ことばはちからダ!現代文キーワードの効果的な使い方と勉強法
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ことばはちからダ!現代文キーワード-入試現代文最重要キーワード20
[ことばはちからダ!現代文キーワードの概要と目的]
現代文を読み進めていくと、多くの難しい言葉に出くわします。
「まぁいいか」と放ったらかしていると、文章の大まかな内容はつかんだけれど、傍線部問題が言葉の意味がわからないので解けない!なんてことに・・・。
どれだけ読解の訓練をしても、これだけはどうしようもありません。
言葉の意味がわからないために、せっかく候補を2つまで絞った選択問題も、最後は「なんとなく」選ぶしかない・・・。これでは点数に結びつきません。
難しい大学んなればなるほど、受験生が言葉の意味を理解していることを前提とするような意地悪な問題が出題されることもしばしば。
対義語や類義語が作り出す文の対比構造を読み取るテクニックも、言葉を知っているからこそ気が付くというもの。
現代文は暗記科目ではありませんが、現代文がテーマとしている現代社会のキーワードをある程度理解しておく必要があるのです。
中堅以上の大学を受験する場合にはまず、このことは避けられないということを理解しておいてください。
でも、どうやって知識を身につけるの?学校の授業では相も変わらず同じ文章を何時間もかけて読み込むだけだし、読解問題集の解説はあまりに難しいし、短かすぎて理解できない。
こうした悩みにこたえるのが、この[ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES)]です。
読解練習を進めながら、この参考書を学習に取り入れることで、もっと問題文が伝えようとしていることが理解できるようになるでしょう。
現代文の効率的な勉強法について知りたいという人はこちらをクリックして下さい。
[ことばはちからダ!の具体的な内容]
主観/客観といったおなじみのキーワードや、心身二元論といった少し難しいキーワードまで、現代文の初学者に求められる言葉が身近な例を用いて説明されています。
辞書のように言葉が羅列されているのではなく、短い文章や図を用いて現代文のキーワードをより身近なものとして理解できる工夫がされています。
章の終わりには簡単な正誤問題も収録されており、ただ読むだけでなく実際に使用することでより言葉に対する理解力を高めることができます。
[ことばはちからダ!の使い方]
1.まずは文章を読み込んで内容を理解する
現代文で求められるキーワードが平易な表現で解説されているので、まずは内容をしっかり読み込み理解します。
2.例を使って説明してみよう
どれだけ念入りに読み込んでも、実際に理解していなければ説明することができません。
これが理解しているかどうかを測る一つの目安といえるでしょう。
現代文読解に関しても言えることですが、読み取ったことを他人に説明できてはじめて、その内容を理解していると言えるのです。簡単な内容であれば身近な例に置き換えて説明することができます。
例 ニヒリズム
虚無主義のこと。どうせ人間は死ぬんだから頑張って何かをしたところで全ては虚しいんだというような考え方のこと。
といったように、自分の中で理解できる言葉に置き換えて説明することで、キーワードが知識として記憶に定着します。
[ことばはちからダ!の注意点]
本書で現代文を読み解くうえで必要になる基本的なキーワードについて理解することができますが、それだけでは十分とはいえません。
この参考書を一通り読み終え、内容も十分に理解できたのであれば、[現代文キーワード読解]等のより難解な語句が収録されている参考書に挑戦しましょう。
本書はあくまで現代文入門向けですので、中堅以上の大学を受ける際にはよりレベルの高い学習が求められます。