中央値補正法とは!?【受験生必見知識解説】
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この記事では中央値方式とは何かということから、中央値方式の計算方法、注意点について説明します。受験生は必見です!
目次
中央値補正法とは何か?
「中央値補正法」とは、得点調整の計算方法のひとつです。
得点調整とは、「選択科目間の難易度の違いによる不公平をなくすために行なわれる仕組み」のことをいいます。
「中央値補正法」は各科目の真ん中の順位の人の点数を満点の半分とおきかえて、他の人の点数を調整する方法です。101人受験したとしたら真ん中の51人目の人の点数を満点の半分にします。
「中央値調整」、「中央値採点」などとも呼ばれたりしますね!
100点満点のテストの場合、
中央値が70点→素点が70点の人が50点になる
中央値が40点→素点が40点の人が50点になる
といったイメージですね!
多くの私立大学で採用されている得点調整の方法です。
中央値補正法の計算方法
近畿大学さんのHPに分かりやすい表があったので参照させてもらいます!
上の表は、日本史のテスト方が簡単で、数学のテストのほうが難しかった例ですが、補正をすると有利不利が少なくなったことが分かるかと思います。
計算式については、ちょっとややこしいかもしれませんが上の図ようになります。こんな計算は出来なくても大丈夫です。
イメージとして持っておくといいのが、100点満点のテストの場合
「中央点が50点以下なら、調整後の点数は上がる。中央点が50点以上なら、調整後の点数は下がる。」ということです。
だいたいの私立大学のテストの中央点は満点の半分(多くの場合50点)を超えるので、調整後の点数は下がるものだと思っておきましょう!
そして「中央点が高いほど、調整後の点数の下げ幅が大きい」です。
満点と0点の人
例外があります。満点と0点の人です。
上の表を見てもらって気づいた人もいるかもしれませんが、
中央値補正の場合、満点の人と0点の人は素点のままです。
100点満点の人は点数調整後でも100点としてみなされるので非常に有利です。
まとめ
中央値方式は多くの大学で採用されており、先ほど参照させていただいた近畿大学や、関西大学等でも採用されています。※一部の学部では採用されていません。
受験生は合格最低点を確認する際は必ずそれが素点の点数なのか、それとも調整後の点数なのかを必ず確認するようにしましょう。
調整後の点数だった場合、合格最低点数を素点で超えたとしても安心できません。
ではどのような点数をとればよいのか。
マナビズムでは、中央値補正をかけられる科目については、素点に×0.85をして計算するようにしています。素点ではそれぐらい多めの点数を見積もっておくのがよいでしょう!
ちなみに文系の場合、社会科目は文系社会よりも平均点が高いことが多いです。特に日本史が高くなりがちなので、厳しく見積もって×0.80としてもいいかもしれません!
以上、「中央値補正」についての解説でした、是非参考にしてください!