無駄?赤点をギリギリ回避する方法はある?大学受験を見据えた勉強のススメ
更新日: (公開日: ) COLUMN
- このままじゃ赤点確定…
- テスト前なのに全然勉強が手につかない…
- どこから手をつければいいかわからない…
このような不安を抱えている高校生は多いはずです。赤点ギリギリの状況から抜け出すためのポイントは意外とシンプルで、テスト直前でも実践できる効率的な学習方法さえ覚えれば乗り越えられます。
ただし、大学受験を目指す場合、赤点ギリギリの生活は高1であっても改善しておきたいところ。特に推薦入試や奨学金の機会を失うリスクは、将来の選択肢を狭めることにもなりかねません。
本記事では、赤点ギリギリの状況から抜け出すためにすぐできる対策、そして志望校合格に向けた本質的な学習方法まで解説します。「今すぐ赤点を回避したい」「将来の夢のために成績を上げたい」という方は、ぜひ最後までご一読ください。
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赤点ギリギリを回避する3つの方法
まず、目の前にある赤点のリスクを回避するためにできることから知っておきましょう。時間がない中でも、以下の3つの方法で、最低限の得点確保を目指せます。
- 重要な部分だけを覚える
- 基礎的な参考書を活用する
- 問題の傾向にあわせた勉強法を探す
重要な部分だけを覚える
赤点ギリギリを狙うのであれば、すべてを完璧に理解する時間はありません。まず、教科書やワークに書かれている【重要】マークや★印のついた問題を確認しましょう。
また、授業中に講師が「ここは大事」と強調した部分は、必ずテストに出題されることが多いです。重要ポイントを10個程度の小さな単位にわけて、7〜8割程度覚えられるまで繰り返し学習します。
完璧を目指さず、とにかく重要な部分から優先的に覚えていくことで、限られた時間で効率的に得点できる状態を作ってください。
基礎的な参考書を活用する
授業を聞いていなかったり、内容がさっぱり分からない場合は、大学受験用の基礎的な参考書を活用しましょう。定期テストの範囲に該当する部分だけでも、基本的な解説を読んで理解できれば、問題を解くための最低限の知識を得られます。
特に数学や理科の計算問題では、公式の意味や導き方にこだわりすぎず、まずは使い方のパターンを覚えることを優先します。基礎的な参考書は、要点がコンパクトにまとめられており、短時間での学習に便利です。
問題の傾向にあわせた勉強法を探す
赤点回避の成否は、科目ごとの特性を理解し、適切な対策を立てられるかにもかかっています。
例えば、英単語や古文単語などの暗記系は小分けにして覚えるのが効果的ですし、長文読解なら日本語訳を確認してから原文に取り組むことで内容の理解が格段に早くなります。
数学や物理などの計算系は、細かい証明や理論よりも、解法のパターンを覚えることを優先しましょう。このように、科目特性に合わせた勉強法を選ぶことで、限られた時間で最大限の効果を得られます。
それでも赤点を取ってしまったら
赤点を取ってしまっても、すぐに諦める必要はありません。
テストで解けなかった問題を丁寧に見直し、どの分野が特に苦手なのかを把握しましょう。例えば、数学で赤点を取った場合に「二次関数の計算」や「三角比の応用問題」など、つまずいているポイントを明確にするといった具合です。
また、学校が用意している補習や追試は、単位を取得するための大切な機会です。特に担任の講師や教科担当の講師には積極的に相談をおすすめします。「どの部分から見直せば良いか」「効果的な勉強法」など、具体的なアドバイスをもらえます。
しかし、ここで考えなければいけないのは、赤点を回避するだけでは不十分だということです。本当に目指したい志望校があるなら、今がその対策を始めるチャンスです。
マナビズムでは、赤点ギリギリの状態からでも志望校合格を実現できる独自のカリキュラムを用意しています。専属の自習コンサルタントが1人ひとりに合わせた学習計画を立て、大学別の対策講座で効率的な学習をサポート。浪人生の方も多数受け入れています。
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そもそも赤点(欠点)とは
定期テストの赤点とは、進級の基準に満たない点数という意味で、「落第点や欠点」とも呼ばれます。つまり、一般的な高校生が取るであろう点数よりもかなり悪い点数だということです。
高校生活では避けたい赤点ですが、評定の参考にされる定期テストのみにある制度です。実力テストや大手予備校が行う模擬試験、また義務教育である中学校にもありません。
赤点に当てはまる基準
赤点の基準は各学校によって異なりますが、主に2つのパターンがあります。
1つ目は「平均点の半分以下」を赤点とするパターンです。例えば平均点が60点だった場合、30点以下が赤点となるといった具合に、相対的な基準を設けているケースとなります。
