一浪後の大学受験を諦めて専門学校へ:なぜその選択をしたのか?
更新日: (公開日: ) COLUMN
- 一浪後の進路に悩んでいる
- 大学受験に疲れている
- 早く就職したい
一浪後に大学受験を諦めて専門学校に行く理由は人それぞれですが、勉強に疲れてしまったり、早く就職したいと考えたりするなどが挙げられます。
この記事では、一浪後に大学受験を諦めて専門学校に進学する理由から、メリットやデメリットについて解説します。一自分にあった進路選択をする参考にしてください。
一浪後に大学受験を諦めて専門学校に行く理由
一浪後に大学受験を諦めて専門学校に行く理由は人それぞれですが、ここではよくある3つの理由を紹介します。
- 勉強につかれた
- クラブやサークル活動が苦手
- 早く就職したい
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
勉強につかれた
一浪後に大学受験を諦める理由のひとつに、勉強につかれたというものがあります。一浪するということは、高校卒業後も一年間、受験勉強を続けるということです。その間に、友人や同級生は進学や就職をしますが、自分はまだ目標にたどり着けません。
そのため、孤独感や焦り、不安などが募ります。また、一浪したからといって、必ずしも志望校に合格できるとは限りません。そのため、受験勉強はストレスのかかるものになります。
このような状況で、さらにもう一年間、受験勉強を続けることに耐えられないと感じる人も少なくありません。このように感じる人は、専門学校に行くことで、勉強の負担を減らし、自分の興味や適性にあった分野を学べます。
クラブやサークル活動が苦手
一浪後に大学受験を諦める理由のひとつに、クラブやサークル活動が苦手というものがあります。大学では勉強だけでなく、クラブやサークル活動も重要な要素です
しかし、クラブやサークル活動に参加することは、必ずしも楽しいことばかりではありません。人間関係のトラブルや時間の管理などの問題も起こります。また、クラブやサークル活動に興味がない人もいます。
早く就職したい
一浪後に大学受験を諦める理由のひとつに、早く就職したいというものがあります。大学卒業までには最低でも4年間かかりますが、専門学校卒業までには2年間程度で済みます。そのため、専門学校に行くことで、早く社会人になれます。
また、専門学校では実践的なスキルや資格を身につけられます。選択肢も広がるため、就職活動にも有利になるでしょう。このように、早く就職したいという人は、専門学校に行くことで、自分の目標に近づけます。
一浪後に専門学校に進学するメリット
一浪後に専門学校に進学するそれぞれのメリットを詳しく説明します。
- 就職に向けた専門性を得られる
- 大学に編入もできる
- 費用や時間の節約ができる
- 自分の興味や適性を見つけやすい
就職に向けた専門性を得られる
専門学校では、就職に直結するようなカリキュラムや資格取得のサポートが充実しています。専門学校は企業との連携が強く、業界のニーズに応える人材を育成することを目的としているからです。
たとえば、IT系の専門学校では、プログラミングやネットワークの基礎から応用までを学び、実践的なスキルを身につけられます。また、国家資格や業界資格の取得にも積極的に取り組め、就職活動に有利になります。
大学に編入もできる
専門学校は、大学と同じ単位制度を採用している場合が多く、卒業後に大学に編入することも可能です。一部の専門学校では、一般教養科目や基礎科目も履修できることがあります。
たとえば、公務員系の専門学校では、就職試験で幅広く出題される科目を網羅的に学習します。このような科目は、大学の理系や医療系の学部に編入する際に必要な単位として認められることがあります。
費用や時間の節約ができる
専門学校は、大学よりも授業料や生活費が安く済む場合があります。専門学校は2年制や3年制が主流であり、4年間通う大学よりも卒業までの期間が短いからです。
また、専門学校は地方にも多く存在し、自宅から通える場合もあります。一浪したことで時間やお金の面で不安を感じている人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
自分の興味や適性を見つけやすい
専門学校は、自分の好きな分野や職業に特化した教育を受けられます。専門学校では多様なコースやコンテンツが用意されており、自分の興味や目標に合わせて選択できるからです。
たとえば、音楽系の専門学校では、作曲や演奏だけでなく、音響やマネジメントなどの幅広い分野を学べます。また、専門家や現役のプロから直接指導を受けることもでき、自分の才能や可能性の発見もできます。
一浪後に専門学校に進学するデメリット
専門学校に進学することは、自分の興味や目標に合わせて学べるメリットがありますが、一浪後に専門学校に進学する場合は、デメリットも考える必要があります。
ここからは、一浪後に専門学校に進学するデメリットについて、以下の3つの内容で説明します。
- 学習スケジュールはきつくなる
- 年数によって最終学歴が異なる
- 大学でしか学べない分野がある
学習スケジュールはきつくなる
専門学校に進学する場合、短期間で専門的な知識や技能を身につける必要があります。そのため、授業や実習の時間は多くなり、自由な時間は少なくなります。
また、卒業後の就職活動も早めに始める必要があるため、3年制の大学と比べると、就職準備の期間も短くなります。一浪後に専門学校に進学する場合は、学習スケジュールがきつくなるというデメリットがあることを覚えておきましょう。
年数によって最終学歴が異なる
専門学校は、2年制や3年制など、入学するコースによって修了年数が異なります。修了年数によっては、最終学歴として認められる称号も異なります。
