【大学群別】偏差値40〜70の高校から逆転合格できるラインとは?
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偏差値について
まず、偏差値の定義について説明します。
偏差値とは模試や定期テストなどにおいて自分と平均を比べてどの位置にいるかを把握するための数値です。
平均点を偏差値50になるように変換するのが特徴です。
例えば、テストで80点を取れたとしても、平均点が85点であれば偏差値は50を下回り、平均以下の成績となります。そのため、得点だけでは一概に判断できないのが偏差値の特徴になります。
高校偏差値と大学偏差値の違い
高校偏差値と大学偏差値をイコールと捉えるのは危険です。
その理由は「高校受験と大学受験では受験者層が異なる」からです。
文科省の「学校基本調査」によると2021年度の高校進学率は98.9%となっています。一方で、大学への進学率は約50%程度となっています。
この様に進学率が異なるため、大学受験のほうが高偏差値帯の生徒が受けることになります。
その結果、受験生のレベルも底上げされるため平均が上がることになり大学受験の偏差値のほうが高校受験の偏差値よりも低くなる傾向にあります。
「高校偏差値−10」が大学偏差値の目安になると捉えると良いです。
【大学群別】高校偏差値からの合格率
偏差値の定義や違いについて理解した上で、偏差値別での合格率について紹介していきます。
まず各大学群ごとの偏差値と受験生の上位何割が合格しているかについて一覧でまとめました。
大学群 | 大学偏差値 | 割合 |
日東駒専・産近甲龍 | 50〜60 | 上位30% |
MARCH・関関同立 | 55〜65 | 上位10% |
早慶上智 | 65〜75 | 上位3% |
偏差値40〜49の高校
偏差値40の高校は難関大学を目指す文化ではない高校が多く、高校卒業後、「専門学校」や「就職」をする生徒も多いのが実情です。
日東駒専・産近甲龍レベル
日東駒専・産近甲龍であれば高校3年生から平日5時間、休日12時間の生活を継続できれば逆転合格する可能性はあります。中学レベルの基礎から入れ直す必要があったり、周りの友達に流されずに継続するのが重要になります。
もちろん、スタートは速いに越したことが無いので、高2の7月までに受験勉強をスタートできていれば合格する可能性はより高まるでしょう。
MARCH・関関同立レベル
MARCH・関関同立レベルであれば高校3年生からのスタートでは間に合う可能性は格段に下がります。というのもこのレベルは基礎だけでは対応しきれず、応用問題もでたり大学ごとで傾向も大きく変わるため、対策に時間がかかります。
遅くとも高2から始めて平日3時間、休日7時間。高3からは平日5時間、休日10時間以上の生活ができれば合格の可能性は十分にあります。
早慶上智レベル
早慶上智レベルであれば入学後スグに受験勉強を開始する必要があります。早慶上智に合格するとなれば全受験生の上位3%に入る必要があります。
偏差値70台のライバルたちに勝つ必要があります。そのためには、勉強量でも他を圧倒する必要があるので、高1の時から塾・予備校に入り、中学レベルの復習と高1・2の内容は1年生の間に終わらせるようにしましょう。
結論、日東駒専・産近甲龍レベルは高2の夏までにスタート、MARCH・関関同立であれば高2になるまでにスタート、早慶上智であれば高1の入学当初から大学受験勉強を始められれば合格する可能性は十分あります。
とはいえ、
「志望校に向けて何から始めればいいか分からない・・・」
「効率のいい勉強法がわからない・・・」
「勉強習慣がなく家だとサボってしまう・・・」
などの悩みを抱えている方も多いと思います。
上記の悩みに1つでも当てはまったキミは一度、無料受験相談会にお越し下さい。
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偏差値50〜59の高校
偏差値50の高校は40台の高校と比べて大学進学を目指す学生の割合が過半数以上を占めるようになります。また、高校側でも大学進学のサポートが手厚くなり、模試なども学校から推奨される形式が増えると思います。
日東駒専・産近甲龍レベル
偏差値50台で一般入試をする受験生に人気の大学群になります。中にはMARCH・関関同立レベルを第一志望に掲げつつも間に合わずに落ちてしまい、併願校であった日東駒専・産近甲龍などに進学する生徒も偏差値50後半からは増えてきます。
この大学群に余裕を持って合格するとなれば遅くとも高2の7月からは大学受験勉強を開始する必要があります。
高3の5月など部活を引退し、基礎力がない状態でのスタートでは合格難易度はかなり上がります。
