ナビゲーター日本史Bの効果的な使い方

更新日: (公開日: JAPANESE-HISTORY

1.ナビゲーター日本史Bの概要と使用目的

 
ナビゲーター日本史B
本書はセンター試験はもちろん、国公立2次、難関私大にも十分対応できる講義調の参考書です。
時代のキーとなる出来事が、講義形式で簡潔に説明されているので、日本史の流れの理解に不安がある受験生におすすめの一冊です。
教科書だけではよく理解できず不明瞭になってしまっている用語は概要にとどまらず詳しい説明がなされ、歴史における事件の原因が横の繋がりを意識した順序で収録されているため、単発の理解にとどまらない効率のよい暗記を行うことができます。
日本史を効率良く暗記をするためには理解(インプット)→暗記(インプット)→応用(アウトプット)という3段階があります。
本書はインプットの段階にあたります。
 

2.ナビゲーター日本史B具体的な内容

 
各200ページ程度で全4冊とコンパクトにまとめられていますが、ポイントになるべき箇所にはアンダーラインが引いてあり、用語の説明や事実の背景が明瞭に記載されています。
流れの良い記載に加え、適度に絵や図表が挿入されているので、飽きずにスラスラとひとつの時代区分を読み進めることが出来、確認用の問題集も付属しているため、読んで終わりというわけではなく、学習後の定着もふまえた作りになっています。
 

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3.ナビゲーター日本史Bの使い方

 
 

  • 1.日本史の時代の流れを細かく理解することより大まかな流れを掴むという目的意識を持って一通り読み進めて下さい。

 
 
 

  • 2.一通り読み終えたら今度は、時代ごとの内容とその時代に起こった事件を理解しながら読み進めます。

 
※この際に重要な箇所にマーカーを引きながら読むと理解が深まり自分で意識して線を引くことにより記憶の定着率も上がります。
 
 

  • 3.三回目からは用語を覚えるという目的意識で読み進め、覚えるまで何回も読み込んでいきます。

 
 
だいたいの人はこのような順序で学習していきますが、既に日本史の勉強を進めていてある程度知識が備わっている受験生の場合は2か3のステップからはじめてもよいでしょう。
本書には別冊に確認用の問題集が付属していますが、本書の最大の目的は日本史の流れを理解してインプットの効率を上げることなので、余裕があれば取り組むぐらいの気持ちで良いです。
 

4.ナビゲーター日本史Bの注意点

 
本書はひたすら読み進めていく読み物系なのでマーカーを引くこと以外は手を動かすことはありませんが、手を動かさないからといって頭も動かさなくていいと勘違いしないように注意してください。
どの科目にも共通することですが、その勉強に対して目的意識を持たずに取り組む受験生と、何を得るために、なぜ、この勉強をするのか理解して取り組む受験生とでは受験本番の時には計り知れない差となって現れるでしょう。

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