【GROUP30で覚える古文単語600】特徴・使い方・勉強法
更新日: (公開日: ) CLASSICAL
この記事では「GROUP30で覚える古文単語600」の特徴とオススメの使い方、勉強法について紹介していきます。
「GROUP30で覚える古文単語600」は古分業界で有名なマドンナこと山村由美子が作成した参考書となっています。
GROUP30で覚える古文単語600の概要
分類 | 古文単語帳 | |||||||||||
収録語数 | 600語 | |||||||||||
使用時期 | 入試初期~入試本番 | |||||||||||
オススメ度 | ★★★★★ | |||||||||||
対象レベル | 高校基礎 | センター | 私大標準 | 私大難関 | 私大最難関 | |||||||
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本書は古文単語帳となっています。
収録語数は難関私大や最難関私大で必要とされる600語まで掲載されています。
そのため、本書を覚えてしまえば古文単語で困るといったことは撲滅できます。
目標習熟期間は入試初期から入試本番までとします。
しかし、入試本番でやっと覚えきるのではなく、1週間に最低50語ペースで進め、約3ヶ月で全ての単語をマスターしましょう。
関関同立・MARCHなどの難関私大を目指す受験生は7月までに暗記は終えているようにしましょう。
具体的な暗記の仕方については後で、詳しく説明します。
そして、8月以降は長文演習を行い古文読解力をつけるようにしましょう。
その結果、秋以降の過去問演習や模試などのテストで古文の成績を向上する事ができます。
オススメ度は★5つとしています。
この理由としては後でも説明しますが
イラスト・ゴロ・例文などの追加情報が掲載されているので暗記の効率化が図れるからです。
また、「恋愛ワード」「仏教ワード」などのジャンル別で分けれてくれているので、受験生が覚えやすい構成になっています。
GROUP30で覚える古文単語の特徴
特徴としては4点挙げることが出来ます。
- 30のグループに単語が分けられている。
- 出題頻度と入試頻出の訳がひと目で分かる
- 語呂合わせやイラストがある
- 関連語を含めると900語以上掲載!
①30のグループに単語が分けられている
「恋愛ワード」「涙ワード」「皇室専用ワード」などの30のグループ別に分けられて掲載されています。
コレのおかげで似たような語句や成り立ちが同じ語句を一気に覚えることが可能になり暗記効率が上がります。
また、全4章構成ですが章ごとに「とにかく丸暗記で攻略」「違いに注意して攻略」「使い方までおさえて攻略」など章ごとでも単語をジャンル別に分類してくれています。
これらのことから非常に受験生目線で覚えやすい単語帳となっています。
②出題頻度と入試頻出の訳がひと目で分かる
各単語の通し番号の右にある★の数が出題頻度となっています。
★★★が最頻出・最重要語、★★が頻出・重要語、★が頻度は低いが要注意語となっています。
また、②つ以上の異なる意味、いわゆる多義語がある場合には、特に入試頻出の訳にはフラッグマークが付いています。
この様に頻度別に分けられているので、古文の勉強に時間を十分割けない受験生に特におすすめの参考書となっています。
③語呂合わせやイラストがある!
古文単語の横に語呂合わせや、イラストが付いています。
例えば「具す」・・・①連れる②備わる
といった意味の語呂合わせには「グズグズ言っても連れて行く」といった語呂が書かれています。
コレがあることで単純暗記にならずに労力をショートカットできます。
また、特に覚えにくい単語にはイラストも掲載されているので取り組みやすい参考書となっています。
④関連語を含めると900語以上!
難関大学に合格するためには、やっぱり単語数が重要です。
本書は見出し語だけでも600語あり、関連語を含めると900語以上!
