古文解釈の実践の効果的な使い方
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古文解釈の実践
古文解釈の実践の概要と使用目的
今回は「古文解釈の方法」の改訂に伴って新たに分野別の2冊に再構成された「古文解釈の実践 1(日記・随筆編)」、「古文解釈の実践 2(説話・物語編)」を紹介します。
この参考書を使う目的は、読解で文法の知識を生かせるようにするためです。
ですから、この参考書の使用時期は古典文法がある程度、頭に入っている状態が望ましいです。
本書は覚えた知識を読解の中で使用していく問題演習型の参考書となっているので、カテゴリはアウトプットです。
2日に1題のペースでいいので、しっかりとこのペースを守り、答え合わせと解説の熟読までこなすようにしましょう。
古文解釈の実践の具体的な内容
「古文解釈の実践 1」では問題が30題収録、「古文解釈の実践 2」では32題収録されています。
両冊とも比較的読みやすい文章で解釈の練習を行っていく参考書です。
分厚い参考書ではないので、説明・解説の量は少ないですが、各章に示されているテクニックはかなり実践的なものになっています。
古文解釈の実践の使い方
1題ずつ丁寧に解いていくようにしましょう。
1題につき25分から30分以内に解き終えることを目標にしてください。
解き終えたら、丸付けをして解説を熟読しましょう。
解説量は他の参考書に比べて少なめなので、他の参考書(「山村由美子図解古文読解講義の実況中継」)などを使って古文読解についての解き方や注意することを勉強するようにしてください。
古文解釈の実践の注意点
いきなりこの参考書を使うのは難しいと思うので、古文に対して苦手意識がある人は「古文解釈の方法」から始めるのがいいと思います。
これは、基礎から古文読解力をあげることを目的として、助動詞や助詞、敬語についても解説が詳しく書かれています。
ぜひこちらもチェックするようにしてください。