高校の勉強についていけない原因は?授業が理解できない場合に実施すべき対策

更新日: (公開日: COLUMN

  • 授業の内容が全然わからない
  • テストの点数が取れなくて焦る
  • このままで大丈夫なのか不安…

高校生活を送る中で、このような悩みを抱えている人は少なくありません。中学校までとは違い、高校では授業の進度が速くなり、扱う内容も難しくなります。特に1年生の前期は、新しい環境への適応と勉強の両立に苦しむ人が多いです。

そこで本記事では、高校の勉強についていけない原因を探り、具体的な改善方法を詳しく解説します。「今の成績を何とかしたい」「勉強法を身につけたい」という方は、ぜひ最後までご一読ください。

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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない

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高校の勉強についていけない7つの原因

高校の勉強についていけない7つの原因

高校生活で勉強についていけなくなる主な原因は以下の7つです。

  1. 授業の進度が速い
  2. 科目数が増える
  3. 勉強法がわかっていない
  4. わからないまま放置している
  5. 目的・目標がない
  6. 復習・予習が不足している
  7. 部活・バイトとの両立ができない

授業の進度が速い

高校の授業は、中学校と比べて格段に進度が速くなります。1時間の授業で扱う内容が多く、教科書の進み方も速いため、一度理解が追いつかなくなると、その後の内容も理解できなくなってしまいます

数学や英語では、前回の内容を理解していることが前提となって新しい単元に入り、途中でつまずくと致命的です。また、授業中に理解できなかった部分を補う時間的余裕も少なく、次々と新しい内容が追加されていくことから、徐々に理解度の差が開いていってしまいます。

科目数が増える

高校では、中学校と比べて科目数も増加します。例えば、理科や社会が代表例です。

【理科】

  • 物理
  • 化学
  • 生物
  • 地学

【社会】

  • 世界史
  • 日本史
  • 地理
  • 政治経済

それぞれの科目で独自の考え方や暗記すべき内容があり、学習量は中学校の3倍以上になると言われています。急激な学習量の増加に対応できず、特定の科目だけでなく、全体的な成績が下がってしまう生徒は少なくありません。

勉強法がわかっていない

高校では学習内容が抽象的になり、中学校までの「教科書を読んで暗記する」という方法だけでは対応できなくなります。

例えば、数学では公式の暗記だけでなく、その原理を理解して応用問題に対応する力が必要です。また、英語も単語や文法の暗記だけでなく、長文読解や作文など総合的な力が求められます。

しかし、多くの生徒は学習方法を知らないまま、やみくもに勉強時間を増やしたり、逆に勉強を諦めてしまったりしています。

わからないまま放置している

授業中に理解できなかった部分をそのまま放置してしまうことは、高校の勉強についていけなくなるもっとも深刻な原因の1つです。特に数学や理科などの積み上げ型の科目では、基礎的な部分の理解が不十分なまま次の単元に進むと、さらに理解が困難になります。

また、一度理解できなかった内容を後から学び直すには多大な時間と労力が必要となり、その間にも新しい内容が追加されていくため、さらに遅れが広がっていってしまいます。

目的・目標がない

明確な目的や目標がないまま勉強を続けることは、やる気の低下を招きます。

  • なぜ勉強しなければならないのか
  • この科目を学ぶ意味は何か

という根本的な疑問に答えられないまま、ただ漠然と授業を受けている状態では、集中力も続きません。特に高校受験を終えた直後は、次の目標が定まっていない生徒も多く、学習意欲が低下しやすいです。

復習・予習が不足している

エビングハウスの忘却曲線

※データを参考に弊社で作成

心理学者のエビングハウスによると、人は学習した内容の約70〜80%を24時間以内に忘れてしまうと言われています。高校の授業は内容が複雑で量も多いため、授業だけでは十分な理解と定着は望めません。

予習で次の授業の概要を把握し、復習で理解を深めるという学習サイクルが確立できていないと、授業の理解度は低下の一途をたどります。

論文:Ebbinghaus, H. 1885 Ueber das Gedaechtnis: Untersuchengen zur experimentellen Psychologie [On memory: Investigations in experimental psycholog y]. Leipzig, Germany: Duncker & Humbolt.