さらに、応用力の高い古語攻略法が記してあるので、本書では扱っていない古文単語にまで類推する力が付きます。
特に早稲田などの最難関私大を目指す受験生は見出し語まで覚えるようにしましょう。
「GROUP30で覚える古文単語」の使用目的としては受験に必要な古文単語を効率よく身につけることです。
古文を得意科目にするためには
- 古文単語
- 古典文法
- 読解法
- 古文読解力
の4つが求められます。
特に重要なのが①古文単語②古典文法の2つです。
つまり、古文単語なくして古文を得意にすることは不可能に近いです。
そのため、夏までに古文単語を古典文法は完成させ夏以降は古文読解力を上げるようにしましょう。
参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方
「GROUP30で覚える古文単語」を使用する上でのメリット・デメリットについて紹介します。
メリット・デメリットを認識した上で取り組みようにしましょう。
本書のメリット
- 本書のみで受験に必要な古文単語をマスターできる
- イラスト・語呂合わせにより暗記効率向上化
- 実践力が鍛えられる
本書のデメリット
- 標準私大には不要な語彙まで覚えることになる
GROUP30で覚える古文単語600んおメリット・デメリットはこの様になっています。
まず、それぞれのメリットについて詳しく説明します。
先述したように、本書は見出し語600語、関連語を含めると900語も掲載されているので最難関私大まで本書のみで対応可能です。
また、イラスト・語呂合わせがあるので古文単語の暗記が苦手な受験生にもオススメの参考書となっています。
更に、多義語の意味の絞り方なども記してあるので、「ここではどの意味か?」の判断力まで付きます。
これで「覚えたはずなのに。得点にならない」なんて悲劇を避けることが出来ます。
一方のデメリットについて説明します。
産近甲龍・日東駒専・その他女子大で必要な語数は約300語となっています。
そのため、本書の単語量全てを覚えてしまうと不要な語句まで覚えることになります。
そのような受験生にオススメの単語帳が「マドンナ古文単語230」です。
本書は標準私大に必要な語彙のみが扱われているので最短でマスターすることが出来ます。
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次に「GROUP30で覚える古文単語600」の使い方・勉強法について紹介します。
GROUP30で覚える古文単語600の使い方・勉強法
まず、古文単語を勉強する際に重要なのは暗記の基準です。
志望校に合格するための暗記の基準は0.1秒つまり詰まらずに意味を思い出せるかどうかです。
この基準がブレてしまっては以前は言えたのに次は言えないといった状態に陥ってしまいます。
また、その結果、古文単語にかける時間が増えてしまい、他の科目の勉強時間を圧迫しかねません。
これらの悪循環を断ち切るための具体的な「使い方・勉強法」について紹介します。
①その単語の漢字・語呂・説明文に目を通す
いきなり、古文単語の意味を覚えようとするのではなく、付近の情報を通読するようにしましょう。
特に語呂・漢字・説明文に関しては手間がかかりますが読んでおくことで定着率が上がります。
必ず目を通しその単語の成り立ちを理解してから暗記に入りましょう。
②古文単語・意味を5回音読する!
①の工程をはさみその単語に対する情報を増やした後に暗記を行いましょう。
その際に重要なことが「音読」です!
音読をすることで視覚・聴覚といった五感を使うことで暗記効率が向上します。
関連:まだ書きながら覚えているの?効率の良い暗記・復習の方法
③毎日新規10語、復習は2日で一周で行う!
①②のやり方で単語を覚えだした後は必ず復習を行うようにしましょう。
その際のペースは2日で1周することです。
例えば「1~200まで覚えて、今週201~250まで覚える計画の場合」毎日100個ずつ復習、10語ずつ暗記といったふうに行いましょう。
単語はクラスメートの名前を覚えるのと同様に、接触回数を増やせば自然と暗記していきます。
必ず、毎日予習・復習に取り組むようにしましょう。
④週終わりに覚えにくい単語だけをノートにまとめる!
そうはいっても、どうしても覚えづらい単語は存在することでしょう。
その際に失敗するやり方としては付箋を貼り付けるだけで見返さないことです。
付箋を貼り付ける目的は接触回数を増やすことですから、ノートにまとめるようにしましょう。
まとめたものは学校の休み時間や通学時間、寝る前など1日4回以上は目を通すようにしましょう。
似たレベルの参考書
「GROUP30で覚える古文単語600」と似たレベルの参考書について紹介します。
それは「古文単語FORMULA600」です。
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本書はGROUP30よりもイラスト・語呂などの追加情報は少ないです。
そのため、追加情報などを利用せず、無機質な参考書で覚えていきたいといった受験生にはおすすめできます。
イチから古文単語を覚える受験生は「GROUP30で覚える古文単語600」をすすめます。
次に使用すべき参考書
GROUP30で覚える古文単語600を全て覚えることが出来たら、古文読解に力を入れていきましょう。
その際にオススメの参考書が「山村由美子 図解古文読解講義の実況中継」と「岡本梨奈の古文ポラリス1」です。
「山村由美子 図解古文読解講義の実況中継」の使い方はコチラ!
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本書は古文の読み方のイロハを学ぶことが来ます。
古文単語と古典文法を終えていきなり長文読解に入るのではなく、その前に読解法の勉強を本書を使い行うようにしましょう。
「岡本梨奈の古文ポラリス1」
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古文ポラリス1は長文読解の入門書として最適の1冊と言えます。
基礎~標準レベルと回を増すごとに難易度が向上していく構成となっています。
また、解説においてもどの参考書よりも詳しくなっています。
以上がGROUP30古文単語600を使用した後に利用したい参考書です。
コレで「GROUP30で覚える古文単語600」の特徴・使い方・勉強法についての紹介です。
是非参考にして古文を得意科目にしましょう。
参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方