【日本史編】日本大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: NIHON

はじめに

日本大学の日本史の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。日本大学は日東駒専の「日」の部分を占める大学です。
東京都千代田区に本部を置く大学で、全16学部で約7万人が学んでいます。
駒澤大学の偏差値は約50.0~57.0と学部によって大きく異なります。
関連:駒澤大学の偏差値・合格最低点ランキングはコチラ!

日本大学の日本史は学部・学科によって出題傾向が異なり、学部・学科に即した対策が必要です。したがって、過去問演習する際は自分の志望する学部の過去問でないと問題数や出題形式が違ってしまう可能性があります。その点は注意して過去問演習を行いましょう。

本記事では日本大学法学部・文理学部・経済学部・商学部・国際関係学部・危機管理学部・スポーツ科学部・生物資源科学部の傾向と対策について紹介していきます。

各学部の概要と特徴

それでは今から日本大学の日本史の各学部の概要と特徴について紹介していきます。

法学部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :43〜45問
  • 形  式:マーク式
  • 構  成:大問4〜5題

<傾向>
大問ごとに文章が掲載され、その文中の下線部に関する正誤問題や語句問題、空欄補充などの問題が多く出題される。史料問題も毎年出題され、地図問題や雑誌の写真を見て答える問題などが出題された年もある。

空欄補充や語句問題は単独では出題されず、「ア、イの空欄に当てはまる組み合わせとして正しいものはどれか」「A.B.Cの記述の組み合わせとして正しいものはどれか」など完解する必要があるので、各分野の基本的な語句・知識は網羅しておく必要がある。

大問に文章ではなく年表が掲載され、出来事をその年表の正しい位置に補充したり、年代にごとに並び替え問題も出題されるので出来事が起こった年号も暗記しておきたい。

<対策>
正誤問題が多く出題されるので一問一答などの単語暗記ばかりに偏っていては答えることができません。教科書もしっかり読み込み、時代の流れや通史の理解も行う必要があります。したがって、参考書や教科書で時代の流れをインプットしたら、基本的な語句を扱う問題集で演習していきましょう。

史料が毎年出題されるので有名な史料の内容はある程度わかるようにしておきたいです。さらに、地図問題や写真を見て答える問題も出題されるので、教科書を読み込む際などは資料集も併用してインプットしていきましょう。

文理学部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :40問
  • 形  式:マーク式
  • 構  成:大問5題

<傾向>
正誤問題・語句問題がほとんどを占めていて、他学部に食らえると人物名や語句の空欄補充が多く出題される傾向にある。さらに、史料の空欄補充も出題されるので史料もチェックしておく必要がある。

特徴としては「下線部の人物の著作はどれか」などの正しい語句を直接問う問題の出題が多い。年表を見て答える問題がほぼ毎年出題されているので、語句だけでなく時代の流れ・通史の勉強もしておく必要がある。

<対策>
他学部に比べると正誤問題よりも空欄補充や語句を直接問う問題の出題が多いので、教科書・基本レベルの語句をしっかり覚えておく必要がある。一問一答などを使って基本レベルの語句を徹底暗記しましょう。

ただ、年表に絡めた問題が毎年出題されているので、語句の暗記は年号とセットで覚える日強ようがあります。勉強の比率としては時代の流れよりも語句の勉強に比重を置いた勉強をオススメしますが、通史の勉強や時代の流れの勉強も必ず行い、疎かにしないようにしましょう。

史料問題がほとんど毎年出題されるので有名な史料の内容はある程度わかるようにしておきましょう。

経済部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :45問
  • 形  式:マーク式
  • 構  成:大問4題

<傾向>
説明問題・語句問題を中心に構成されている。特に語句の空欄補充問題が多く出題される傾向にあり、一つの大問が全て空欄補充問題で構成されていた年もある。
史料問題も毎年出題されているが、史料に関する知識がなくても答えられる問題も多い。年表に関する問題も出題されるので、時代の流れや通史の勉強もしておきましょう。

<対策>
経済学部の問題は文理学部の問題とレベルも内容も似ている。他学部に比べると正誤問題よりも空欄補充や語句を直接問う問題の出題が多いので、教科書・基本レベルの語句をしっかり覚えておく必要がある。一問一答などを使って基本レベルの語句を徹底暗記しましょう。

