大学受験に向けてお子様が勉強しているものの、次のような不安を感じていませんか。
- 頑張っているように見えるのに、成績が伸びない
- 模試の判定や点数が思うように上がらない
- 勉強量は増えたのに、結果につながっていない
- 本人も不安そうで、どう声をかければいいか分からない
- 「もっと頑張りなさい」といいたくなるけど、逆効果になりそうで怖い
保護者の方からすると、頑張っているのに結果が出ない姿を見るのは不安だと思います。
ただし、このタイミングで結果だけを見て、
- きちんとやっているの?
- それで本当に間に合うの?
- 頑張っているのに、なんで伸びないの?
- もっと頑張らないと厳しいんじゃない?
と声をかけてしまうと、お子様のやる気を下げてしまうことがあります。
大切なのは、まず努力の過程を承認することです。そのうえで、その頑張りが合格につながる方向に向いているのかを客観的に確認する必要があります。
ここからは、頑張っているのに伸びない子どもへの接し方と、大学受験期に保護者の方が意識したい声かけを具体的に見ていきます。
頑張っているのに伸びない子どもにはまず努力を承認する
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頑張っているのに成績が伸びない子どもに対して、保護者の方が最初にすべきことは、努力の承認です。結果が出ていないと、つい成績や判定ばかりに目が向きますよね。
しかし、お子様本人からすれば、以下のような状態かもしれません。
- 今までより勉強時間を増やしている
- 苦手な科目にも向き合っている
- 自習室や塾に通うようになった
- 受験生として前を向こうとしている
- 結果が出ず不安でも、勉強を続けている
その努力を認めずに、結果だけを見て指摘してしまうと、本人は「頑張っているのに分かってもらえない」と感じやすくなります。もちろん、努力しているだけで大学受験に合格できるわけではありません。
ただ、結果が出ていないときほど、本人は不安を抱えています。その不安な状態で、保護者の方からさらに責められると、前向きに改善するよりも、心が折れてしまうのです。
結果だけを見て責めると子どもは前向きに改善しにくくなる
頑張っているのに伸びないとき、保護者の方が結果だけを見て責めるのは避けるべきです。成績が伸びていないことは、本人が一番分かっているからです。
例えば、模試の結果が悪かったときに、
- なんでこんな点数なの?
- 本当に勉強しているの?
- このままで受かると思っているの?
- 頑張っているなら、普通はもっと伸びるんじゃない?
といわれると、子どもは冷静に原因を考える前に、責められた感覚が強くなります。
その結果、
- 親に結果を見せたくなくなる
- 弱音や悩みを話さなくなる
- 勉強の話を避けるようになる
- 「どうせ分かってもらえない」と感じる
- 表面的には返事をしても、行動が変わらない
という状態になりやすくなります。保護者の方の目的は、「もっと頑張れ」ということではないはずです。

頑張っているのに伸びない子どもへの接し方
頑張っているのに伸びない子どもへの接し方は、以下のとおりです。
- 逆の言葉をかけてみる
- 努力を認めたうえで受かる基準に近づける
- 子どもが本気でやりたいといったら背中を押す
- 厳しい指摘は第三者に任せる
逆の言葉をかけてみる
お子様の勉強量や姿勢を見ていると、「もっと頑張りなさい」といいたくなる場面もあると思います。しかし、、頑張っているのに伸びない子に伝えても、本人が前向きになるとは限りません。
もう頑張っているのに。これ以上どうすればいいのか分からない。親は結果しか見ていないー。
だからこそ、「もっと頑張れ」といいたくなったときほど、あえて逆の言葉をかけてみてください。例えば、
- よく頑張っているね
- 前より行動が変わってきたね
- 続けられているのはすごいね
- ここからどう改善するか一緒に考えよう
- 必要なら先生にも相談してみよう
という言葉です。「もっと頑張れ」の逆は、「よく頑張っているね」です。親が言いたい言葉ではなく、子どもをどの状態に持っていきたいのかを考えて言葉を選んでください。
努力を認めたうえで受かる基準に近づける
頑張っているのに伸びない子どもには、努力を認めたうえで、受かる基準に近づける接し方が必要です。受験勉強では、「やったか」よりも「できるようになったか」が重要です。
だからこそ、保護者の方は努力を否定するのではなく、以下のように次の行動につなげてあげてください。
- ここまで続けられているのは良いこと
- ただ、結果につなげるためにやり方を確認しよう
- 先生にも今の勉強法を見てもらおう
- 受かる基準に届いているか一緒に確認しよう
子どもが本気でやりたいといったら背中を押す
子どもが頑張っているのに伸びないとき、本人が本気で変わりたいといっているなら、保護者の方はその背中を押してあげてください。
保護者の方だけが焦って、本人の意思がないまま塾や講習を決めてもうまくいかないことがあります。大学受験は最終的には本人が机に向かうしかありません。
だからこそ、保護者の方は本人の意思を確認したうえで、
- やると決めたなら応援するよ
- 必要な環境は整えるよ
- その代わり、決めたことはやり切ろう
- 困ったら先生にも相談しよう
と背中を押してあげることが大切です。
厳しい指摘は第三者に任せる
大学受験期の家庭は、できる限りお子様にとって安心できる場所であってほしいです。もちろん、何もいわずに放任するという意味ではありません。
ただ、家庭で保護者の方が常に、
- もっと頑張りなさい
- それでは足りない
- きちんとやっているの?
- このままで受かるの?
といい続けると、子どもは家でも休まらなくなります。保護者の方が伝えると反発する言葉でも、塾の先生や受験のプロから言われると素直に受け止められることがあります。
家庭では努力を認める。塾では受かる基準を示す。必要な厳しさは第三者が担う。
この役割分担ができると、親子関係をこじらせずに、受験勉強を前に進めやすくなります。

