が教える物理の勉強法
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こんにちは! マナビズム姫路校です
今回は物理が大得意になる勉強法を
教えようと思います
運動方程式、運動量保存則、、?
公式はしっかり覚えているのに
点数が取れない、、
と嘆いているそこのあなたに質問です
運動量保存則は
どんな時に適用されますか?
外力と内力の違いはなに?
この質問は
定義をしっかり理解できているか
どうかを確かめるものです
物理の公式は定義を知らなければ
使える時がわからず
問題を解くことができません
この質問に答えられなかった方は
今回紹介する勉強法を試してみてください
物理の分野ごとの特徴
物理には「力学」「電磁気学」「熱力学」
「波動」「原子」があります
全部物理であることには違いないのですが
それぞれ特徴があります
・力学
力学は
他の4分野を理解するために重要で
入試でも確実に出題される
分野でもあります
特徴は
・運動方程式
・慣性の法則
・作用反作用
これらのたった3つの法則から
様々な公式を導きだし現象を表すので
初学者でも理解しやすい部分です
また現象のイメージがしやすく
取っつきやすいのも魅力です
・電磁気学
力学と同様に入試頻出の分野です
しかし力学とは違い
現象のイメージの難しさと
新たな定義が
たくさん出てくることも相まって
ここで躓く受験生が多発します
ただ理解することができれば
物理の世界が一気に広がるので
面白さは尽きません
・熱力学
経験則という
実験結果に基づく公式を武器に
現象を理解する分野です
この分野で登場する
気体分子運動論のマクロな世界と
ミクロな世界がつながる瞬間は
高校物理のハイライトとしても名高いです
・波動
波の美しさは
誰もが知っていると思います
そして波は
数多くの現象を生み出します
実は紙面に書かれた波の式も
数多くの公式を生み出すのです
波動分野を終えた学生は
波の式からも美しさを感じられるはずです
・原子
いわゆる現代物理学と呼ばれる分野です
物凄く小さな世界を理解するには
「この分野が必要不可欠」です
多くの物理学者が関わっており
彼らの試行錯誤が垣間見えた時には
アカデミックな世界がそう遠くないことを
気付かせてくれます
物理の勉強法
こんな経験ありませんか?
物理面白そうだなと思い
意気揚々と教科書を開いたはいいものの
勉強法がわからず
公式に赤線を引いたり
赤シートを使って懸命に暗記する
でも点数が伸びず物理が嫌いになる
そんな悩みを吹っ飛ばす
勉強法を紹介します
・公式の導出
物理の公式って導出できるものが
あるのを知っていますか?
しかも簡単に!
皆さん
お持ちの物理の教科書
または参考書に書いてある
導出方法の部分を読んでみてください
この時にところどころで
条件が追加されていませんか?
例えば
「この時、力Fが一定であるので」や
「この時、力F1、F2は
作用反作用の関係にあるので」
などです
これが僕の言う
公式の定義と呼ぶ部分です
つまり公式の導出をすると
公式も覚えられて
定義や条件も
自然と入ってくるのです
実際に公式の導出を
ノートに書き写すことから始めてください
必ず意味のあるものになると思います
・お絵描き演習
物理の演習は想像以上の価値があります
なぜなら
解いたことのある問題が
入試で出題されることが
他の科目に比べ非常に多いからです
そしてその演習が
もっとためになるものにするのが
「お絵描き演習」です
問題文に
「小球がh [m]に置かれている」
と書いてあれば
そのままの図をノートに描いて問題を解く
ということを
僕は「お絵描き演習」と呼んでいます。
これをすることにより
事象の把握がしやすくなります
言葉よりも
図のほうが何倍も理解しやすく覚えやすい
入試で類似問題に出会った時も
解いた時のことを思い出しやすいはずです
・物理のたしかめ算こと次元解析
「次元解析」SF感あふれるこの言葉
ですが実際に使われている言葉です
簡単にいえば左辺と右辺の単位は
必ず一致するという法則を使って
計算ミスがないかを確かめたり
答えを推測したりする方法のこと
を言います(実際、次元と単位は
異なるものですが確かめ算をする時
には些細な事なのでここでは話しません。)
例えば、
v=√(2gh)
( v[m/s], g[m/s^2], h[m] )
という計算結果になったとします
この時左辺の単位は[m/s]です
なので右辺も[m/s]になるはずです
では確かめてみましょう
2ghの単位は[m/s^2 ・ m]
なので[m^2/s^2]です
これに根号がついているので
√(2gh)の単位は[m/s]になります
これは左辺の単位と一致し
計算ミスをしていないことが確認できます
演習をした際にはこの方法を使って
計算ミスを格段に減らしてみてください
・微積を使って物理を理解
これは全員に勧めるものではなく
大学でも物理を学びたいと思っている人や
数学が得意で物理がいまいちという方
に勧めたい勉強法です
微積を使うと
今までの「微小時間」などの
物理特有の言葉が数学的に
表せるようになり理解が大幅に進みます
また導出できる公式が大幅に増えることで
覚えることが一気に減ります
まるで魔法ですが
使いこなすには相当な時間を
要するので安易に手を出すのは
得策とは言えません
最後に
物理を学ぶと
この世界を人類の力で読み取ってやろう
という気概がかんじられてきます
今回紹介した勉強法を
試してみてもらえれば
初めて物理に触れた時は
暗号だった公式たちが
頭の中で現象を創造し始め
物理の素晴らしさに
気が付けると思います!
ただもしかすると
難しい問題が出てきて
どのように解いていけばいいのか
わからなくなったり
そもそも勉強する習慣がなく
演習でどんな問題を
解いていくべきなのかわからない
ということがあるかもしれません
そんな時には
是非マナビズム姫路校にお越しください
理系の講師も多数所属していますし
質問はいつでも受け付けています
何がわかれば解ける問題なのか
わかるためには
どんな勉強をしていけばよいのか
物理に限らず
志望校に合格するために必要なことは
何なのかを一緒に考えましょう!