高校3年生になると、保護者の方が不安に感じるのが、学校と受験勉強の両立です。
- 学校がはじまってから、受験勉強の時間が減っている
- 部活もあるのに、このままで大学受験に間に合うのか
- 定期テストの点数が悪いけど、受験勉強は本当に進んでいるのか
- 学校の勉強と塾の勉強、どちらを優先すべきなのか
このような悩みを抱えるご家庭は少なくありません。
そこで今回は、学校生活のなかで受験勉強の時間を作る方法と、保護者の方が確認すべきポイントを具体的に見ていきます。
学校と大学受験勉強の両立は可能?
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結論からお伝えすると、学校と受験の両立は可能です。ただし、両立できる受験生には明確な共通点があります。
それは、学校生活をいいわけにせず、学校がある日常のなかで受験勉強の時間を作っていることです。「学校が忙しいから勉強できない」のではありません。
合格する受験生は、学校がある前提で、朝・通学時間・休み時間・昼休み・放課後を受験勉強に変えています。
学校と受験勉強を両立できない高校生に多い考え方
学校と受験勉強を両立できない受験生からよく聞く言葉に、次のようなものがあります。
- 学校がはじまったから時間がない
- 部活があるから勉強できない
- 定期テストがあるから受験勉強が進まない
- 友達付き合いもあるから、なかなか自習室に行けない
朝から夕方まで授業があり、部活がある生徒は帰宅時間も遅くなります。定期テストや学校課題もあります。
しかし、大学受験で合格していく生徒は、そこで止まりません。「忙しいから無理」と考えるのではなく、忙しいなかでどの時間を受験勉強に変えられるかを考えます。
まとまった時間だけを取ろうとしない
学校と受験勉強を両立できない生徒の多くは、まとまった勉強時間だけを探しています。
- 朝の30分
- 通学中の20分
- 授業と授業の間の10分
- 昼休みの15分
- 放課後から塾に向かうまでの時間
こうした細かい時間を積み重ねたらどうでしょうか。言わずもがな、1週間後、1か月後、半年後に差が生まれるはずです。
学校と受験を両立できる高校生の理想的な1日
学校と受験を両立できる生徒は、1日の使い方が違います。例えば、理想的な受験生の1日は次のような流れです。
- 朝は少し早く起きて、英単語や古文単語、社会の暗記を進める。
- 通学時間はスマホを見るのではなく、単語帳やリスニング、暗記アプリを使う。
- 学校に少し早く着いたら、授業がはじまるまで自習する。
- 休み時間は必要以上に友達と話し込まず、前の授業の復習や次にやるべき暗記を進める。
- 昼休みも、食事を済ませたら短時間でも勉強する。
- 放課後、部活がない日はすぐに塾や自習室へ向かう。
- 部活がある日は、部活後にそのまま勉強場所へ移動する。
このように、合格する受験生は「時間があったら勉強する」のではありません。勉強する時間を先に決めて、学校生活をその中に組み込んでいます。
もちろん、友達と一切話してはいけないという意味ではありません。「友達と話す時間が余ったら勉強する」のではなく、受験勉強を優先したうえで、必要なコミュニケーションを取るという感覚が必要です。
「学校があるから時間がない」は本当ではない
保護者の方にも知っておいていただきたいのは、「学校があるから受験勉強ができない」という言葉を、そのまま受け取らない方が良いということです。
学校がはじまると、春休みや長期休暇に比べて自由時間は減ります。しかし、本当に見るべきなのは、次のような行動です。
- 朝の時間を使えているか
- 通学時間を勉強に使えているか
- 学校の休み時間を無駄にしていないか
- 昼休みに勉強できているか
- 放課後、すぐに塾や自習室へ向かえているか
- 家でスマホや動画に時間を取られていないか
これらができていない状態で「時間がない」といっているのであれば、実際には時間がないのではなく、受験勉強を生活の中に組み込めていないということです。
大学受験は、学校が休みの日だけ頑張れば間に合うものではありません。学校がある平日に、どれだけ勉強時間を確保できるかが重要です。
部活と受験勉強は両立できる?