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頑張っているのに伸びない子どもへの声かけ例
頑張っているのに結果が出ない子どもには、責める言葉よりも、前向きな行動につながる言葉をかけましょう。
- 最近、前より頑張っているのは見ているよ
- 結果につなげるために、やり方を確認してみよう
- どこでつまずいているのか、一緒に整理しよう
- 必要なら先生に相談してみよう
- 今の努力を結果につなげる方法を考えよう
- やると決めたなら、最後まで応援するよ
ポイントは、努力を認めたうえで、次の行動につなげることです。
ただ褒めるだけでも不十分です。ただ責めるだけでも逆効果です。
承認したうえで、受かる基準に近づける。この順番を意識してください。

まとめ:本人が「頑張っているつもり」で止まっているときには
保護者の方の不安がすべて間違っているわけではありません。お子様本人は「頑張っている」と思っていても、大学受験で合格する基準から見ると、まだ足りていない場合もあります。
例えば、次のようなケースです。
- 今までよりは勉強しているが、受験生としては勉強量が少ない
- 塾に行く回数は増えたが、自習の質が低い
- 単語帳を開いているが、確認テストで定着していない
- 机には向かっているが、復習や解き直しが甘い
- 勉強している科目が、志望校合格に必要な優先順位とずれている
- 本人のなかでは努力しているが、合格に必要な基準を理解できていない
この場合、「頑張っているね」と承認するだけでは不十分です。
努力は認める。しかし、その努力が受かる努力になっているかは確認する。この両方が必要です。
保護者の方から見て「この頑張りでは足りないのでは」と感じる場合、その感覚が正しいこともあります。
ただし、正しいことをそのままぶつければ良いわけではありません。もしその方向性が正しいか不安な場合は、親子だけでぶつかるのではなく、第三者に相談する方が建設的です。
もし、お子様の頑張りが合格につながる方向についているか不安な場合は、親子でぶつかる前に、受験のプロに客観的に確認してください。
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よくある質問(FAQ)
Q. 頑張っているのに成績が伸びない子どもには、まず何をいえばいいですか?
A. まずは努力を認めてください。「前より頑張っているね」と承認したうえで、結果につなげるための改善点を一緒に整理してください。
Q. 「もっと頑張りなさい」というのは逆効果ですか?
A. 言い方によっては逆効果です。本人が頑張っているつもりなら、まず「よく頑張っているね」と認めたうえで、次の行動を考える方が効果的です。
Q. 子どもの頑張りが足りないと感じる場合はどうすればいいですか?
A. 感情的に責めるのではなく、合格に必要な基準を確認してください。家庭だけで判断が難しい場合は、塾や受験のプロに相談するのがおすすめです。
Q. 勉強しているのに模試の結果が伸びないのはなぜですか?
A. 勉強量は増えていても、復習や定着が不十分な場合があります。また、基礎固めの段階では、すぐに模試の点数へ反映されないこともあります。
Q. 親が勉強内容に口を出してもいいですか?
A. 細かく口を出しすぎると親子関係がこじれやすくなります。不安な場合は、勉強法や計画を塾や先生に確認する方が建設的です。
Q. 頑張っているのに伸びない子どもを褒めるだけで大丈夫ですか?
A. 褒めるだけでは不十分です。努力を承認したうえで、その努力が合格につながる方向に向いているかを客観的に確認する必要があります。
Q. 子どもが本気で変わりたいといったら、親はどうすればいいですか?
A. まず背中を押してあげてください。そのうえで、必要な環境を整え、決めたことをやり切れるように第三者のサポートも活用してください。
Q. 家庭で厳しく言うべきか、塾に任せるべきか迷います。
A. 家庭では努力を認め、安心できる場所にすることが大切です。厳しい基準や具体的な改善点は、塾や先生など第三者に任せる方がうまくいく場合があります。