【日本史編】名城大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) MEIJO
入試形式
- 試験時間:60分
- 配点:100点
- 問題数:約50問
- 形式:語句記述が中心。
- 構成:日本史は大問4題
【日本史】入試傾向と対策
大問1〜4
おおむね、大問1が古代、大問2が中世、大問3が近世、大問4が近現代となっています。
総じて、文化史も含め、全時代満遍なく出題されるため、幅広い対策が必要となります。
出題形式に関しては、語句記述が中心で、まれに短文の論述問題が出題されることもあります。
しかし、出題された数自体は少なく、かつ教科書の記述をそのまま聞いてくるため、特段、参考書による対策は必要ないといえます。
若干だが記号問題も出題されます。形式として、語句選択が大半で時代の古い順から並び替える問題も出題されることがあります。過去には史料問題も出題されましたが、大半は有名史料であるため、事前に十分な対策ができるものです。
なお、聞かれている用語は、9割以上は教科書に記載があり、基礎・標準レベルであると言えます。
したがって、記述で漢字が書けることを念頭に、基礎事項を中心にしっかりと準備をすれば必ず合格点が取れます。
オススメ参考書
インプット
教科書の記述が理解できるのであれば、教科書がベストです。
実際、過去問においても、教科書の文言がそのまま出題されたことは多いです。
だが、教科書の書き方は堅く理解が難しいという人も多いと思うので、そういった場合は『なぜと流れがわかる本』を補助として使うことをオススメします。
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本書のわかりやすい解説で理解を深めた後に教科書を読み、用語を覚えていくようにしましょう。
その際に、用語を丸暗記するのではなく、因果関係などの流れを理解しながら覚えていくようにしましょう。
アウトプット①
教科書のインプットと並行して、覚えた用語をアウトプットしましょう。
さらに、似ている用語や紛らわしい用語が日本史では出てくるため、それらを整理しながら覚えていけるかが、日本史で高得点を取るカギになります。
このように、アウトプットと整理を同時に行うために『時代と流れ』を使用するることをオススメします。
まず、日常学習として、教科書の進めた範囲を赤シートで隠して用語が出てくるか確認し、覚えていくという作業を進めます。
加えて、本書の左ページには整理した図が書かれているため、用語を整理する際に利用しましょう。
アウトプット②
日常学習でのアウトプットができたら、次は入試問題形式でのアウトプットしましょう。
おすすめのルートとしては、『はじめる日本史』→『日本史基礎問題精講』→『イチから鍛える日本史必修編』です。
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「日本史基礎問題精講」購入ページ
「イチから鍛える日本史」購入ページ
名城大学では記述式がメインであるため、記述対策もできる『はじめる日本史』をオススメします。
使用する際は、本書には漢字で書けるべき用語がまとまっているため、それらは全て書けるように練習しながら進めましょう。
また、史料問題も出題される可能性があるため、本書付属の別冊に載っている頻出史料は覚えるようにしましょう。
『日本史基礎問題講』と『イチから鍛える日本史必修編』に関しては、演習用を増やすためのものです。
特に、前者は語句記述問題が比較的多いため、名城大学の入試と相性がいいです。
注意点として、これら問題集を解いた際に、メイン教材に載っていない知識が出てきます。その際、それの知識は全てメイン教材に一元化してましょう。
これがどれだけできるかが、社会の知識がつみあがっていくかどうかに関わってくるので、必ず行うようにしましょう。
資料集(補助)
先述のように、日本史では用語の整理が最も重要だといえます。
その際に、資料集はかなり効果的なアイテムとなります。
具体的には、図や表による用語の整理が秀逸であるため、用語の整理する上で非常に役に立ちます。
日頃の学習でも軽く目を通すようにし、有用な図や表をメイン教材に一元化するようにしましょう。
なお、名城大学では、写真や地図も出題されるため、資料集には目を通すようにしましょう。
ただ、情報量が多く、かつ通史の基本用語を覚えるのに手一杯になることもあるので、このような視覚資料を用いた勉強は入試直前期になってもかまいません。
過去問
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日本史は、過去問の使い方が非常に重要になります。
解いた後に、出題形式の分析、つまり、どのような知識が聞かれているのか、及びメイン教材の知識をどのように組み合わせたら問題が解けるのかを、全ての問題で分析するようにしましょう。
同時に、日本史は、過去問から繰り返し同じ知識が出題されることが多い科目なので、間違った知識は次に聞かれたら絶対解けるという状態になるまで覚えるようにしましょう。
なお、繰り返しになりますが、過去問で出てきた初見の知識も、必ずメイン教材に一元化しましょう。