たとえば、2年制の専門学校を修了した場合は、「高等専門士」の称号を持つことができますが、3年制の専門学校を修了した場合は、「専門士」の称号を持つことができます。この「専門士」の称号は、大学等で得られる学位に相当するものではありません。
しかし、「専門士」の称号を持つ者は、就職や雇用の際に「短期大学士」と同等とみなされることがあります。このように、一浪後に専門学校に進学する場合は、年数によって最終学歴が異なるというデメリットがあります。
大学でしか学べない分野がある
専門学校は、自分の目指す職業や分野に特化したカリキュラムを提供しています。そのため、卒業後は即戦力として働けます。しかし、その反面、一般的な教養や広い視野を身につける機会は少なくなります。
たとえば、文系や理系の区別があまりない大学では、自分の専攻以外の分野も幅広く勉強できますが、専門性の高い専門学校では、自分の関心や関係のない分野は学ばないことが多いです。
一浪後に専門学校に進学する場合は、大学でしか学べない分野があるというデメリットがあります。
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一浪後の専門学校進学を金額面から考え直す
一浪後の専門学校進学を金額面から考え直すと、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。ここからは、専門学校に通う学費と浪人する学費を比較し、大学を諦めない方向で考える方法を紹介します。
- 専門学校に通う学費:約120万
- 浪人する学費:約150万
専門学校に通う学費:約120万
専門学校に通う場合、授業料や教材費などの必要経費がかかります。一般的な専門学校の場合、2年間で120万円ほどです。ただし、専門学校によっては奨学金や就職支援などの特典があります。
- 奨学金:成績や家庭の経済状況に応じて、授業料の一部や全額が免除される場合があります。
- 就職支援:専門分野に関連する企業や団体とのネットワークが豊富で、就職活動のサポートを受けられる場合があります。
これらの特典を利用すれば、専門学校に通うコストを抑えられます。また、専門学校では実践的なスキルや資格を身につけられます。これらは就職やキャリアアップに役立つと考えられます。
浪人する学費:約150万
浪人する場合、学費は約150万円となります。予備校や塾などの受験指導料や教材費、交通費などをすべて含んだ金額です。
浪人することで、大学受験に再挑戦するチャンスが得られますが、その分、時間や労力もかかります。また、浪人することで、同級生との年齢差やコミュニケーションのギャップなどの問題も発生する可能性があります。
大学を諦めない方向で考える
一浪後の専門学校進学を金額面から考え直すと、専門学校に通う方が浪人するよりもお得であることがわかります。しかし、それでも大学に行きたいという気持ちは変わらないかもしれません。そのような場合は、大学を諦めない方向で考えることが大切です。
- 専門学校卒業後に編入試験や社会人入試を受ける
- 専門学校卒業後に大学院に進む
- 専門学校卒業後に通信制大学に入る
などの方法があります。このような方法では、専門学校で得た知識や技術を活かしながら、大学でさらに高度な教育を受けられます。また、専門学校と大学の両方のメリットを享受できます。
一浪後の専門学校進学に関するQ&A
専門学校に進学することを考えている一浪生の方へ、よくある質問と回答をまとめました以下の内容を参考にして、自分にあった専門学校を探してみましょう。
- 専門学校の願書提出はいつまで?
- 専門学校の浪人生の割合は?
- 浪人生なぜ減った?
専門学校の願書提出はいつまで?
専門学校の願書提出期間は、原則的に10月1日から始まり、3月31日までです。ただし、人気の高い専門学校やコースでは、「定員になり次第締め切り」という制度があります。
定員に達すると募集を終了するため、早めに願書を提出することが重要です。
専門学校の浪人生の割合は?
専門学校に進学する浪人生の割合は、全体の約10%と言われています。これは、大学や短大に進学する浪人生の割合(約20%)よりも低いです。その理由は、専門学校は大学や短大よりも入試が簡単であることが挙げられます。専門学校の入試では、一般的には筆記試験や面接が行われますが、高校の成績や推薦書があれば免除される場合もあります。また、専門分野に関する知識や技能があれば加点される場合もあります。そのため、高校卒業後すぐに専門学校に進学する人が多いです。
浪人生はなぜ減った?
近年、浪人生の数は減少傾向にあります。これは、大学や短大の入試制度が多様化したことが一因です。かつては、大学や短大に入るためにはセンター試験や二次試験を受ける必要がありましたが、現在では推薦入試やAO入試などさまざまな入試方法があります。
これらの入試方法では、高校時代の活動や志望理由などが重視されます。そのため、高校卒業後に一年間勉強してもあまり意味がないと感じる人が増えたものです。また、浪人生の数が減ったことには、社会情勢や経済状況の変化も関係しています。コロナ禍や少子化などの影響で、大学や短大の入学者数が減少し、入りやすくなったという側面もあります。さらに、浪人生活にかかる費用や時間を考えると、早く就職したり、専門学校に進学したりする方が合理的だと判断する人も多いです。
まとめ
この記事では、一浪後に専門学校に進学するメリットやデメリットについて紹介しました。専門学校には、自分の目指す職業や分野に特化したカリキュラムや即戦力として働けることなどのメリットがあります。
しかし、大学でしか学べない分野があることや、最終学歴が異なることなどのデメリットもあります。
大学進学を諦めたくない人は、マナビズムに是非ご相談ください。浪人生向けのコースもあるため、自分にあった選択肢を見つけて、最善の道を歩みましょう。