【高校3年生向け】急に成績が下がったときの原因と3つの対策
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高校3年生になって急に成績が下がった…そのような経験はありませんか?
「今まで頑張ってきたのに、なぜ?」「このままでは志望校に届かない…」
そのような思いが頭をよぎるかもしれません。
そこで本記事では、急に成績が下がったときの原因と3つの対策を詳しく解説します。なぜ成績が下がるのか、どうすれば立て直せるのか、一緒に探りましょう!
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。
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高2から高3になって偏差値が下がるのは『模試』の影響
高校2年生から3年生に進級すると、模試の成績や偏差値の低下に悩まされます。原因は、模試の出題範囲や難易度が変わるからです。
高2までの模試では、学習済みの範囲から主に出題されていましたが、高3になると未習の分野(数学III)も含まれます。結果、一時的に成績が下がってしまうわけです。
とはいえ、模試で出題される未習分野は、大学受験本番でも得点源となることが多いです。「成績低下」を単なる数字の変動として捉えるのではなく、学習の機会として捉えましょう!
模試以外で高3から急に成績が下がったときの原因6選
模試以外で高3から急に成績が下がったときに考えられる原因は、主に以下の6つです。
- 油断しているから
- 余暇時間が増えているから
- 現状維持に満足しているから
- 考えることを放棄しているから
- 苦手科目から逃げているから
- 生活リズムが乱れているから
油断しているから
高3になって急に成績が下がるもっとも一般的な原因の1つは、油断です。
- 部活動の引退後などで勉強時間が増えて一時的に成績も上がると見込んでいる
- 塾内テストで良い結果が出たことで勉強量を減らしてしまう
などのケースはよく見られます。この自己満足が、それまでの必死の努力を忘れさせ、勉強へのモチベーションを低下させてしまうのです。
余暇時間が増えているから
高3になると、部活動の引退やアルバイトの終了により、友達と遊びに行ったり、デートしたりと、今までなかった自由時間を楽しむことに夢中になってしまいます。
生活にメリハリがなくなり、だらだらと時間を過ごしてしまうケースも少なくありません。この余暇時間の増加は、直接的に勉強時間の減少につながります。
現状維持に満足しているから
高3のうちに一度でも良い成績が出ると、多くの高校生はそれ以上の向上を目指さなくなってしまうことも少なくありません。しかし、他の受験生が成長を続けているのに、自分は同じペースを保つだけでは、実質的には後退しているのと同じです。
考えることを放棄しているから
急に成績が下がる原因の1つには、「考えること」を放棄してしまうケースもあります。多くの高校生は、高3の初期では順調に進歩しますが、難しい壁にぶつかると、「できるようになるため」に考えることをやめてしまいやすいです。
産近甲龍や日東駒専レベルまでは順調に成績が伸びたものの、関関同立やMARCHレベルで停滞してしまうという状況はよく見られます。「なぜこの解き方になるのか」「他の解法はないか」といった、常に「考える」姿勢がなければ徐々に成績は落ちます。
苦手科目から逃げているから
高3になって困難に直面すると、その科目を避けて得意科目に逃げる姿もよく見かけます。また、問題を解きまくるだけで、なぜできないのか、どうすればできるようになるのかを深く考えないまま、表面的な勉強に終始してしまうことも同じです。
しかし、この「逃げの姿勢」で苦手科目の成績はますます下がります。特に難関私大を目指す場合、全科目でバランスの取れた高得点が求められるため、この影響は深刻です。
生活リズムが乱れているから
高3になると受験勉強のプレッシャーや不安から、多くの高校生が睡眠不足に陥りやすく、集中力や記憶力の低下につながります。
- 夜遅くまで勉強して朝寝坊する
- 昼夜逆転の生活になってしまう
- 部活動の引退後に運動不足となる
など、不規則な生活は、集中力を保てなくなる要因です。補うために睡眠時間を減らせば、短期的には勉強時間の確保につながるかもしれませんが、集中力の低下や体調不良を引き起こし、結果として成績の低下を招きます。
高3から急に成績が下がったときの対策3選
高3になって急に成績が下がってしまった状態で、諦めてしまっては元も子もありません。ここでは、高3から成績を上げるための具体的な3つの方法を紹介します。
100%理解するまで何度も解き直す
まず、なぜその解答になるのか、どのような思考プロセスを経て答えにたどり着くのか、100%理解するまで繰り返し取り組みましょう。特に間違えた問題は、その日のうちに解き直すことが重要です。
高3での目標は、問題の解き方を他人に説明できるレベルまで理解することです。このレベルに達すると応用問題にも対応できますし、復習を日々の習慣として定着させることで知識の定着率も向上します。
志望校に合わせた問題集を使う
高3になると、志望校に特化した学習がより重要になります。そのため、志望校のレベルや出題傾向に合わせた問題集を選び、計画的に取り組むことが効果的です。
例えば、難関大学を目指す場合、英語の学習には以下のような問題集がおすすめです。
- システム英単語
- 肘井学の「読解のための英文法が面白いほどわかる本 難関大編」
- 英文法ファイナル問題集 標準編
どの教科でも共通するポイントは、単に問題を解くだけでなく、解説をしっかり読み、理解を深めることです。志望校の傾向に沿った学習を続けることで、徐々に成績の向上が見られるはずです。
塾の自習室を活用して勉強時間を増やす
自宅での学習に集中できない場合、塾の自習室を活用するのも効果的な方法です。自習室は、勉強に集中しやすい環境が整っているため、効率的に学習時間を確保できます。
自習室を使うことの利点は、「勉強せざるを得ない環境」に身を置けることです。また、周りの高校生たちの真剣な姿勢に刺激を受けることで、モチベーションの維持にもつながります。
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高3から成績が下がったときに親からできるサポートは?
