参考書タイトルの落とし穴
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京都の受験生の皆さんこんにちは。
マナビズム四条烏丸校です。
今回は、多くの参考書の中に潜む危険についてお話ししていきます。
魅力的な参考書の数々
昨今、大学受験に合格するためのさまざまな参考書がたくさん売られています。
そのどれもが、受験生のレベルを高めてくれるものであり、受験生は藁にもすがる思いでそれらの参考書を手にすると思います。
それは「一度読むだけ〜」「30日で〜」「面白いほど〜」などの、刺激的なタイトルを持つ参考書です。
それらの参考書を手っ取り早く済ませることで、「点数が劇的に上がるかも?1周だけで?」などの夢を見てしまいますよね。
私もその1人でした。「これを30日ブン回せばあいつに勝てるぞ〜!」という淡い希望を抱いて3日続かないということ、あるあるですよね。
もちろん、そのような刺激的なタイトルはただ受験生を騙してやろうとして付けたものではないはずです。
中身が良くてもタイトルが目を惹くものでないと本当に困っている受験生に届かないことがあります。
そのために少し大袈裟なタイトルが付けられているのかもしれません。
タイトルを真に受ける事の危険性
しかしその反面、それらの刺激的なタイトルは受験生に誤解を与えかねません。
例えば、「1度読むだけで〜」と書いてあると、何周も回さなくても良いものだと思ってしまうのです。
例えば、某それ系タイトルの古文参考書の内容は超超超良く、多くの古文嫌いの受験生を救えるもので、マナビズムでも課題として出すことがあります。
それにも関わらず、タイトルを誤解してしまえばその努力は残念な結果を招いてしまいます。
実際、1度読んだだけで身につく物なんてこの世にほとんどあり得ないからです。
だからこそ、受験生は点数を上げることはそんなに簡単なことではないと肝に銘じ、愚直に勉強して行く必要があります。
大切なことはたいていめんどくさい
暗記であっても理解であっても、苦労すればするほど記憶に残るし点数も上がります。
何度もミスをして、何度も復習をして行く過程で、少しずつ身についていきます。
マナビズムの「一元化」はその際たる例です。
これはマナビズムで社会を学ぶ際の極意で、教科書などのインプット系参考書に情報を足していくことです。
ただ問題を解くだけでなく、ミスをした問題や知らなかった知識を自分の参考書に書き足したり資料集を切って貼ったりします。
一見めんどくさそうで効率も悪そうですが、その一苦労をした分記憶には残りやすく、点数も上がっていくのです。
宮崎駿さんの言葉で「大切なことはたいていめんどくさい」というものがあります。
宮崎駿さんは、手書きの絵コンテを「あ〜めんどくさい、めんどくさい、めんどくせぇな〜」と言いながら書き進めて、何年もかけて完成させ、たくさんの人が感動する作品を作り出しているのです。
最後に
受験勉強をして行く中で様々な甘い言葉が誘惑してきます。
しかし、その全てを断ち切り、目の前のめんどくさく、泥臭く、前に進んでいるかもわからないような暗闇の中で毎日努力をし続けてください。
それを続けていくうちに、いずれ周りが感動するような結果を出すことができるはずです。
応援しています。