【世界史編】名城大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) MEIJO
入試形式
- 試験時間:60分
- 配点:100点
- 問題数:約50問
- 形式:語句記述が中心。
- 構成:大問3題or4題(学部によって変動)
【世界史】入試傾向と対策
大問1〜4
大問ごとにこれといったコンセプトはありません。
全時代、全地域からランダムで大問が作られます。
出題地域に関しても、ヨーロッパや北アメリカといった、西洋史がやや多い傾向にあります。
だが、中国や東南アジア、イスラームからの出題も見られます。そのため、一通り全地域に触れておく必要があります。
時代に関しては、古代から現代まで幅広く扱われています。
文化史からの出題も見られ、西洋史をメインに、全地域・全時代に渡り幅広く対策しておく必要があります。
出題形式に関しては、語句記述が中心で、10~50字の短い論述問題も出題されます。
だが、語句の定義や因果関係に関して、教科書の文言通りに聞いてくる傾向が強いため、特段、参考書による対策は必要ないと言えます。
また、若干だが記号問題も出題されます。
形式として、語句選択が大半で、まれに正誤問題も出題されることがあります。
なお、聞かれている用語は9割以上が教科書に記載があり、基礎・標準レベルであると言えます。したがって、万遍なく学習することと、整理して覚えられていることがポイントとなる。
オススメ参考書
インプット
教科書の記述が理解できるのであれば、教科書がベストです。
実際、過去問においても、教科書の文言がそのまま出題されたことは多いです。
ただ、教科書の書き方は堅く理解が難しいという人も多いと思うので、そういった場合は『一度読んだら忘れない世界史』を補助として使うことをオススメします。
「一度読んだら忘れない世界史」購入ページ
本書のわかりやすい解説で理解を深めた後に教科書を読み、用語を覚えていくようにしましょう。その際に、用語を丸暗記するのではなく、因果関係などの流れを理解しながら覚えていくようにしましょう。
また、世界史は、知識が広く浅く聞かれる科目であるため、日本史以上に用語の整理が重要となります。
特に、地域と時期、政権担当者ごとに用語や事項を整理できているかが、全範囲から聞かれる入試問題を解く上で非常に重要になります。
この用語ごとの整理を意識して、勉強を進めていくようにしてください。
アウトプット①
教科書のインプットと並行して、覚えた用語をアウトプットしていくようにしましょう。
さらに、先述のように、世界史は用語の整理が重要なカギを握ります。アウトプットと整理を同時に行うために『時代と流れ』を使用します。
まず、日常学習として、教科書の進めた範囲を赤シートで隠して用語が出てくるか確認し、覚えていくという作業を進めます。
また、本書の左ページには整理した図が書かれているため、用語を整理する際に利用しましょう。
アウトプット②
日常学習でのアウトプットができたら、次は入試問題形式でのアウトプットをしていきます。
おすすめのルートとしては、『基礎問題精講』→『イチから鍛える世界史必修編』→『全レベル問題集世界史③』です。
「世界史基礎問題精講」購入ページ
「イチから鍛える世界史」購入ページ
「全レベル問題集世界史③」購入ページ
まず、『基礎問題精講』に関して、名城大学では記述式が中心なので、本書に収録されている記述問題解く時から意識してすすめて進めましょう。
また、用語を整理する図や表も豊富に記載されているため、必要なものはメイン教材に一元化します。
『イチから鍛える世界史必修編』と『全レベル問題集世界史③』に関しては、正誤問題が多く演習量を増やす目的で使用します。
先ほど論述問題の傾向についてふれたが、簡単な語句の定義や因果関係を聞く問題が大半であると述べました。
ここで注目すべきは、このような出題されやすいポイントは、典型的な正誤問題で扱われる箇所と重複していることです。
つまり、上記の2冊で正誤問題を中心に対策し、解く際や復習の際に内容や因果関係を意識すれば、名城大学の記述問題に関しても十分に対応できます。
注意点として、名城大学に論述が出ているからといってむやみに、論述参考書に手を出さないことです。
余裕があればやってもいいのだが、大半の論述参考書は国公立2次試験用の本格的な論述問題を扱っていることが多いため、名城大学をターゲットとするとオーバーワークになります。
日頃の標準的な問題演習の中に組み入れ、コスパよく対策していくようにしましょう。
最後に、これら問題集解いた際にメイン教材に載っていない知識が出てきます。
その際、その知識は全てメイン教材に一元化していくようにしましょう。これがどれだけできるかが、社会の知識がつみあがっていくかどうかに関わってくるため、必ず行うようにしましょう。
資料集(補助)
「世界史資料集」購入ページ
先述のように、世界史では用語の整理が最も重要だといえます。その際に、資料集はかなり効果的なアイテムとなります。
具体的には、図や表による用語の整理が秀逸であるため、用語の整理する上で非常に役に立ちます。
日頃の学習でも軽く目を通すようにし、有用な図や表をメイン教材に一元化するようにしましょう。
なお、名城大学では、写真や地図も出題されるため、資料集には目を通すようにしましょう。
ただ、情報量が多く、かつ通史の基本用語を覚えるのに手一杯になることもあるので、このような視覚資料を用いた勉強は入試直前期になってもかまいません。
過去問
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世界史は、過去問の使い方が非常に重要になります。
解いた後に、出題形式の分析、つまり、どのような知識が聞かれているのか、及びメイン教材の知識をどのように組み合わせたら問題が解けるのかを、全ての問題で分析するようにしましょう。
同時に、世界史は、過去問から繰り返し同じ知識が出題されることが多い科目なので、間違った知識は次に聞かれたら絶対解けるという状態になるまで覚えるようにしましょう。
なお、繰り返しになりますが、過去問で出てきた初見の知識も、必ずメイン教材に一元化しましょう。