高校2年生から塾に通えば大学受験に間に合う?高2からの塾の選び方を解説
更新日: (公開日: ) COLUMN
高校2年生から通塾すると、大学受験に必要な基礎力固めや苦手科目の克服などにじっくり時間がかけられます。
そのため、進路希望が大学受験に決まっている場合や、志望校が絞れている人は、塾通いを始めて周りより一足先に準備を進めるのがおすすめです。
本記事では、高2のうちから通塾するメリットや塾選びで押さえておきたいポイントなどをまとめましたので、参考にしてください。
高2のうちから塾や予備校に行くべき?
特に、国公立や難関私立大学などを志望する場合には、高校2年生のうちから塾や予備校へ通うとよいでしょう。
受験生のなかには、高3になってから塾に通い始める人も多いですから、ライバルよりも一足早く勉強を始めるのは大変有利といえます。
高2のうちから塾へ通い、基礎固めや勉強習慣をつければ、本格的な受験シーズンに突入する高3で焦らずに志望校対策ができるはずです。
ほかの人より一歩リードして受験勉強をスタートできる以外にも、高2からの通塾はさまざまなメリットがありますから、次の項目で詳しく見ていきましょう。
高2のうちから塾に行くメリット
高校2年生のうちから通塾するメリットを4つ紹介します。
- 勉強習慣がつく
- 基礎をしっかり固められる
- 時間と心に余裕が生まれる
- 先輩の雰囲気を感じられる
勉強習慣がつく
高2のうちから塾に通い、勉強習慣がつくのは大きなメリットです。
高3の受験シーズンになって、いきなり毎日勉強を続けるのは簡単ではありません。
しかし、塾に通って勉強習慣をつけていれば、本格的な受験シーズンに入った際、長時間の学習も抵抗なく取り組みやすいでしょう。
基礎をしっかり固められる
大学入試に重要な基礎力を固める時間が十分に取れる点もメリットです。
一般的に、高3の春から受験勉強を始めた際には、夏休み前に基礎力固めを終了する計画を立てます。
しかし、高2のうちから勉強を始めて基礎力がついていれば、早い人は高3に進学してすぐに実践的な演習問題に取り組めます。
周りの受験生よりも多くの演習や志望校の過去問に取り組めるため、入試の傾向を掴みやすく大変有利であるといえるでしょう。
時間と心に余裕が生まれる
高2から塾に通い始めれば、時間と心に余裕が生まれます。
たとえば、高3になってから志望校を決めた際に、学力との差があった場合には、食事やお風呂など必要最低限な生活以外の時間は勉強に使うくらいの覚悟が必要になるかもしれません。
さらに、「基礎力が全然足りない」「過去問対策が間に合わないかも」という焦りが生まれる可能性もあります。
しかし、高2の段階で基礎力が固まっていると、余裕をもって学習計画が立てられます。
時間と心の余裕は、受験シーズンの過度なストレスを軽減できますから、ポジティブな気持ちで勉強を続けられるはずです。
先輩の雰囲気を感じられる
塾では、受験シーズン真っただ中にいる先輩の姿を身近に感じられます。
緊張感を持って勉強に臨む姿勢や、高3になったら今よりどのくらい頑張らなければいけないのかなどの情報を知る機会は、大変貴重です。
高2のうちから受験の雰囲気を感じ、将来の自分に重ねてイメージトレーニングできるため、よい刺激になるでしょう。
高2から塾に行くデメリット
続いて、高2から塾に通うデメリットを紹介します。
下記に挙げる3つのポイントに注意してください。
- 塾が重荷に感じてしまう
- モチベーションが続かない
- 油断してしまう
塾が重荷に感じてしまう
高2になると、部活動では先輩が引退して中心の学年になったり、行事に携わったり、学校の活動が充実してきます。
そのなかで塾の時間を確保すると、重荷に感じてしまう場面が出てくるかもしれません。
無理をせず、部活動や行事にも参加したい場合には、塾の日数や教科数を少なめにして、勉強習慣がついてきたら徐々に増やしていくとよいでしょう。
モチベーションが続かない
受験勉強は高3になってから始めても長期間にわたります。
そのため、高2から始めた場合、モチベーションの維持はあとから受験勉強を始める人より大変です。
高2の段階で頑張りすぎて、本格的な受験シーズンに入ってからやる気が低下してしまうと本末転倒ですから、適度に休息日を設けながら勉強しましょう。
高3になったらできる限り毎日勉強した方がよいですが、高2の間は何もしない日を作っても問題ありません。
前向きに勉強を続けられるように、メリハリをつけた生活を心掛けてください。
油断してしまう
高2からの通塾は、受験に対する時間と心の余裕を生みますが、逆に油断してしまう可能性もあります。
「早めに始めているから、少し手を抜いても大丈夫」と、気を緩めすぎてしまうのは危険です。
