30日完成!センター試験対策・物理の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) PHYSICS
30日完成!センター試験対策・物理の効果的な使い方
センター試験対策の最初の1冊!
概要と使用法
あの数学で有名なチャート式にも遂に物理が「緑(りょく)チャート」で皆さんにもおなじみ?のチャート式のセンター試験対策でついに物理が出版された。
テーマごと、単元ごとに分野別演習ができる問題集の形で出版された。
必要なところ、重点的にそれぞれが強化したいところを本書で演習し補えることだろう。
1日1項目で、30日で30項目となり本書を完成することができる。
(しかし、復習のことを考えれば…)
それぞれの項目も確かにセンター物理で頻出・重要なものばかりで問題選定には間違いがない。
問題自体も、センター試験の過去問を模した補充形式であるものの、過去問演習の前段階の演習用ということを意識して使用してほしい。
ゆえに過去問に取り組むことも考慮すると、本当にセンター試験の1か月前からスタートしていては、すべてが中途半端で一番残念な状態で本番を迎えることになってしまう。
結局は、センター試験の2か月前から始めるのがベストだろう。
どの科目でも言えることだが、センター試験対策の1番の勉強法は「過去問」だ。
いろんな参考書や対策用の問題集が出てはいるが、所詮はセンターに似せた問題だ。
実際にセンター試験に出された過去問には到底かなう訳がない。
言い方は悪いが、「ニセモノはホンモノには勝てない。」ということだろう。
つまり、センター試験に挑むうえで大事な勉強法は「過去問に重きを置く」ということだ。
これに従った最適な使用法は後ほど述べよう。
安心のチャート式
数学の大御所的存在「チャート式」、その解説量や本の分厚さには圧倒されることもあるが、なぜこれほど支持を受け続けているのかと言うと、「詳しさ」であろう。
1問に対しての解説量・押さえるべきポイント・類題・問題背景などをチャート式では事細かに描かれている。
それは物理でも、本書「30日完成!センター試験対策 物理」でも健在だ。
同じように1問に対しての親切な解説・使う公式・ポイントとなる考え方などふんだんに説明してくれている。
センター試験対策のみならず2次試験の勉強にもつながるので、ぜひとも本書はとおっておきたい参考書だ。
気になる使い方は?
先ほども述べたように、センター試験の最も大事な勉強法は「過去問」だ。
過去問を取りくまずして、センター試験に挑むなど言語道断。
敵の人数・敵の勢力・敵の特徴を知らずして、さらに丸腰で戦場に臨むかのごとく無謀と言わざるを得ない。
ここでセンター過去問にしっかりと時間をかけるセンター対策を紹介しよう。
①11月からコツコツと本書「30日完成!センター試験対策 物理」に取り組む。
正直、1日の分量はかなりライトなので、余裕のある人は2日分くらいを1日で終わらせても構わない。
②12月から1週間かけて①の猛復習。
12月にはいったらちょうど①が終わる時期だろう。
しかし、どの参考書にも言えることだが、1周しただけで参考書をマスターできるのか?答えは当然「否」だ。
本書も例外ではない。
30日完成!とタイトルにどでかく書かれてはいるが、そんな売り文句に惑わされるべきでない。
どんな参考書でも!たとえ1週間完成、10日間完成と言われようとも、繰り返し取り組むのだ。
そうして初めてその参考書を終えたと言える。
話を戻そう。
①でできなかった部分を12月の第1週で潰そう。
何周するかは人それぞれだが、出来るようになるまで何周でもしてほしい。
ここが山場となるだろう。
③12月2週からは過去問演習
追試も気になるであろうが、まずは本試験だけでいい。
本試験を10年分は解こう。
毎日1題として、10日間で終えることができる。
そしてそこから4日間で10年分の見直しだ。
1日2~3年分の見直しをすればいいだろう。
この4日間もなか
なかの山場となるが必死にくらいつこう。
④12月4週からは、もう一度「30日完成!」へ
③で自分が間違えた箇所・苦手な単元をリストアップし、その箇所をまた本書で復習し直そう。
⑤残り数日は、もう一度過去問へ
ここまででおよそセンターまで残り1週間となっている人が多いはずだ。
残りの期間は何をするのかというと、センター過去問だ。
追試験は解く必要がない。
1度解いた本試験の問題を残りの期間を使って1日1年分、もしくは2日で1年分解こう。
この時期から、新しい演習書などに取り組んでも全く意味がないどころか返って余計な知識が入ることで混乱を招きかねない。
よって、一度みた問題でしっかり点を取って、復習なおかつ精神を落ち着かせる勉強を最後の締めとしよう。
これで、センター試験対策には抜かりない。
万全の対策で挑むことができるはずだ。