ビジュアル図解 古文単語の効果的な使い方
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ビジュアル図解 古文単語
ビジュアル図解 古文単語の概要と使用目的
古文の受験勉強をしていくうえで、まず始めにやるべきことは古文単語の暗記からです。
しかし、多くの受験生がこの古文単語の暗記でつまずいてしまいます。
原因は、単語を文字としてだけで捉え、本質的な意味を理解せずに進んでしまうのでやる気も起こらず、途中でやめてしまいます。
今回紹介する「ビジュアル図解 古文単語」はこんな最悪な事態を回避してくれます。
河合塾の人気実力派講師・池田修二先生が提案する、画期的な古文単語の参考書で、単語の意味を丸暗記するのではなく、「マインドマップ」のようにビジュアル図解によって「つなげていく」ので、インプットしたら絶対に忘れない構成になっています。
覚える作業が苦手な受験生にかなりおすすめの参考書となっています。
ビジュアル図解 古文単語の具体的な内容
この参考書の対象者は暗記ものが苦手な受験生です。中でも古文単語初学者にはかなり使いやすい一冊になっています。
良いところは、イラストがついていて、古文単語そのもののイメージを掴みやすくなっているので、比較的楽に単語を覚えていくことができます。
(イメージをつかめば、人間は物事を忘れにくくなります。)
そして、複数語義があっても単語の本質的意味を理解することができるので、これで覚えた後は迷うことなく読むことができるでしょう。
見出し語は300語程度ですが、関連語が豊富になるので400語程度は覚えることができます。
大学の入試問題・センター試験の入試問題を徹底的に分析し、繰り返し出題され、かつ、古文読解に必要とされる単語を中心に収録されています。
さらに、現代語訳もついているので非常に便利になっています。
ビジュアル図解 古文単語の使い方
1.ひたすら単語を覚えていくべし
単語を覚えることは、受験勉強をしていくうえで基礎中の基礎です。
幸いにも、この参考書はイラストを使っているので比較的スラスラと覚えることが可能になります。
この利点を最大限に生かして、他の人とドンドン差をつけていってください。
あと、見出し語以外にも、関連語の箇所もしっかりとやるようにしてください。
2.受験本番までに、この一冊を完璧にするべし
受験生にありがちな間違いは、とにかくいろんな参考書を使った方がいいという間違った風潮です。
いろんな参考書をやる前に、一冊をまず完璧にしてから、自分で少し覚える語数が少ないなと感じたら二冊目にいくというふうにしてください。
目の前のことを完璧にこなしていかないと、途中で必ずボロがでてしまうものです。
気を抜かず、しっかりと頑張りましょう。
ビジュアル図解 古文単語の注意点
この参考書の唯一の弱みが、収録されている単語の数が少なめな点です。
初めて、古文を勉強する人はこの単語帳から入ればいいですが、ある程度古文の勉強をしている人や、古文が嫌いじゃない人は「古文単語 FORMULA600」という参考書がおすすめなので、ぜひやるようにしてください。