部活・バイトとの両立ができない

高校生活では部活動やアルバイトなど、学業以外の活動も増えてきます。特に運動部に所属している生徒は、平日の放課後はほとんど練習に費やされ、帰宅も遅くなりやすいです。

また、アルバイトを始める生徒も多く、この活動と学業の両立が困難になってしまいます。疲労や睡眠不足により授業中の集中力が低下したり、家庭学習の時間が確保できなかったりし、徐々に授業についていけなくなってしまう状況に陥ります。

高校の授業が理解できない場合の対策7選

高校の授業が理解できない場合の対策7選

高校の授業についていけない場合、以下の7つの対策が効果的です。

  1. 集中力を保つ
  2. 基礎を完璧にする
  3. 効果的な復習・予習をする
  4. 勉強時間を短くても確保する
  5. 講師に遠慮なく質問する
  6. 友人と一緒に本気で勉強する
  7. 隙間時間を作って活用する

集中力を保つ

高校では授業の進度が速いこと、そして科目数も増えて勉強法が分からない状況では、まず授業中の集中力を高めなければなりません。

第一歩として、授業中は必ずノートを取る習慣をつけましょう。板書を写すだけでなく、講師の説明で重要だと感じた点を余白にメモするようにします。

また、眠気を感じたら水を飲む、姿勢を正すなど、自分なりの覚醒方法を見つけることも大切です。集中力を保つことで授業内容をその場で理解できる割合が上がるため、後からの復習負担も軽減できます。

基礎を完璧にする

授業についていけない原因の1つが、基礎的な部分の理解不足です。特に数学や英語といった積み上げ型の教科では、中学校までの基礎が完璧でないと、新しい内容の理解が困難になります。

まず、中学校の教科書や参考書を用意し、各単元の基本問題を解き直すところからはじめましょう。

基礎を固めることで、新しい内容への理解度は想像以上に上がります。分からない部分があれば、明確にして講師に質問できる材料にもなります。

効果的な復習・予習をする

復習・予習が不足していると、授業の理解度が低下し、さらに分からないことが積み重なっていきます。復習・予習を行うことで、この悪循環を断ち切ってください。

今日からキミは、授業の前後5分を確保しましょう

予習では教科書に目を通し、キーワードをチェックするだけでもOKです。復習では、その日の授業内容を簡単にまとめ、分からなかった点をマークします。

特に大切なのは、予習・復習のハードルを下げることです。「完璧に理解しなければ」という思い込みを捨て、まずは教科書を開いて目を通すことからはじめましょう。これだけでも、授業への理解度は確実に上がっていきます。

勉強時間を短くても確保する

部活動やアルバイトとの両立が難しい場合でも、短時間でも毎日の勉強時間を確保してください。スマホを見ている時間、テレビを見ている時間、空き時間の無駄を勉強へ置き換えるだけで思った以上に勉強に充てられるタイミングがあるはずです。

1日10分からでも、時間の確保をはじめましょう。家に帰ってから10分だけ、勉強のみに集中できる時間を作り、その日の授業の予習、または前日の復習を行います。

短時間でも毎日続けることで、学習習慣が身につき、徐々に勉強時間を増やしていけます。「やらないよりマシ」という考えで、できる範囲からはじめることが大切です。完璧を求めすぎず、継続を最優先にしてください。

講師に遠慮なく質問する

高校では、分からないことをそのまま放置してしまうと、後々の理解がますます困難になります。特に数学や理科など、積み上げ型の教科では、早めに解決しなければなりません。

最初の一歩として、授業中に分からなかったことをノートに「?」マークで記す記録からはじめましょう。これをもとに、放課後や休み時間に質問する習慣をつけていきます。

質問をするときは、「どこが分からないのか」を明確にして聞いてください。講師も的確なアドバイスがしやすくなります。

友人と一緒に本気で勉強する

勉強法が分からない、目的・目標がないという悩みに対して、友人との勉強も解決策となります。お互いに教え合うことで、理解が深まり、やる気も維持しやすいです。

同じ科目で悩んでいる友人と放課後に30分程度、一緒に勉強する時間を作ってみることからスタートしましょう。お互いの得意分野をいかして教え合うことで、新しい視点や理解方法を得られます。

