- うちの子は本当に志望校に合格できるの?
- 勉強する気配がないけれど大丈夫?
といった悩みを抱えていませんか。
つい口を出してしまったあとに、「これでよかったのか」と自問自答した方もいるかもしれません。
そこで今回は、実際の受験現場で毎年見られる保護者様の典型的な悩みと解決方法をお伝えします。
マナビズムでは、10年以上にわたって保護者様の受験に関する相談をお受けした経験をもとにアドバイス。
お子様が自信を持って受験に向かえるよう、気になる疑問はぜひ受験相談からもお声がけください。
YouTube動画でもご覧いただけます!
動画では、高校生の保護者の悩み解決法を詳しく解説しています。
高3・既卒生については、出願戦略が最重要であり、受験校は3〜4校に絞るべきだとお伝えしています。
多数受験は過去問の演習時間が不足し、非効率になるためです。
また、親の「勉強しろ」という声かけは逆効果になりやすく、保護者は我慢が必要です。
以下では、動画の内容をテキストでも詳しく紹介します!
【大学受験】毎年必ず出る保護者様の受験の悩みは?

大学受験を控えたお子様を持つ保護者の皆様が抱える悩みには、毎年決まった傾向があります。
以下では、保護者様に共通して見られる質問へ回答します。
うちの子は志望校に受かりますか?
保護者の方に対して、マナビズムでは「受かります/受かりません」のように簡単にはお答えしていません。
詳細な分析を行ったあと、「このまま計画通りに進めば合格率80%」といった数字でお答えしているからです。
マナビズムでは、まず現在の学力を過去問の得点推移で可視化します。
その後、志望校の直近の合格最低点と比較して「あと何点必要か」を明確にします。
この手法は10年以上、私たちが内部生にやり続けているもので、他塾では見られない独自の分析方法です。
高校入試と大学受験は、その性質や難易度が異なります。
実際のレベルを踏まえ、必要な点数差を埋めるために週ごとの学習量や演習科目も逆算します。
必要であれば安全校・実力校・挑戦校の組み合わせも再提案いたしますので、ぜひ相談してください。
大学受験は何校受けたらいいの?
大学受験では、チャレンジ校・実力相応校・安全校の3〜4校が標準的な受験校数です。
受験校を決める際は、保護者様とお子様で以下の優先順位を明確にしてください。
- 大学名優先か
- キャンパス(所在地)優先か
- 学部優先か
また、浪人許容か否かなど、さまざまな条件を生徒と一対一で擦り合わせてください。
大前提として、大学を絞るほど対策も濃くなります。
次の回答もぜひ、一緒にご覧ください。
受験校はどのように絞り込みますか?
基本は「1ランク下」ではなく、偏差値で約10ポイント下げた大学を安全校として設定します。
受験校が増えるほど、過去問演習が分散し非現実的になってしまうからです。
11月から本番までに20年分の過去問演習を回せると仮定した場合、以下のような配分になります。
- 7大学 → 1校あたり約3年分
- 5大学 → 約4年分
- 2大学 → 約10年分
また、当日の体調や過去問の得点状況を踏まえ、最終的な出願校を柔軟に微調整してください。
マナビズムでは、生徒自身がまず出願カレンダーを作成し、講師が全行程を添削してコメントを書き込みます。
その後、フィードバックを受けて最終戦略を確定しており、心を鬼にして添削ゼロのカレンダーは1枚もありません。
本気で志望校を目指すお子さんとご一緒に、ぜひお声がけください。
やる気がないのはどうしたらいいですか?
やる気がない高校生の保護者の方は、『我慢』が必要です。
『うちの子、勉強にまったくやる気が出ない』というご質問をよくいただきます。
ただ、家で「なんで勉強しないの!」と責め続けると、子どもは「毎日自習行ってるのに!」と反発します。
- 親や教師からの期待
- 周囲との比較
- 将来への漠然とした不安
など、さまざまな要因が小さなストレスとして積み重なります。
こうした親子では伝えにくい”厳しい指摘”は、本来なら僕たち講師、つまりプロの担当です。
そのため、親は”教育者”ではなく”信頼者・見守り役”に徹してください。
関連記事:親が原因?大学受験で息子・娘はなぜ勉強しない?解決策は相談にあり
受験生が頑張っているときは何を褒めたらいい?
高校生の保護者の方が褒めるべきは、これまでの『プロセス』です。
まず、以下のような褒め方の違いを理解してください。
- × 結果褒め(満点・優勲など) → 「親を喜ばせるため」に頑張るマシーン化
- ○ プロセス褒め(机に向かう時間が増えた、携帯から離れて頑張っている) → 行動定着を促進
適切な褒め方により、お子様の学習意欲を高められるわけです。
親の役割は子どもが自分で考え、行動できるようになるまでの間の手助けです。
否定ばかりでは、子どもの成長を止めてしまいます。
親は「よく頑張ったね」と承認する役割を担い、やる気は”目的”から生まれると考えてください。
志望校の決定が目的に関連するため、ぜひ以下の回答も一緒に見ておくとわかりやすくなります。
志望校が決まらないときはどうしたらいい?
高校生の志望校が決まらないときは、以下の問いかけでお子様の目標を明確化してください。
- 「なぜ大学に行くの?」
- 「大学へ行ったあと、どのような生活がしたい?」
また、以下のように決定を後押しできるサポートも良い手段です。
- 一緒にオープンキャンパスに行く
- 大学の資料を取り寄せる
- 大学パンフレット(大学の紹介冊子)やYouTubeを一緒に見る
いずれにおいても、子どもの言葉で目標を言語化する、これをゴールにしてください。
『この大学、めっちゃ良くない?行きたい!』といえると、勉強の目的が自ずと明確になります。
ここで生まれた目的が、やる気につながるのです。
関連記事:大学受験時に親ができるサポートは?関わり方やしない方がいい行為
マナビズムでは保護者の方も一緒にご相談可能
マナビズムでは、保護者様の受験に関する悩みを解決するため、以下のようなサポート体制をご用意しています。
- 逆算で作る「志望校合格プラン」
- 毎週フォローする「自習コンサルティング」
- プロ講師による「映像授業&オリジナルアウトプットテスト」
- 親子をつなぐ「第3者目線サポート」
- 合格率を上げる「出願戦略設計」
チャレンジ校・実力相応校・安全校の3〜4校を、生徒と一緒に選定。
過去10回の合格最低点データを参考に、実力を考慮した併願パターンを設計します。
保護者様のご相談も随時お受けしていますので、まずはお気軽に無料受験相談をご利用ください。
まとめ:保護者様の適切なサポートが受験成功の秘訣
大学受験で重要なのは、保護者様がお子様の自主性を尊重しながら支援することです。
「勉強しろ」と叱るのではなく、
- 学習環境を整える
- 目標設定をサポートする
- 勉強のプロセスを褒める
などであれば、お子様の学習意欲を高められます。
感情的になりやすい指摘や具体的な改善点については、第三者である塾が担う領域です。
マナビズムでは、10年以上にわたって蓄積した受験指導のノウハウを活かし、保護者様とお子様が一体となって志望校合格を目指せるようサポートしています。
個別の学習計画作成から、大学別対策講座、出願戦略設計まで対応しているため、まずはお気軽に無料受験相談をご利用ください。