MARCH・関関同立レベル
偏差値50前半の高校からMARCH・関関同立レベルに進学すると学校でも有名になるほどのレベルです。偏差値50後半の高校からは目指す受験生も増えます。
ただ、実際にこのレベルの大学に合格する生徒数は実人数でいうと学年の1/3を下回る事が多いです。そのため、同じ学校の友達が受験勉強を意識しだす、高3前後から始めていては危険です。
学校でも上位に入っておく必要があるので、高2の4月から受験勉強を始めれば余裕をもって挑めます。
遅くとも高2の10月までには塾に入り、平日3時間、休日は8時間以上の勉強習慣をつけて高2の間に単語や文法などの基礎は終わらせるようにしましょう。
早慶上智レベル
偏差値50台から早慶上智レベルに進学すると学校でも伝説になるレベルです。そもそも目指す生徒もごく僅かになります。
偏差値65以上の受験生がライバルになるため、遅くとも高1の7月からは受験勉強を始め、高1の間に基礎を終わらせ、高2の夏時点で日東駒専・産近甲龍レベルで合格点、高3の夏前にはMARCH・関関同立レベルで合格点を安定できる状態を目指しましょう。
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偏差値60〜69の高校
偏差値60台の高校になるとMARCH・関関同立レベルを第一志望に受験勉強を始める生徒が多くを占めます。
日東駒専・産近甲龍レベル
学年の2割が日東駒専・産近甲龍レベルを第一志望に受験勉強をします。ただ、下記でも述べますが、MARCH・関関同立に落ちた受験生が進学するケースが多いので合格者数となるとより高まる傾向にあります。
MARCH・関関同立レベル
学年の7割がMARCH・関関同立レベルを第一志望に受験勉強をします。ただ、実際の合格率で言うと、その内2〜3割が合格し、それ以外の子は滑り止めや浪人になるケースがほとんどです。
早慶上智レベル
学年の1〜2割が早慶上智を第一志望に受験します。ただ、実際の合格者数となると1割未満に落ち着くケースが多いです。
早慶上智レベルとなると偏差値70台に通う国公立第一志望の生徒が併願や滑り止めで受けてきます。それらの生徒は中高一貫校で勉強習慣がついている状態や高1の間から受験勉強をスタートしています。
そのため、偏差値60台から本格的に早慶上智を目指すのであれば学年TOP10以内に入り続けられるように高1の間から受験勉強をスタートしましょう。
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偏差値70以上の高校
偏差値70台の高校になると旧帝大などの国公立を第一志望にしつつ、併願で早慶上智・MARCH・関関同立レベルも受ける生徒が割合を占めます。
日東駒専・産近甲龍レベル
このレベルを第一志望にする生徒はほとんどいません。
MARCH・関関同立レベル
早慶上智レベルを第一志望にしながら、ダメだった場合はMARCH・関関同立に進学する生徒で割合を占めます。
高校にもよりますが偏差値70台となると学年の2〜3割ほどがMARCH・関関同立に進学します。
早慶上智レベル
難関国公立・旧帝大を第一志望にしながら、惜しくも落ちてしまった生徒が早慶上智に進学するケースが多いです。
高校にもよりますが偏差値70台の高校となると学年の1〜3割ほどが早慶上智に進学します。
とはいえ、
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「効率のいい勉強法がわからない・・・」
「勉強習慣がなく家だとサボってしまう・・・」
などの悩みを抱えている方も多いと思います。
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まとめ
今回の内容については上の動画でも詳しく話しています。
大学受験と高校偏差値は異なります。「高校偏差値−10≒大学偏差値」と捉えましょう。
早慶上智は偏差値70台、MARCH・関関同立は偏差値60以上、日東駒専・産近甲龍は偏差値50後半の生徒が多く出願してきます。また私大受験の倍率は約4倍以上となります。
ライバルに打ち勝つためにも今日この日から受験勉強をスタートしましょう。
とはいえ、
「志望校に向けて何から始めればいいか分からない・・・」
「効率のいい勉強法がわからない・・・」
「勉強習慣がなく家だとサボってしまう・・・」
などの悩みを抱えている方も多いと思います。
上記の悩みに1つでも当てはまったキミは一度、無料受験相談会にお越し下さい。
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