センター・マーク標準問題集現代文の効果的な使い方
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センター・マーク標準問題集現代文
[センター・マーク標準問題集現代文の概要と使用目的]
センター試験を意識したアウトプットの練習に
『センター・マーク標準問題集現代文 』はセンター試験を受験する受験生がアウトプットの練習をするのに最適な問題集です。
センター試験と同じ形式で評論が7題、小説が7題収録されており、本番の形式や文量に慣れる訓練ができます。
[センター・マーク標準問題集現代文の具体的な内容]
センター試験の形式と文量に類似した問題が収録されています。
例年、センター現代文は難化傾向にあるので、出典は実際の問題よりやや易しく感じるかもしれません。
設問に関しては、センターを意識した設問が並んでいますが、近年の表現形式を問う問題よりも、2000年前後のセンター現代文では定番だった、本文の要旨を問う問題が比重としては大きいといえます。
[センター・マーク標準問題集現代文の具体的な使い方]
必ず実際の試験と同じ条件で挑戦すること!
この問題集を使用する時期には、読解テクニックが一通り身についているはずです。
時間内にできるだけ多くの正答を得ることを目指して演習に臨んでください。
1.時間を計測して問題に取りかかる。その際、自分が解答の根拠に選んだ箇所や選択肢の判断基準を明確にしておくため、必ずマークを残しながら読み進める。
2.選択肢の解説を読み込み、何が正答と誤答を分けるのかという目を養う。読んでも違いに気がつかない微妙な選択肢は、文節ごとに区切って比較するなど、できるだけディティールにこだわった目の動かし方をすると違いがつかみやすい。
3.2・3日時間をおいてから、もう一度前回演習した箇所を見直す。正解はもう知っているはずなので、解き直す必要はないが、どういう流れで正解にたどり着いたのかを頭の中で再生して定着させる。
[センター・マーク標準問題集現代文の注意点]
入門編の問題集と異なり、本番を意識した問題集となっていますので、カラー刷りで文章の構造がわかりやすく解説されるというよりは、どのような基準でその選択肢が誤答であるのかといったことに重きが置かれています。
文章構造をとるといった基礎的な読解テクニックを身につけていない場合は、選択肢の過ちに気付けてもどうしてその過ちに自分が至ったのかという読み間違いにまでは気付けません。
これでは知っている狭い範囲の知識で問題の正解に一喜一憂するというあまり実りのない演習になってしまいますので、しっかりと読解の基礎力を[実践演習 標準現代文]や[入試現代文のアクセス(発展編)]で身につけてから挑戦するようにしてください。
文章構造がうまく把握できても、制限時間に間に合わなかったり、肝心の選択肢の部分でいつも外してしまったりといった人は、この問題集の演習と並行して、[センター現代文満点のコツ [赤本ポケットシリーズ] で読解の細かなテクニックを身につけながら本書でアウトプットする練習をすると、演習の効果がより高まるでしょう。