マーク式総合問題集　倫理、政治・経済（河合塾シリーズ）の効果的な使い方

【マーク式総合問題集　倫理、政治・経済（河合塾シリーズ）の概要と使用目的】
他の選択科目と比べた時の政治・経済の特徴は、暗記量が少ない事。
覚える単語や年号は、日本史や世界史と比べると圧倒的に少ない。
その分重要になってくるのが、１つ１つの単語に対する「理解度」。流れや仕組みを多角的に捉え「理解」していくことが重要なのである。
そして「理解」「暗記」ともに深め、自分の頭に入れた知識を確認するために、基礎的な内容のセンター試験の過去問なのでより一層政治経済の知識を整理していく必要がある。
そのためにこの「マーク式総合問題集　倫理、政治・経済（河合塾シリーズ）」は、センター試験の模擬試験である河合塾模試の過去問がまとめられているので、実践していく価値がある。
 
倫理・政治経済の効果的な勉強法について知らないという人はこちらをクリックして確認するようにして下さい。
 
【マーク式総合問題集　倫理、政治・経済（河合塾シリーズ）の具体的な内容】
センター試験の模擬試験である河合塾の「河合塾全統マーク模試」から５回分を精選収録。
巻末にはセンター試験２回分を収録。
センター試験の出題方式に準じているので、与えられた時間で問題を解くことによって、本番同様の体験をすることができる。
各回も問題には、解答・採点基準・解説を別冊で付録し、「設問別正答率」「設問別成績一覧」も掲載。巻頭には、「出題傾向と学習対策」「出題分野一覧」を収録している。
 
【マーク式総合問題集　倫理、政治・経済（河合塾シリーズ）の使用方法】
必ず以下の４ステップで使用すること。
①まず模試の過去問を用意し、解く。
この時意識してほしいのは、大問１題につき、出題される範囲は１単元。例えば、大問１は日本国憲法、大問２は国際政治などであり、大問１の日本国憲法の問題の中で、国際政治の話を聞くことはありません。だから、１番点数の低かった大問の該当の章をインプット系参考書で完璧に復習します。ここで言う「完璧に」というのは、参考書の中からならば、その範囲のどの部分を聞かれても絶対に解答できるというレベルです。
そして、点数が低いところからやり始めるのは、伸びしろろが確実に多いから。伸びしろが多い部分から成績を上げていくほうが、確実に時間対効果（勉強時間に対して、得られる成績の伸び率）が高いからです。さらに、倫理政治経済は他の選択科目と異なり、時代の流れなどがないため、「前の知識の章おが曖昧だから、次もいまいち理解できない。」ということはありえないわけです。だから、倫理政経特に有効な勉強法と言えます。
もちろん１年分すべてを１日で終わらせることができたら理想的なのですが、最初はかなり労力がかかるので、１日大問１題ずつを網羅していくという形でも構いません。
③もう一度①でやった過去問を解く。
参考書で完璧にしているはずなので、その部分の大問はほぼ取れているはずです。しかし、まだ確実に満点が取れるレベルには達成していない。それでは、確実に満点が取れるレベルにまでどうやってもっていくか。それが④になります。
④③で出来なかった部分は自分の参考書で網羅しきれてなかったところ。自分の参考書を育てるため、模試の解説を参考書に書き写す。
この段階まできて、問題を間違えるパターンは２つで、⑴ただの勉強不足　⑵自分の参考書に書かれていない部分からの出題　がありますが、特に問題なのは⑵のほうです。なぜなら⑵のほうの失点は、自分の使用参考書を何度回しても、できるようにはならないからです。ここでようやく模試の解説を用意します。「自分の出来なかった部分＝参考書に書かれていない部分」は模試の解説を参照し、自分の参考書の中」（必ず出題範囲の部分）に書き込みます。これで１連の勉強のサイクルとしてください。
 
【マーク式総合問題集　倫理、政治・経済（河合塾シリーズ）の注意点】
問題を解いたあとすぐに過去問の解説や、模試の解説を読んだところで、知識がバラバラになるので、全く無意味ということです。
間違っても過去問や、模試の解説のみで復習を終わらせてはいけない。