半日で読む源氏物語の効果的な使い方

半日で読む源氏物語の概要

・対象

源氏物語をより読めるようになりたい受験生

・カテゴリ

インプット

・レベル

基礎

・時期

受験中期〜受験後期

古文において最低限の出典の知識を知っておくことは必須です。

(例えば、土佐日記は紀貫之が土佐守の任を果たして京都に帰着するまでの55日間の旅を記したもの。など)

出典の知識の知識があれば読みやすくなる程度の文章もあれば、出典の知識がないと太刀打ちできない文章も存在します。

その最たるものが『源氏物語』です。

理由はいくつかあって、多数の登場人物に敬語が使われていて敬意の方向や主語把握がしにくいから。

状況が分かりにくくて、読むのに高い知識が求められるから。

平安時代の文化など、エッセンス的要素が凝縮されているから。

大長編なため、どの場面なのかを把握することが難しいから。

これらの理由によって、出典の知識なしに『源氏物語』の文章を本番で解くことは困難を極めます。

よって、この世にはたくさんの源氏物語に関する参考書が発売されいます。

今回紹介するのはその中の一つで、東進ハイスクールの講師の吉野敬介先生が書いた本です。

この本の最大の特徴はとにかく面白いところです。

少しエロすぎると感じる人もいるのではないかと心配するくらいフランクで面白い本です。

半日で読む源氏物語の詳細

ストレートなツッコミ満載で、すらすら読めるようになっている。

あらすじは原文に忠実だし、人物系図が各巻にあるから、読んでいても迷わない。

イラストがたくさんあり非常にわかりやすい。

古文常識コラムを読めば、物語の理解もさらに深まるだろう。

半日で読む源氏物語の使用方法

とにかく前から読み進めていく。

別に半日で読み切る必要はなく何日かに分けて読めばよい。

細かいところにとらわれずにあらすじを楽しく理解できれば良い。

半日で読む源氏物語の詳細

とにかく面白い参考書である。

源氏物語の内容が楽しく理解できる良書と言えるだろう。