ただし、無駄話に時間を使わないよう、「今日はこの範囲をやる」という具体的な目標を決めて取り組むことは忘れないでください。

隙間時間を作って活用する

部活動やアルバイトで忙しい場合は、通学時間や休み時間といった隙間時間の活用が基本です。

具体的には、電車やバスでの移動時間を使って単語の暗記や問題集を解く、昼休みの10分で前回の授業内容を見直すなどです。スマホの学習アプリを活用するのも一案です。

まずは通学時間に英単語帳を1ページ読むなど、小さな目標からはじめましょう。継続できれば、貴重な学習時間として定着するほか、学力も少しずつ上がっていきます。

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【教科別】勉強についていけないときの勉強法

【教科別】勉強についていけないときの勉強法

高校の勉強についていけない原因は教科によって異なるため、対策も変えていく必要があります。

ここでは、各教科の特徴を踏まえた具体的な勉強法を紹介します。自らの苦手な教科の対策を重点的にチェックして、実践してみましょう。

国語の勉強法

国語の成績が伸び悩む原因は、語彙力の不足と読解力の欠如です。

まずは語彙力を増やすために、現代文単語帳などで基本的な言葉の意味をしっかり覚えましょう。その上で、文章の論理展開を意識した読解練習を重ねていきます。

特に評論文では、「客観的思考力」「論理的思考力」「構造的思考力」の3つが大切です。

この力を養うには、文章のキーワードや接続詞に注目しながら読む習慣をつけてください。また、小説では情景描写や心情表現にも気を配りましょう。

関連記事:【大学受験】入試国語の勉強法解説|読解力から得点力、自学の進め方まで

数学の勉強法

数学で成績が伸びない原因の多くは、基礎的な計算力や公式の理解不足にあります。

まずは教科書レベルの基本問題を確実に解けるようになることが重要です。特に、公式は単純な暗記ではなく、「なぜそうなるのか」という原理まで理解しましょう。

基礎が固まったら、例題を繰り返し解いて解法パターンを身につけます。

問題を解くときは、条件を数式に置き換える練習を重ねることで、応用問題にも対応できる力が身につきます。また、ケアレスミスを防ぐために、計算過程はしっかり書き出す習慣をつけましょう。

関連記事:【大学受験】数学の勉強法は?効率的な方法・おすすめ参考書

理科の勉強法

理科が苦手な生徒の多くは、暗記に頼りすぎている傾向があります。確かに用語や化学式の暗記は必要ですが、それだけでは不十分です。大切なのは、現象の「なぜ?」を理解してください。

例えば化学反応では、単に反応式を覚えるのではなく、電子の動き、分子の変化の理解が大切です。物理では公式の意味を理解し、生物では生命現象のメカニズムを把握します。

教科書の図や実験の結果を丁寧に見直し、現象の本質を理解する姿勢を持ちましょう。

関連記事:【大学受験】理科が苦手になる理由は?科目別の対策や勉強方法を紹介

社会の勉強法

社会の成績が伸びない原因は、ただ漸然と暗記を続けていることにあります。点数を上げるには、過去問を分析して自らの弱点となっている範囲の特定からはじめましょう。

その範囲を徹底的に学習し、「これで完璧だ」と思えるまで繰り返し取り組みます。

また、参考書に載っていない問題は、解説を自らのノートにまとめて知識の集約を行ってください。この方法を弱点範囲ごとに繰り返すことで、着実に得点力が向上します。

関連記事:【大学受験】社会苦手から逆転できる勉強法

英語の勉強法

英語の成績向上には、4つのステージを意識した学習が基本です。

まず、1文1文を正確に訳せるようになるための基礎力を養います。次に、段落ごとの意味を理解し、筆者の主張を読み取る力を身につけます。

その上で、実際の問題を解く練習を重ね、最後に学んだ知識を定着させるための演習を行ってください。

特に大切なのは、単語や熟語の基礎力です。毎日の学習時間の一部を必ず語彙力アップにあてることで、読解力も着実に向上します。

関連記事:【最新版】英語の参考書ルートまとめてみた!

勉強についていけない時点から塾がおすすめ

勉強についていけない時点から塾がおすすめ

高校の勉強についていけない状況を改善するもっとも確実な方法は、早い段階で塾に通うことです。なぜなら、独学では自らの弱点の正確な把握が極めて困難だからです。

多くの生徒は「一生懸命勉強しているのに成績が上がらない」という状況に悩まされます。数学の問題集を何周も解いているのに点数が伸びない、という経験をした人も多いでしょう。

自分では気づかない学習の抜け穴や、間違った解法の定着は高校での勉強についていけない原因となっていることがほとんどです。

塾のメリットは、経験豊富な講師が学習状況を客観的に分析できることです

  • この単元が理解できていないから次の応用問題で躓いている
  • この公式の使い方を間違って覚えている

といった具体的な問題点を特定し、志望校に合わせて的確な解決方法を提示してくれるのは塾の強みです。

勉強についていけない状況は、放置すればするほど深刻化します。そのため、問題を感じた時点で塾に通いはじめることを強くおすすめします。

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まとめ

高校の勉強についていけない状況は、適切な対策を講じることで必ず改善できます。

まず、授業中の集中力を高め、その日のうちに復習する習慣をつけましょう。たとえ15分でも、毎日の学習時間を確保してください。

また、基礎的な部分の理解が不十分な場合は、中学校の内容に立ち返って学び直すことも大切です。

もっとも大切なのは、「今の状況は必ず改善できる」という前向きな姿勢を持ち続けることです。一度につきすべての改善を目指すのではなく、できることから少しずつはじめていけば、必ず成績向上への道は開けます。

今日から、自分に合った学習方法を1つずつ実践していきましょう。

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