【世界史B一問一答 完全版(東進ブックス)】特徴・使い方・勉強法
更新日: (公開日: ) WORLD-HISTORY
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【世界史B一問一答完全版】の概要と使用目的
分類 | インプット&アウトプット教材 |
目標習熟期間 | 約5か月 |
対象レベル | センター~私大最難関 |
オススメ度 | ★★★★★ |
一問一答形式の世界史用語問題集で、全国の入試問題+予想問題をもとに3500問を超える問題数を掲載しています。
また、各問題が簡潔にまとめられているので、短時間でも取り組むことができます。
重要頻度を3段階で区分し、志望校に見合ったレベルをインプットしていく。
年号の覚え方から出題傾向、学習の注意点まで、「入試直結型」のアドバイスも充実している。
世界史のインプットが進んできた際に、その知識が確かなものであるか確認することを目的として使用してください。
世界史全体の大まかな流れや因果関係を理解せずにいきなりこういったアウトプット型の参考書に取り掛かるのは効率が良くありません。
世界史の流れをまだ理解出来ていないという人は「ナビゲーター世界史」を勉強してからこの参考書に入るようにしてください。
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そもそも世界史の効率的な勉強法について知らないという人はこちらをクリックして確認するようにして下さい。
【世界史B一問一答 完全版】の特徴
- 難関大学の入試問題のデータから問題を抜粋している
- 穴埋め形式の参考書なのでアウトプットとしても使用できる
- ★1まで覚えれば早慶の世界史にも対応できる情報の網羅性
この教材はインプットにもアウトプットにも使用できる万能な教材で、過去問や予想問題を用いた一問一答形式の問題集です。
用語を覚えながら実践力を身につけることができます。
この教材の良い点としては、一問一答のなかでも網羅性がかなり高いこと、ある程度の流れがつかめることが挙げられます。
世界史でかなり得意、世界史で満点に近い点数を取りたい、難関私大以上を狙っているという受験生は
迷わずこの参考書を手に取ることをオススメします。
人物の事件、事象のエピソードなど、数多くの事柄について、重要度が3段階で明示されています。
そのため、自分の志望校に合わせたレベルの勉強が可能です。
また、『世界史B一問一答完全版』は東進の一問一答でZ会の『入試に出る 世界史B 用語&問題2000』は2000語収録に対して
本書は3500語オーバーとかなりのボリュームがあります。
Z会の一問一答の方が、要点や流れのまとめが掲載されているなど、他の一問一答より使いやすくなっているます。
世界史B一問一答 完全版の注意点
まず受験生の方に注意しておいてほしい点は
この参考書はある程度インプットの勉強が進んでいないと、一生懸命取り組んでも効果的でないということです。
これは世界史のみならず全ての勉強について言えることですが、まずは知識を入れる(インプット)
そしてそれを使いこなせるようにトレーニングする(アウトプット)という流れが非常に大切です。
特に世界史の場合は、単純な語句の暗記だけでは解けない問題もあります。
世界史の問題は大きく分けて、
- 一問一答問題
- 空所補充問題
- 正誤問題
- 時事問題
- 地図問題
の5種類の問題が出ます。この中で単純暗記だけで解ける問題は1と4だけです。
ただ用語を覚えるだけでは高得点を取る事は出来ないんです。
なので、一問一答や問題演習などに入る段階になっても
そもそも流れや因果関係を覚えているかどうか不安であれば、すぐにインプット用の参考書を復習し直してください。
大まかな流れの中に知識を肉付けしていくというイメージで世界史を勉強していくと良いでしょう。
この様に、参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方
世界史B一問一答 完全版の使い方
使い方の前提で、この参考書とは別にインプット用の参考書を一通り勉強し終わっているものとします。
マナビズムでは、インプット用の参考書として、『時代と流れのつかめる用語問題集 世界史B』をお勧めしています。
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理想的な流れではこの参考書にたどり着くまでに
「ナビゲーター世界史」を3~4周勉強し
一通り「時代と流れのつかめる用語問題集 世界史B」を暗記できている状態になっている事です。
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早慶上智(特に慶応の法学部)を志望している人はレベル1まで完璧にしておきたいところですが
そこまで出来れば世界史に関しては万全の状態で受験に挑めるでしょう。
関関同立・MARCHレベルを志望する人は基本的に★1までがカバーできれば、世界史を得点源に出来ます。
★1までを完璧に覚えようと思うとかなり膨大な時間がかかりますが、マスターすれば世界史の偏差値は70を超えてきます。
他の受験科目の状況と照らし合わせた上で、世界史でどれだけの点数を取りたいのか?を戦略的に考えたうえで
勉強時間の配分を決めてから挑んだ方がいいと思います。
1.簡単なレベルから問題を解いていく
まずは重要語句の確認から、インプットの参考書で理解した世界史全体の流れが語句を覚えることに必死になって忘れてしまっては本末転倒です。
まずは、知識の確認から行きましょう。
★3のみに絞ってスピード重視でまずは一周やりきりましょう。
2.レベルを少しづつ上げていく
2周目は★2と1周目で間違えた★3のみを解いていきましょう。
ちなみに★2レベルから早慶レベルの用語はバンバン出てきます。
流れや因果関係を意識しながら、知らなかった用語を頭に入れていきましょう。
★1に進むかどうかは時間と相談して下さい。
ここまで来ただけでも、関関同立・MARCHレベルの世界史の合格点はたたき出せる様になっているはずです。
3.知らなかった用語をインプット用の参考書に一元化する
一元化(情報の一元化)というのは、暗記科目を勉強する上で爆発的に暗記効率を高めるマナビズム秘伝の勉強法の事です。
具体的には、受験勉強開始初期から入試本番まで学習し続けると決めたインプット用参考書に、そこには載っていない用語や知識が
他の参考書や問題集、資料集の中で出てきたらその情報をどんどん書き込んでいく作業をします。
これにより1冊の参考書にどんどん情報が追加されていき、入試本番までに自分だけの最強の参考書が出来上がります。
情報元が一つに集約されるので、復習の時間も大幅に短縮できますし、何より暗記効率が物凄く上がります。
あれどこに書いてたっけ、、、、、、?
これを無くすことで暗記科目の成績は着実に伸び続けていきます。
受験後半になるにつれて大きな効果を発揮しだすので、暗記科目を得点源にしたいという人は是非試してみて下さい。
この一問一答は非常に知識のボリュームが多いので、わからない用語が出てきたらどんどん一元化させていきましょう。
似たレベルの参考書
似たレベルの参考書としては「世界史B 山川の1問一答」が挙げられます。
「山川世界史一問一答」の使い方はコチラ!
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山川の1問一答との相違点は、説明文が東進は穴埋め形式で、山川はクイズ形式になっています。
レベルとしては山川の一問一答は東進の一問一答よりは一段階下がるイメージです。
志望校の過去問を分析して自分に合った形式の教材を選ぶようにしましょう。
並行して取り組みたい参考書
世界史B一問一答完全版と並行して取り組みたい参考書は
- ヒストリア
- センター世界史B
- 志望校の赤本
が挙げられます。
一問一答がある程度マスターできたら次のステップは、“どんどん演習を積むこと“です。
センター世界史Bや自分の志望校の赤本を解くことはもちろんですが、問題演習でオススメの教材が世界史ヒストリアです。
「HISTORIA[ヒストリア]世界史B精選問題集」
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テーマごとに様々な問題が扱われているほか、解説がとても詳しい点で他の参考書よりも優れています。
以上が世界史B一問一答完全版の特徴・使い方・勉強法の紹介になります。
是非参考にして世界史を得意教科にしてください。
参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方