ただ、年表に絡めた問題が毎年出題されているので、語句の暗記は年号とセットで覚える日強ようがあります。勉強の比率としては時代の流れよりも語句の勉強に比重を置いた勉強をオススメしますが、通史の勉強や時代の流れの勉強も必ず行い、疎かにしないようにしましょう。史料問題がほとんど毎年出題されるので有名な史料の内容はある程度わかるようにしておきましょう。

商学部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :40問
  • 形  式:マーク式
  • 構  成:大問4題

<傾向>
商学部は正誤問題・年表・地図問題・史料問題・空所補充問題がバランスよく出題される。
2019年は大問1で「①〜⑤の文章の下線部1〜4のうち誤りがあるもの選べ」という少し特殊な正誤問題も出題され、大問2で年表と地図問題の合体問題、大問3で史料問題、大問4で空欄補充問題と出題形式ごとに大問が分かれていた。
それ以外の年でも毎年、正誤問題・年表・史料問題・空所補充の問題がバランスよく出題されている。

<対策>
商学部の正誤問題は正・誤の正しい組み合わせを選択するものではなく、4つの選択肢から誤りのものを選ぶという形式なので、当てずっぽうで正解するのは難しい。
さらに、年代の並び替え問題も出題されるので、語句暗記中心の勉強に偏るのではなく、通史の教科書・参考書をしっかり読み込み、時代の流れ・年号と一緒に語句を暗記していきましょう。

史料問題は毎年出題されます。資料集なども併用して、頻出の資料の内容はある程度理解しておきましょう。
空所補充問題は一問一答などで基本レベルの語句を徹底暗記しましょう。

国際関係学部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :40問
  • 形  式:マーク式
  • 構  成:大問4題

<傾向>
国際関係学部の日本史は文章中の下線部に関する問題、史料問題、空欄補充問題を中心に構成されている。文章中の下線部に関する問題は下線部の正しい説明を選択する問題よりも、語句を選択させる問題の方が多く出題される傾向にある。

年表に絡めた問題も毎年出題されているので、通史・時代の流れも語句と一緒に理解しておく必要がある。

<対策>
国際関係学部は語句問題の出題率が高いので、基本レベルの語句を一問一答などで徹底暗記しましょう。
ただ、年表に絡めた問題も毎年出題されているので、語句暗記中心の勉強に偏るのではなく、通史の教科書・参考書をしっかり読み込み、時代の流れ・年号と一緒に語句を暗記していきましょう。

史料問題は毎年出題されます。資料集なども併用して、頻出の資料の内容はある程度理解しておきましょう。

危機管理学部・スポーツ科学部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :40問
  • 形  式:マーク式 
  • 構  成:大問4〜5題

<傾向>
危機管理学部・スポーツ科学部の日本史は文章中の空欄補充、年表を絡めた問題、史料問題、説明問題、正誤問題を中心に構成されている。
年表を絡めた問題は、センター試験のようなAとBと対話を読んで答えるといううような出題形式になっている。

史料問題は史料中の下線部に関する問題だけでなく、史料の空欄補充も出題されるので、史料の内容をしっかり理解しておく必要がある。
正誤問題は商学部同様「①〜⑤の文章の下線部1〜4のうち誤りがあるもの選べ」という形式になっている。

<対策>
危機管理学部・スポーツ科学部の正誤問題も正・誤の正しい組み合わせを選択するものではなく、4つの選択肢から誤りのものを選ぶという形式なので、当てずっぽうで正解するのは難しい。
さらに、年表を絡めた問題も出題されるので、語句暗記中心の勉強に偏るのではなく、通史の教科書・参考書をしっかり読み込み、時代の流れ・年号と一緒に語句を暗記していきましょう。

史料問題は毎年出題されます。資料集なども併用して、頻出の資料の内容はある程度理解しておきましょう。
空所補充問題は一問一答などで基本レベルの語句を徹底暗記しましょう。

生物資源科学部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :40問
  • 形  式:マーク式
  • 構  成:大問4題

<傾向>
生物資源科学部の日本史は年表に絡めた問題、史料問題、文章中の下線に関する問題、空欄補充問題を中心に構成される。正誤問題の出題率は少ない。
空欄補充問題は「1895年()を台湾総督府に任命した」など年号を覚えてないと解けない問題が多く出題されるので、生物資源科学部は語句だけでなく、時代の流れ・通史の理解も求められる。

対策>
生物資源科学部は年表問題、そして年号の理解を求められる空欄補充問題が毎年出題されるので、語句を暗記する際は必ず年号とセットで覚えましょう。語句は基本レベルのものばかりなので、基本レベルの語句を優先的に覚えていきましょう。
正誤問題の出題は少ないですが、文章中の下線部に内容について問う問題は出題されるので、語句の名前だけでなく語句の内容や出来事の背景なども含めて理解するようにしましょう。

LINE友だち追加で2大特典プレゼント実施中! LINE友だち追加で2大特典プレゼント実施中!