一方で、高3になって子供の成績が急に下がってしまった場合、親としてどのようなサポートができるのでしょうか。ここでは、親ができる具体的なサポート方法をいくつか紹介します。
学習環境を整える
高3で急に成績が下がった場合、まず取り組むべきは学習環境の整備です。
- 集中力を高める環境を作る
- 過度に干渉しない適度な距離感を保つ
- 子供の意思を尊重しつつ必要なサポートを行う
など、物理的な環境だけでなく、精神的にも安定した状態で学習に臨めるように支えてください。
焦らずに見守る
高3で急に成績が下がった場合、親としては焦りを感じるかもしれませんが、成績は一朝一夕で上がりません。「なぜ成績が上がらないの?」「もっと勉強しなさい」といった言葉は、逆効果です。
焦らず、温かく、そして継続的に見守ることが、お子さんの成績向上につながる重要なポイントです。
子どもの話をよく聞く
高3で成績が下がった際、親としてもっとも大切なのは、子供の話に耳を傾けることです。成績低下の背景には、さまざまな悩みや不安が潜んでいます。
- 勉強方法に迷いが生じている
- 志望校への不安が高まっている
- 友人関係のストレスがある
などのこうした悩みは、経験した親だからこそ理解できる点もあるはずです。一方的に叱責するのではなく、対話を通じて解決策を一緒に考えてみましょう。
塾通いを親から提案する
高3で急に成績が下がった場合、塾通いを提案するのも1つの選択肢です。ただし、あくまでも「提案」であり、無理強いはしないことです。
無理強いされた塾では、『嫌な気持ちのまま学ぶことになる』ことが多く、モチベーションも高まりません。個別指導か集団授業か、通塾頻度はどうするかなど、お子さんと相談しながら決めていくことが重要です。
高3から急に成績が下がったとしても成績は他人と比べない
大切なのは、自分の成績を他人と比較しないことです。なぜなら、真の勝負は自分自身との戦いだからです。
他の人の成績や進捗状況に一喜一憂するのではなく、自分の成長に焦点を当ててください。未来の自分から見て、今の時期にこれだけの時間と質で勉強できていることが良いと感じられるなら、継続することがもっとも重要です。
また、個々人で得意不得意や学習スピードが異なるため、他人との比較は意味がありません。昨日の自分より今日の自分が少しでも成長していれば、大きな進歩です。
マナビズムでは、こうした悩みを抱えた受験生のキミや親御さんからの相談を無料で受け付けています!ぜひ、気になることはお気軽にお聞きください!
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上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。
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よくある質問(FAQ)
高校3年生の平均勉強時間は?
高校3年生の平均勉強時間は、難関私大を目指す場合、偏差値60以上の高校生でも1日10時間以上の勉強が必要です。一方、偏差値60未満の高校生は、1日12〜16時間を目指してください。
大学受験で勉強してるのに成績が下がる理由は?
大学受験で懸命に勉強しているにもかかわらず成績が下がる理由には、主に5つの要因が考えられます。
- 基礎力がついていない
- インプットを重視しすぎている
- 勉強したことを十分に理解していない
- 復習しない
- 参考書選びが間違っている
大切なのは、自分の学習スタイルを見直し、バランスの取れた効果的な勉強法を確立することです。対策については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:勉強してるのに成績・学力が上がらない理由と解決策|下がる前から対策しよう | 難関私大専門塾マナビズム
成績が下がってしまう原因は何ですか?
成績が下がってしまう原因は多岐にわたりますが、主に6つの要因が挙げられます。
- 油断しているから
- 余暇時間が増えているから
- 現状維持に満足しているから
- 考えることを放棄しているから
- 苦手科目から逃げているから
- 生活リズムが乱れているから
この原因を自覚し、現状を客観的に見直すことが大切です。