そのため、ただ漠然と勉強するのではなく、しっかり計画を立てると安心です。
「まだ時間はあるから」と、なし崩し的に勉強を中断するのは避け、計画的に休息をはさんで余裕を作るようにしましょう。
高2の塾選びでおすすめする確認ポイント
高2から塾を利用する際には、下記のポイントを確認して選びましょう。
- 指導方法
- カリキュラム
- 場所
- 授業以外のサポート
- 週何回通うか
指導方法
まず、大きく分けられる3つの指導方法のなかから、あなたが希望するタイプの塾を選びましょう。
- 集団指導:学校の授業と同様に教室で複数の生徒が集まって指導を受けるタイプ
- 個別指導:講師1人に対して生徒が1~5人程度の少数で個別に指導を受けるタイプ
- オンライン指導:インターネットを通じて直接指導や動画配信を受けるタイプ
指導方法は塾によって必ずしもどれかひとつではなく、複数提供している場合もあります。
そして、それぞれ強みとなる部分と弱みもありますから、特徴の違いをよく理解した上で検討してください。
たとえば、仲間と一緒に勉強してモチベーションを上げたい場合には集団指導、講師と密にコミュニケーションを取りながら自分に合う授業を受けたいなら個別指導といった具合で選びましょう。
また、「高2のうちは部活や習い事にも力を入れたいから通塾の時間をなくしたい」という人は、オンライン指導もおすすめです。
カリキュラム
指導方法に続いて確認したいのが、カリキュラムです。
たとえば、国公立や私立など目指す大学によって、対策する教科数が違います。
また、具体的な大学ごとに入試の出題傾向が異なりますから、勉強内容も変える必要があります。
そのため、志望校が決まっている場合には、受験する大学に特化しているカリキュラムを選んでください。
また、高2のうちは「苦手科目をとことん勉強したい」「定期テスト対策をしたい」という人もいると思います。
どのカリキュラムを選べばいいのかわからない場合には、志望校や目的などを塾に相談して最適な学習内容を提案してもらいましょう。
場所
塾は、学校や自宅から通いやすい場所を選びましょう。
通いづらい場所にある塾の場合、勉強へのモチベーション低下につながる可能性もあります。
また、自習室も利用してたくさん塾に足を運ぶという人は、通いやすさは大変重要です。
そして、夜に帰るという点も考慮して、塾の周りは暗くないか・人通りがあるかなど安全面も確認すると安心です。
授業以外のサポート
塾のサービスは、授業の提供だけではありませんから、さまざまなサポートも確認してください。
たとえば、塾のなかには下記のようなサポートが整えられています。
- 過去問・参考書などの貸し出し
- 自学自習のアドバイス
- 自習室
- 悩みや質問などをいつでも受け付けられる体制完備
大学受験を目指す際には、塾の勉強だけでなく自学自習も重要になります。
そのため、自習の指導や自習室の開放はチェックしたいポイントです。
そのほかにも、あなたが重視したいサポートを洗い出して、安心して勉強できる塾を選びましょう。
週何回通うか
塾を選ぶ際には、事前にどのくらいの頻度で通うのかを決めておきましょう。
部活動や習い事、学校行事にどれくらい関わるかなどで、高校2年生の時間の余裕は違いますから、無理のない通塾にしてください。
受験勉強は高3になってから本格的に始まるため、高2の段階でモチベーションが低下すると本末転倒です。
また、週に何回通うかで月々の塾代も変わります。
家族とも相談しながら、検討してください。
高2の塾代にかかる費用は?
最後に、参考として高校2年生で通塾する際の費用目安を紹介します。
文部科学省がまとめた「平成30年度子供の学習費調査の結果について」によると、高2の学習塾費用を含む補助学習費は下記の通りです。
- 公立高校:12.9万円
- 私立高校:17.3万円
また、一般的に指導方法によって塾代に差があり、集団授業より個別指導の方が高い傾向にあります。
「高2のうちから通塾したいけど、費用はできる限り抑えたい」という場合には、オンライン指導を探すと比較的塾代が安いところもあります。
費用目安を知って、塾選びの参考にしてください。
まとめ
大学受験対策に向けた通塾は、高校2年生のうちから始めると大変有利です。
基礎力固めや苦手科目への対策などに、時間と心のゆとりをもって臨めますから、高2からの塾通いは前向きに検討するとよいでしょう。
しかし、ほかの人より早く受験対策をスタートさせる分、長期間にわたるモチベーションの維持は大変です。
高2のうちは多くを詰め込み過ぎず、部活動や習い事なども大切にしながら上手な学習計画を立ててください。
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