オススメ参考書・問題集

それでは今から日本史のオススメの参考書をインプット用参考書とアウトプット用参考書に分けて紹介していきます。

インプット参考書


金谷の「なぜ」と「流れ」がわかる本」の使い方!
<特徴>
この参考書は基本レベルの語句を中心に通史を解説している参考書です。出来事の因果関係にフォーカスを当てて解説しているので、正誤問題が多く出題され日本大学の日本史の対策にオススメです。
まずはこの参考書でざっと歴史の流れを抑えましょう。

<使用時期>
入試初期〜入試中期
この参考書は「原始・古代史①」「中世・近世史②」「近現代史③」と3つあります。3ヶ月で習熟することを目標にしましょう。
また、この参考書はインプット用なので、繰り返し使用します。目安は3~5周です。


山川教科書」の使い方!
<特徴>
山川の日本史は多くの学校で教科書として使用されていて、入試に必要な日本史の知識が網羅されています。
日本大学の日本史は年表に関する問題が多く出題されるので、教科書を読み込んで出来事の起こった順番や時代の流れを理解しましょう。

<使用時期>
「金谷のなぜと流れがわかる本」終了後に使用し、入試本番まで使用し続ける。


日本史史料問題一問一答の使い方!
<特徴>
この参考書は頻出の日本史の史料がまとめられている参考書です。各史料の重要な部分も問題になっているので、頻出史料の重要な部分を効率的に学ぶことができます。
日本大学の日本史は全ての学部で史料問題が出題されるので、ぜひこの参考書で対策しましょう。

<使用時期>
入試後期から使用し始める。
全ての史料を読む必要はない。★★★マークと★★マークの頻出史料の部分のみやる。


山川 詳説日本史図録の使い方!
<特徴>
資料集は学校で配られたものであればなんでも良いです。
日本大学日本史は地図問題や写真が出題される学部もあるので、教科書や参考書を読み進めて行く際に、地図なども意識しながらこの資料集で確認してください。

<使用時期>
勉強中にわからないところや知識を深めたい単元があれば参照する。

アウトプット参考書


30日完成スピードマスター」の使い方!
<特徴>
日本史の基礎レベルの語句を集めた問題集。
日本大学の日本史はほとんどが基本レベルの語句なので、この参考書をやり込んで語句問題や空所補充の問題に対応できる力を身につけましょう。

<使用時期>
「金谷のなぜと流れがわかる本」終了後に使用する。


日本史B一問一答【完全版】2ndの使い方!
<特徴>
入試に必要な日本史の語句が網羅されている参考書。語句ごとに頻出度が書かれているので、出題率の高い語句から優先的に暗記していくが出来る。
日本大学は基本レベルの語句がほとんどなので、★★★マークと★★マークの語句から先に覚えていきましょう。★マークのものは無理に覚えなくても良いです。

<使用時期>
「山川日本史」と並行しながら進めていく。その日読んだ範囲の知識をこの一問一答で確認する。
※「山川日本史」が1周目ののタイミングでは使用しないでください。どうしても一問一答を使用すると、語句暗記が中心となり覚えやすい反面、流れ等は理解できず、問題に対応できるインプットができません。

まとめ


※2月から開始した場合!
紹介したオススメ参考書を使用した際の日本史の年間学習スケジュールはこの様になります。

各学部の概要で紹介したとおり、学部によって出題形式や出題分野が異なります。
入試勉強を始める際は自分の志望学部の傾向にあった勉強を行いましょう。ぜひ参考にして日本大学の日本史の目標点を取れるようにしましょう。

難関私大専門塾マナビズム 無料受験相談・資料請求

    お問合せ内容必須
    お名前必須
    学年必須
    電話番号必須
    メールアドレス必須
    希望校舎必須
    ご住所必須
    郵便番号
    都道府県
    市区町村
    番地・建物名

    12345678910
    12345678910
    12345678910
    school@shojihiromu.comsunada@nse-r.com

    プライバシーポリシーをご確認の上、
    同意してお問い合わせください

    無料受験相談申込受付中