英文法解説

 

 

英文法解説の概要と使用目的

 
英語教育で有名な江川泰一郎が書いた名著です。この文法書は一応大学受験参考書ですが、専門書として扱われます。1953（昭和28）年以降から長年、多くの人に愛用されていきました。
 
受験生で使っている人はまれで、むしろ翻訳家や英語教師、大学院生の方々がよく使われます。受験レベルを逸脱しているものもあるので、受験生が使うとしたら、本当に英文法マニアになろうとしている人です。
 
皆さんが本書を使うことは恐らくないでしょうが英語が相当できるようになってから使うと，知識の整理にくわえ、重箱の隅をつつくような問題にも対応ができる力まで養われることでしょう。
 
 

英文法解説の具体的な内容

 
ある有名な先生方は「翻訳などに際してこの本で不足だったことは一度もない」や「教師のための文法書と言ってもいいくらいだ」とおっしゃるほどなので、翻訳や教師側向けの内容になっています。
 
本書は解説も詳しいですが、例文の精選がよくて、学習効果の高いものになっています。
 
前置詞の単元は初学者にも理解しやすくなっていますが、それ以外の単元は基本的な文法の知識は頭に入っている前提の説明になっているので、苦手は人が読むと難しく感じますが、一度未習分野を習い終えてから読むとその分野の知識の確認をしつつもその分野をもっと深く知ることができます。
 
 

英文法解説の使い方

 
１．わからない文法事項が出てくる度、辞書替わりに引いて調べる。
→興味の湧いた文法項目を通読する使い方もありです。
 
 

英文法解説の注意点

 
内容が上級者向けに書かれていることもあって、英語が苦手な人が使うと何を言ってるかわけがわからないでしょうし、一気に全部読もうとすると根気が必要で、途中でしんどくなってしまう可能性もあるので、本当に興味のある文法事項だけ調べるといった使い方が宜しいかと思います。