2つ目は「固定の点数以下」を赤点とするパターンです。多くの場合、30点以下や40点以下といった具体的な点数、または「平均点の○割」のような形式で決められています。
通っている高校がどちらの基準を採用しているのか、事前に確認しておくことをおすすめします。基準を知っておくことで、テスト対策の目標設定がしやすくなるでしょう。
1回取るだけでは留年にならない
赤点は進級に満たない点数ですが、1回の赤点だけで即座に留年になるのはごく稀です。なぜなら、留年は定期テストの点数だけでなく、出席日数や普段の授業態度など、総合的に判断されるからです。
出席日数に問題がなければ、多くの場合は補習授業や追試を受けることで留年を回避できます。また、学校側も生徒の進級・進学を望んでいることから、さまざまな救済措置を用意しています。
ただし、赤点を繰り返し取ってしまうと評定が下がり、推薦入試や奨学金など将来的な選択肢が狭まってしまいます。そこで次は、赤点が高校生活や大学受験に与える具体的な影響について見ていきましょう。
赤点が高校生活・大学受験に与える5つの影響
赤点を取ることは、単に1回のテストの失敗で済む問題ではありません。最終的に高校生活全体、さらには大学受験にまでおよび、具体的には以下の5つの影響が考えられます。
- 成績が落ちる
- 追試・補修の対象となる
- 留年の懸念がある
- 推薦を受けられなくなる
- 奨学金の対象外になる
成績が落ちる
赤点を取ると評定に影響が出る可能性はかなり高くなります。高校の成績は5段階もしくは10段階の評定で表されますが、定期テストの結果は評定の判断材料となるからです。
赤点はすぐに評定に反映されるわけではなく、普段の授業態度や提出物、小テストの点数なども含めて総合的に判断されます。また、赤点を取った後の補修や追試の結果も考慮される場合があります。
とはいえ、赤点を取ることで評定が下がるリスクは確実に高まります。1教科の評定が下がると、全体の評定平均にも影響をおよぼすことから、その影響は無視できません。
追試・補修の対象となる
赤点を取るという状態はかなり理解度が低いということ。学校側としても理解度を少しでも上げ、進級に値するレベルまで持っていくために追試験や補習を課します。
主に、放課後や長期休暇中に実施されることが一般的です。追試でも基準点に達しない場合は、さらなる追試(追追試)が設けられることもあります。
学年末に赤点を取った場合は、春休み中の補習や課題提出を求められることも。このように、赤点を取ることで貴重な休み時間や長期休暇を失うことになってしまうのです。
留年の懸念がある
赤点は進級に満たない点数であるとして、留年になる可能性もあります。ただし、1回の赤点ですぐに留年となるのはごく稀で、何度も取ってしまった場合がほとんどです。
- 同じ教科で複数回赤点を取る
- 複数の教科で赤点を取る
- 補修や追試に真摯に取り組まない
などは、一般的に留年の基準として取り入れられている例です。留年を避けるためには、1回の赤点であっても真剣に受け止め、補習や追試で挽回しなくてはなりません。
推薦を受けられなくなる
学校推薦型選抜は高校3年生の2学期あたりで実施され、高校1年生と2年生の成績が評定平均を左右します。すべての科目の評定を平均する仕組みであることから、もし赤点を取ってしまった科目があると、おのずと評定平均も下がってしまいます。
多くの大学では、推薦入試の出願資格として「評定平均値○.○以上」という条件を設けています。この基準を下回ると、たとえ部活動で優秀な成績を収めていても、推薦入試の受験はできなくなってしまうわけですね。
1・2年生での赤点が、思わぬところで受験の選択肢を狭めてしまわないためにも、日ごろから赤点を取らないよう注意しておきたいところです。
奨学金の対象外になる
奨学金の種類によっては認定要件に「高校の成績」を設けており、受給資格を失うことで奨学金を受けられなくなります。特に、返済不要の給付型奨学金や無利子の第一種奨学金は、成績基準を厳格に設定しているケースがほとんどです。
例えば、日本学生支援機構の第一種奨学金では、評定平均が3.5以上という基準があります。また、利子付きの第二種奨学金でも「学力水準以上」という基準があり、赤点は不利に働くことがわかるはずです。
家計が苦しい状態で赤点によって奨学金を受けられなくなれば、進学そのものを諦めざるを得ない状況に追い込まれかねません。
今がタイミング!ほとんど赤点の状態でも病む必要はない
「今の成績でいいや」「大学なんて行かなくても…」と思っている人もいるでしょう。それはそれで、1つの選択です。ただ、将来なりたい職業があって、実現するために大学進学が必要だと考えているなら、今が変わり時です。
- あなたが考え、目指している将来の姿はどのような状態ですか?
