【英語編】愛知大学の入試傾向とオススメ参考書
更新日: (公開日: ) AICHI
概要
- 試験時間:M方式・前期 60分
- 配点:M方式 150点 前期 100点
- 問題数:M方式 60問 前期 45問
- 形式:M方式 全問マーク式 前期 記号&記述
- 構成
M方式 [1]発音・アクセント、[2]文法・語法(空所補充)、[3]文法・語法(語句整序)、[4]~[8]読解
前期 [1]長文読解、[2]長文読解、[3]和文英訳
【M方式】傾向と対策
大問1 発音・アクセント
年度によっては出題されないこともあります。問題自体は旧センター試験に登場したようなオーソドックスなもので、単語自体も基本的なものです。そのため、日頃から音読をして、しっかりと発音ができれば解ける問題です。
大問2 文法・語法
4択の空欄補充型というオーソドックスな出題形式です。
聞かれる内容も、基礎的な文法事項や熟語、慣用表現で、学校で配られる文法4択問題集を完成させていれば満点が狙えるものです。
熟語に関しては、熟語帳を1冊仕上げるだけでOKです。
大問3 語句整序
こちらもオーソドックスな整序英作文です。
日本語訳も書かれているため、比較的解きやすいものです。
整序英作文は苦手とする人が多いが、単語や熟語などの知識がしっかり入っている上で、解釈の知識を応用すれば、しっかりと解けるようになります。
まずは、日本語訳にSVOCや修飾の括弧を施し、文構造を捉えるようにしましょう。そして、その解釈に合わせて、Sになる名詞、Vになる動詞、といった形で、選択肢の単語を当てはめていけば確実に解けるものです。
この解き方は、日頃の演習から意識して実践してください。
大問4~8 長文読解
主に空欄補充と内容一致で構成されます。
大問や年度によっては、図を使った問題も出題されたことがあります。
空欄補充は、文脈で解くタイプとイディオムなど語法で解くタイプがバランスよく出題されます。
内容一致もしっかりと解釈ができていれば文意が分かり、選択肢を絞ることができます。
ただ、本文の記述がそのまま書かれているわけではなく、内容が言い換えられているため、しっかりと選択肢が精読できなければ苦戦する人が多いでしょう。
図を使う問題は、英単語の意味が分かれば解答できるため過去問のみで対策可能です。もしさらに演習量をつみたい場合は、共通テストやセンター試験の過去問で図を用いる問題が出てくるので、それを解くことをオススメします。
総じて、単語、熟語、解釈の力が満遍なく必要とされるので、しっかりと対策して臨むようにしましょう。
おすすめ参考書
英単語
英検2級レベルの基礎的な単語が網羅されているものであれば十分です。
具体的には、マナビズムでは『システム英単語Basic』をオススメします。
「システム英単語」の使い方
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愛知大学はそこまで難しい単語が出てこないため、この単語帳を固めれば十分に合格点は取れます。
毎日固定して時間を取って音読して、日本語の意味が0.1秒で出てくる基準になるまでやり込むようにしましょう。
英熟語
単語帳が終わってからはじめるようにしましょう。
マナビズムでは『合格英熟語』をオススメします。
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愛知大学は熟語の出題される知識自体は基本的なもので、かつ知識として覚えれば得点できるため、本書を利用して単語と同様に覚えていきましょう。
なお、時間がなければ、4択問題集のイディオムの章でも対応は可能です。
英文法
インプット/アウトプット教材の両方が必要になります。
インプットに関しては、『大学入試 すぐわかる英文法』をオススメします。
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覚えるポイントも明確化されているため、説明の箇所で文法事項を理解した後に覚えるようにしてください。
アウトプットは学校で配られる4択問題集でOKです。
解答根拠を意識し、なぜ他の選択肢がダメな理由まで、
常に頭の中で説明しながら問題を解きましょう。
解釈
長文で点数を安定させるためには、解釈は不可欠です。
オススメの参考書としては、『読解のための英文法』です。
「読解のための英文法」の使い方!
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この参考書で解釈のルールをインプットしましょう。
練習問題がついているため、習った知識を使えるか、同時にアウトプットしてください。
その際に、常に”なぜ”Sになるのか,”なぜ”Vになるのか,”なぜ”この箇所は形容詞括弧になるのかなど、一つ一つに理由を持って解釈してください。
肘井の読解のための英文法だと演習量が足りないので、並行して『英文読解入門10題ドリル』でアウトプットすることをオススメします。
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長文
解釈が終わった後に入ります。
オススメの参考書ルートしてなのは
『ハイパー1』→『入門問題精講』→『ゼロから英語長文』です。
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やり方としては、まず時間を測って解き、丸付けをします。
その際に、すぐに解説は見ないで、”なぜ”自分の答えが間違いなのか、再度考えながら解き直すようにしましょう。
そこまで終わったら、解説を熟読し、自分が考え方があっているかどうか、全問確認するようにしましょう。間違った問題、できていない思考プロセスは、次にどうやったらできるようになるか、言語化していくようにしてください。
最後に、本参考書は全て音声がついているため、復習として音読をしてください。
音読は、英語の語順で左から右に意味を取る上で非常に効果的な勉強法なので、音声を聞きながら一長文につき最低10回は音読してください。
発音・アクセント(M方式のみ)
愛知大学のM方式は長文の割合が高いです。
したがって、そちらに重点を置いた勉強をする必要があります。
そのため発音・アクセントの参考書をやる時間はあまり取れないケースが多いでしょう。
参考書で勉強するのではなく、日頃の単語学習の際に必ずCDなどの音声を使い、正しい発音で単語を音読することを心がけるようにしましょう。
単語が正しく発音できれば、この発音・アクセントの問題はそこまで難易度は高くありません。
なお、勉強の進捗に余裕があり、どうしても参考書を使って対策したい場合のオススメの参考書は『発音・アクセントのプラチナルール』です。
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過去問
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上記の参考書が全て仕上がったたら、過去問演習を進めてください。
特に、愛知大学は60分と時間制約が厳しいため、慣れていないと苦労します。
そのため、必ず、試験時間-5分で時間を測って解いてください。
間に合わなかった場合は、どこに時間がかかったか、何が原因で時間がかかったのか、次にどうしたらよいのか、を分析・言語化してください。
また、本来、上記の参考書を仕上がれていれば満点が狙える問題であるため、
失点した部分も、何故間違えたのか、何が足りていないのか、次どうしたらいいかを、分析・言語化してください。