部活引退後に大学受験で関関同立を目指す受験生へ|勉強法やおすすめ参考書を紹介
更新日: (公開日: ) COLUMN
関関同立を志望校としている場合、部活引退後からの勉強はやや遅いスタートであるといえます。そのため、引退したらすぐに気持ちを切り替えるのが大切です。
本記事では、部活引退後から関関同立の受験勉強をスタートさせる人へ向けて、必要な勉強法やおすすめの参考書を紹介しています。最後まで読んで、合格率を上げるための準備を始めましょう。
関関同立合格には2,000時間の勉強が必要
一般的に、関関同立に合格するためには、合計2,000時間の勉強が必要といわれています。たとえば、高3の4月から勉強を始めて2月頃から入試が開始すると想定した場合、1ヶ月200時間、1日6~7時間という計算になります。部活引退後になると、その分期間が短くなるため、1日10時間以上勉強しなければいけません。
1日の勉強時間は平日と休日の差を加味しない計算になっているため、オフの日を作るとさらに長時間の確保が必要です。 部活引退後から受験対策を始めようと考えている人は、1日10時間以上の勉強を毎日続けることが現実的か否かをよく検討しましょう。
勉強が間に合わない可能性も考慮して動くことが大切
充分な時間を確保できない場合、必要な出題範囲の対策が間に合わない可能性も出てきます。「1日10時間以上の勉強を毎日続けるのは難しい」と考える場合には、あらかじめ対策を立てておくのが大切です。
可能であれば、部活引退前から短時間でも勉強習慣をつけておきましょう。授業の予習・復習でも構いません。引退時の段階である程度の基礎力がついているだけで、その後の効率性がぐっと上がります。 もし、現時点で引退間近であるという人は、優先して取り組むべき科目を整理して、学習計画を立ててください。苦手分野の克服も大切ですが、配点が高い科目や得点しやすい問題の対策を優先するのも賢い勉強方法です。
関関同立合格に不安がある受験生はマナビズムの無料相談へ
部活引退後から本格的に受験勉強をスタートさせる人は、ライバルより短期間で効率的に学力向上を目指さなければいけません。関関同立入学に強いこだわりがあり、合格に少しでも不安がある受験生は、ぜひマナビズムの無料受験相談にご参加ください。
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部活引退後の関関同立志望者は夏休み中の成長がポイント
関関同立は難関大学です。そのため、部活引退後の短期間で合格を目指すためには、相当の努力が必要と考えておきましょう。 そして、部活引退直後の夏休みは、勉強時間を確保できるチャンスです。夏休み期間中、どれだけ努力できるかが合格に向けた最初の成長ポイントだと思ってください。
部活引退後は達成感から「少しゆっくりしよう」とホッと一息つきたくなるものです。しかし、難関大学を目指す場合には、引退後にどれだけ早く気持ちを切り替えるかが大変重要です。後々悔いが残らないよう、早めに受験スイッチを入れて、夏休みにしっかり勉強してください。
夏休み以降に引退する人へ
部活によっては、夏休みの途中や過ぎてから引退という場合もあります。 引退時期が遅めの部活に入っている人は、早急な基礎力固めが求められます。本来であれば、基礎力固めは夏休みまでに終わらせるのが順調な受験計画の目安となるため、時間はあまりありません。
通学時の電車や授業の休み時間などのスキマ時間も活用して、できる限り勉強量を確保してください。 可能であれば、基礎力固めだけは引退前から進めておくことをおすすめします。
部活引退後から関関同立合格に必要な勉強
部活引退後からの短期間でも、関関同立合格のためにはしっかり段階を追った勉強が欠かせません。
- 基礎力固め
- 応用・実践
- 過去問演習
基礎力固め
大学受験において、基礎力固めは必須の勉強です。どのレベルの大学においても、学力の土台として基礎力が大変重要です。基礎力がないと入試問題は解けませんから、必ず基礎固めから始めてください。
基礎力とは、英語であれば単語や英文法の暗記・理解です。 受験勉強のスタートが遅れている分、早く過去問に取り組みたいと思ってしまいますが、焦りは禁物です。基礎力がないまま過去問を始めても、結局問題が解けずに基礎知識の確認に戻ることになります。大変非効率ですから、焦らず基礎力固めから取り組んでください。
応用・実践
概ね基礎力がついてきたと感じたら、応用・実践に移ります。応用・実践とは、過去問に取り組む前の比較的簡単な問題演習を指します。
英語であれば単語や文法、数学の場合は定理や公式など、基礎知識を活用できるか確認するための易しい問題に取り組んでください。まずは教科書に載っている問題から解き始めて、レベルアップした問題集に取り組むとよいでしょう。
過去問演習
易しい問題が解けるレベルにまでなったら、過去問演習に入ります。過去問といっても、関関同立の場合には、すぐに志望校のものではなく、下のレベルの大学から始めましょう。
イメージは、摂神追桃→産近甲龍→共通テスト→関関同立という感じで段階的に取り組んでください。間違えた問題は、必ず復習して解けるまで理解するのが大切です。
部活引退後から関関同立を目指すための勉強法
部活引退後から勉強を始める人は、ほかの受験生と比べて時間が少なくなる可能性も高いです。そのため、効率的に勉強していくのが重要です。特に下記3つの勉強を意識して取り組みましょう。
- 志望校の過去問を解く
- 文系は英語・理系は数学を優先して勉強する
- 1冊の参考書を完璧に仕上げる
