センター試験過去問研究 日本史Bの効果的な使い方
更新日: (公開日: ) JAPANESE-HISTORY
センター試験過去問研究 日本史B
センター試験過去問研究 日本史B概要と使用目的
受験生にしては言わずと知れた「赤本」です。
どの科目にも共通しますが入試は受験校、学部によって出題される傾向が大きく異なります。
センターの日本史では人物と出来事の正しい組み合わせを選ぶ問題や年号順に並べ替える問題がよく出題されます。
るには「歴史の流れや時代の背景を理解したうえで、用語を暗記する」必要があります。
1つ1つの単語を覚えていても、それを関連付けていなければせっかく覚えた知識が使いきれずなかなか点数にはなりません。
そのためにも理解(インプット)→暗記(インプット)→応用(アウトプット)という3ステップをしっかりと踏んで勉強するようにしましょう。
本書はその3ステップのうちの応用(アウトプット)のジャンルに入ります。
対象者はインプットが最低でも8割固まっている人です。
日本史はインプットが全て鍵を握っているのでインプットが8〜9割まで固まっていない人は焦らずにインプットを完璧にするように心がけてください。
この参考書の目的はセンターの形式やクセを知ることにより、自分がどういう風に今後勉強すればよいか、入試本番間近になったときはどこの範囲に絞って学習すれば良いかを知ることです。
センター試験過去問研究 日本史B具体的な内容
志望校攻略に欠かせない、大学入試過去問題集の俗に言う赤本です。
センター試験の過去問題集が第1回試験から25年分掲載されています。(「日本史A」も3年分収載)
正誤問題の解き方、誤文を見つけるコツなども収録されています。
年度ごとの詳しい傾向分析や先輩受験生の攻略アドバイスなど、問題部分以外のコンテンツも豊富です。
問題を解く時間しか考えておらずマークシート記入時間を計算することを忘れがちですが、本書はマークシート解答用紙つきなのでマークシート記入時間も含めた本番を意識して問題を解くことができます。
センター試験過去問研究 日本史Bの使い方
使用目的ではセンターの形式やクセを知ることと書きましたが、本番を意識するためにもしっかり時間を計ってマークシート解答用紙を使用するようにしましょう。
もし時間が余れば終了した時点で丸つけにとりかかって良いです。
問題を解き、答え合わせが終わったら間違えた問題にチェックを入れ、その問題に該当する範囲の参考書(インプットに使用した参考書)のページを見直し、なぜ間違えたのかを研究してください。
間違えたところが参考書に載っているのならそれはまだまだ勉強不足なのでしっかり覚えましょう。
参考書に載っていないのなら、その用語を自分の参考書(解いた問題の範囲のページ)に書きこみ、情報を一元化してしまいましょう。
センター日本史で高得点を取るためには正誤問題と年号対策が必須です。
これらはただ答えを覚えて終わりにはせず、正解以外の選択肢もしっかり復習して、インプットを更に固めていってください。
点数の平均が8割にも満たない人は、インプットに戻り、引き続き学習しましょう。
「間違えた問題」「正解したが自信がない問題」は「石川 日本史 実況中継」や「金谷のなぜと流れがわかる」シリーズなどに戻って確認し、インプットし直すようにしましょう。
何度も繰り返しますが日本史はアウトプットよりもはるかにインプットのほうが肝心です。
本書を進めているうちにどの時代が得意か、不得意かが明らかになってくると思います。
その明らかになった不得意な部分は重点的にインプットするようにしましょう。
ペースについて
ペースは1日1題、およそ1ヶ月で終わらせるようにしましょう。
アウトプット系の参考書における効率の良い学習の仕方としては、解いた問題の復習をしっかりすることです。
センター試験過去問研究 日本史Bの注意点
日本史に限らず、社会の勉強に共通するのは、「演習はそれほど重要ではない。」ということです。
たしかにアウトプットは自分の知識を出すだけなのでインプットの労力に比べると遥かに楽です。
しかし、ただやみくもに演習をするのではなく、演習で自分の苦手を明らかにし、そこを徹底的に克服していくことが成績アップの一番の近道なのです。
日本史は暗記(インプット)の量が成績アップの鍵を握ります。なので演習の参考書を数多くこなすよりも、自分で決めた1冊のインプット用参考書を完璧にすることが最も重要です。