本気で志望校合格を目指したいと考えているなら、今の状況を嘆く時間こそもったいないです。「危機感」を本気で勉強に向き合うための最高のモチベーションにしてください。
大切なのは、今の状況から目を背けずに、これからの対策を本気で考えること。そのためにも、次では具体的にどのように赤点ギリギリの状態から成績を上げていけばいいのか、実践的な方法を6つ紹介します。
大学受験を目指して赤点ギリギリから成績を上げる6つの方法
赤点を回避するためだけに教科書を丸暗記する方法は、一時的な対処に過ぎません。なぜなら、大学受験では教科書の内容を応用した問題が出題され、暗記だけでは太刀打ちできないからです。
そのため、現状の赤点危機を脱出しながら、同時に大学受験も見据えた効果的な学習方法を6つ紹介します。
- 計画的に勉強する
- 苦手科目を予習する
- 教科書の内容はしっかり網羅する
- 授業の理解度を高める
- わからない部分をそのままにしない
- 配布物を保管しておく
計画的に勉強する
テスト勉強へ計画性をもって取り組むためにも、テスト2週間前には学習計画表を作成しましょう。1日目は教科書を読む、2〜3日目は要点をまとめる、4〜7日目は問題演習、残りの日程で苦手分野の克服と見直しという具合です。
テスト前日は基礎的な部分の最終確認に充てられるよう、それまでにテスト範囲全体を一通り学習し終えておくスケジュールを組んでください。焦って詰め込み学習をするのではなく、余裕を持った計画的な学習が、赤点回避と実力向上の両方につながります。
関連記事:大学受験の勉強計画はまず逆算!スケジュール作りのポイントまとめ
苦手科目を予習する
苦手科目こそ、予習しましょう。完璧な理解は必要ありません。むしろ、「この部分が分からない」という疑問点を明確にしておくことで、授業での理解度が格段に上がります。
予習で見つけた疑問点を授業中に解決できれば、その知識は確実なものとなり、テストでも力を発揮できます。講師や塾講師などに頼りつつ、疑問の解消を繰り返して力に変えてください。
関連記事:勉強の遅れを取り戻す方法|高校生が陥りやすいポイントや解決策も解説
教科書の内容はしっかり網羅する
定期テストの出題範囲は、教科書が基本です。だからこそ、教科書の内容の理解に重点を置きましょう。
教科書を丁寧に読み、分からない部分があれば印をつけます。その後、分からない部分を講師に質問したり、参考書で調べたりして理解を深めてください。
特に大切なのは、例題や練習問題を自分で解いてみることです。教科書の内容を理解し、問題を解けるようになれば、テストでも応用できます。
授業の理解度を高める
授業中の集中力も、テストの点数を大きく左右します。講師の説明を聞きながら、重要なポイントはノートに書き留めましょう。
特に「ここは試験に出る」と言われた部分は、赤ペンで強調するなど、後で分かりやすいようにまとめておきます。また、板書だけでなく、講師の口頭での補足説明も大切です。教科書には載っていない発展的な内容や、問題を解くためのコツなども、しっかりメモしておきましょう。
わからない部分をそのままにしない
分からない部分の放置は、あとで大きな課題として残り、基礎が疎かになる原因にもなります。授業中に理解できなかった箇所は、その日のうちの解決が望ましいです。
例えば、英語で新出単語の意味が分からない、数学で公式の使い方が理解できないといった場合は、すぐに講師に質問しましょう。質問では単に答えを知るだけでなく、考え方や解き方も学べます。
配布物を保管しておく
授業で配布されるプリントや小テストは、テスト対策の材料になるって知っていましたか?講師は重要だと考える内容を凝縮して作る傾向にあるため、定期テストの出題傾向を把握する手がかりとなります。
特に小テストは、テスト前の実力確認に最適。配布物は教科ごとにファイリングし、いつでも取り出せる状態にしておきましょう。また、間違えた問題は必ず解き直し、同じ失敗を繰り返さないようにしておくとさらに良いですね。
本気で志望校を目指すならマナビズムへ
赤点ギリギリの状況は、大きな転機です。目先の赤点回避だけでなく、この機会を活かして本格的な学習習慣を確立できれば、志望校合格への道は必ず開けます。
- テスト前なのに全然勉強が手につかない…
- どこから手をつければいいかわからない…
と悩んでいるキミには、マナビズムがおすすめです。
特徴は、生徒1人ひとりに専属の「自習コンサルタント」が付くこと。赤点レベルの学力からでも、志望校に合わせた最適な勉強計画を設計し、効率的な勉強法を指導します。
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