志望校の過去問を解く
現時点からどれだけ学力を向上させなければいけないのか、志望校の過去問を解いて把握しましょう。現在の学力によって、今後の勉強スケジュールが変わります。 関関同立と学力にかなりの差があり、今から頑張っても合格できる可能性が低いと感じた場合には、志望校変更を視野に入れるのもひとつの選択です。
後悔のない選択や、志望校への覚悟を決めるためにも、早い段階で自分の実力を知っておきましょう。
文系は英語・理系は数学を優先して勉強する
基本的に、文系は英語、理系は数学を優先して勉強してください。英語と数学は、ほかの科目より勉強量が多いため、時間をかけて取り組む必要があるためです。
社会や理科の暗記する単元は、後回しにしても短期間で仕上げやすいですから、最初は英語・数学に集中して取り組んでください。
1冊の参考書を完璧に仕上げる
できる限り多くの勉強をした方がよいからと考えて、何冊も参考書に手をつけるのはおすすめできません。
10冊取り組むよりも、1冊に集中して完璧に理解できた方が知識が身に付きます。 1冊の参考書を理解できるまで何周もして、知識の定着を重視してください。
部活引退後からの関関同立対策におすすめの参考書
関関同立対策で取り組んでおきたい参考書を科目ごとに紹介します。志望校の入試に必要な科目を確認してください。
- 英語
- 数学
- 国語
- 社会
- 理科
英語
英語の勉強におすすめの参考書・問題集は下記の通りです。
- システム英単語Basic
- Next Stage
- 速読英熟語(シャドーイング)
- 入門 英文解釈の技術70
- やっておきたい英語長文300
- 毎年出る頻出英語長文
入試で出題される長文問題も、単語や熟語、文法の知識がないと解けません。夏休みから勉強をスタートさせる場合は、9月から長文演習に入ることを目標に、単語・熟語・文法と英文解釈まで仕上げておきましょう。
数学
数学の勉強におすすめの参考書・問題集を紹介します。
- 数学ⅠA基礎問題精講
- 数学ⅡB基礎問題精講
- 重要事項完全習得編
- 大学受験 合格る計算
夏休みまでに数学ⅠAの基礎力を身に付けておくと、その後の勉強がグッと楽になります。数学ⅡBに関しては、学校で必要な範囲を習い終わっていない可能性があるため、授業でやったところまではしっかり理解しておきましょう。
国語
国語の勉強におすすめする参考書・問題集は下記を参考にしてください。
- 現代文キーワード読解
- 田村のやさしく語る現代文
- 入試現代文へのアクセス基本編
- ポラリス
- GROUP30で覚える 古文単語600
- 八澤のたった6時間で古典文法
- GMARCH&関関同立の古文
現代文は、夏休みまでに語彙や漢字の知識を固めておきましょう。古文は単語と文法です。遅くとも夏休み明けには問題演習に入れるのを目標にしてください。
社会
社会の勉強におすすめの参考書・問題集です。
- 世界史用語マルチ・トレーニング
- イチから鍛える 日本史問題集 必修編
- 時代と流れ!世界史B用語
- 政治・経済の点数が面白いほどとれる本
社会は志望校に必要な科目を調べた上で、参考書を選んでください。 基本的に、受験勉強は英語・数学を優先させた方がよいため、2科目の基礎力がついてから社会に取り組み始めるとよいでしょう。
理科
理科の勉強におすすめの参考書・問題集を紹介します。
- 化学基礎問題精講
- 橋爪のゼロからわかるシリーズ
- リードLightノート 化学
- 物理のエッセンス
理科も社会と同様です。志望校に必要な科目の参考書を選んでください。そして、英語・数学の基礎力がついてから、理科の勉強に入るのがおすすめです。
まとめ
部活引退後から関関同立を目指すのは、簡単ではありません。1日10時間以上の勉強を覚悟してください。10時間以上の勉強が難しいと感じる場合には、引退前から少しずつ基礎力固めを進めておきましょう。
関関同立合格のために、効率的な学力向上を目指したい場合には、マナビズムにご相談ください。生徒一人ひとりに合った学習計画を提案します。志望校合格へ向けて一緒に頑張りましょう!
部活引退後から関関同立を目指す人に役立つFAQ
部活引退後から関関同立を目指す人に役立つ質問をまとめました。
- 高校3年生(受験生)の部活引退はいつ?
- 部活に入らないメリットは?
- 受験生に部活は必要ですか?
高校3年生(受験生)の部活引退はいつ?
一般的には、5~6月頃や、運動部の場合では夏の大会が終わってからの時期が多いようです。しかし、部活によって異なるため、一概には言えません。
受験を優先させたい場合には、早い時期に引退できる部活を検討するのもひとつの選択肢です。部活も両立させたい人は、予備校や塾を利用して効率的な対策をするのがおすすめです。
部活に入らないメリットは?
受験生にとって部活に入らないメリットは、自由な時間が増えるため、勉強に打ち込めるという点です。早期に志望校が決定している場合、高1のうちから十分な勉強時間を確保することも可能になるため、部活をやっている人より有利になるでしょう。
受験生に部活は必要ですか?
大学受験で推薦入試を検討している場合、部活で優秀な成績を残していれば有利に働く場合があります。一般入試の場合、部活の活動状況は一切関係ありません。そのため、一般入試の受験生に関していうと、部活は必ずしも必要なものではありません。
しかし、受験という点で見ての話のため、充実した高校生活のために部活を頑張りたいという人は、勉強と両立する方法を考えて積極的に参加するとよいでしょう。