結論として、部活と受験勉強の両立は可能です。ただし、部活をいいわけにしないことが前提です。
- 日曜日の午後から部活がある場合は、午前中に自習室に行く
- 部活が終わった後は、疲れていても塾に向かう
- 夜に長時間勉強できない日は、朝や通学時間で暗記を進める
- 短い時間でも、毎日勉強を止めない
部活をしている生徒にとって大切なのは、完璧な勉強環境を待たないことです。
「今日は疲れているから無理」「部活が忙しい時期だから仕方ない」「引退してから本気を出す」。
この考え方のままでは、受験勉強のスタートが遅れてしまいます。
部活を続けるなら、続けると決めたうえで、部活以外の時間をどこまで受験勉強に使えるかを考える必要があります。
定期テストと受験勉強はどちらを優先すべき?
学校と受験の両立で、保護者の方が特に迷いやすいのが定期テストへの向き合い方です。定期テストの点数が悪いと、保護者の方としては不安になると思います。
理想は、卒業に問題がなく、余計な課題を出されない程度に学校の勉強をこなしながら、受験勉強を最優先することです。
定期テストで平均点以上を取ることと、大学受験で合格点を取ることは同じではありません。特に私立大学の一般入試では、志望校の出題傾向に合わせた勉強が必要です。
学校の定期テスト対策だけを頑張っていても、志望校の英語・国語・社会などの入試問題に対応できるとは限りません。
とはいえ、赤点を取って補習や課題が増える、卒業に影響が出る、学校生活に支障が出るという状態は避けるべきでしょう。
保護者の方が定期テストの点数だけで判断してはいけない理由
保護者の方が注意すべきなのは、定期テストの点数だけでお子様の受験勉強を評価しないことです。
例えば、塾では毎日自習室に通い、英単語テストや確認テストをこなし、志望校に向けた勉強を進めている生徒がいたとします。
しかし、学校の定期テストでは高得点を取れないことがあります。
そのときに、保護者の方が「塾でやっている勉強は意味があるの?」「学校の点数が悪いなら、受験勉強もできていないのでは?」と責めてしまう。
そうすると、お子様の努力の方向性を誤って評価してしまいます。受験生を見るときに大切なのは、定期テストだけではないはずです。
- 志望校に必要な参考書が進んでいるか
- 英単語や文法などの基礎が固まっているか
- 過去問に向けた学習計画があるか
- 毎週の確認テストで定着度を測れているか
- 模試の結果を復習し、次の学習に反映できているか
- 毎日、自習室や勉強場所に通えているか
こうした指標を見たうえで、受験勉強が進んでいるかを判断してください。
学校と塾の勉強をどう両立するべきか
学校と塾の勉強を両立するうえで大切なのは、役割をわけて考えることです。
学校は、卒業に必要な学習を進める場所です。一方で、塾や自習室は、志望校合格に向けて必要な勉強を進める場所です。
受験生は「学校の勉強を完璧にしてから受験勉強をする」という順番ではなく、受験勉強を中心に置きながら、学校の勉強を必要な範囲でこなすという考え方が必要です。
どのようにこなすか、悩んだ先にはぜひ受験相談へお越しください!
学校と受験を両立できる生徒の共通点
学校と受験を両立できる生徒には、以下の共通点があります。
- 行動が早い
- 隙間時間の使い方が上手
- いいわけが少ない
行動が早い
学校と受験を両立できる生徒は、勉強に入るまでが早いです。放課後にだらだら残ったり、家で休んでからはじめようとしたりせず、すぐに塾や自習室へ向かいます。
受験生にとって、放課後の時間は貴重です。合格する生徒は、やる気が出てから動くのではなく、先に勉強できる場所へ移動します。
隙間時間の使い方が上手
学校と受験を両立できる生徒は、短い時間も無駄にしません。通学時間、休み時間、昼休みなどに、英単語や古文単語、前日に間違えた問題の確認をしています。
5分・10分でも、積み重ねれば差になります。まとまった時間が取れないから勉強できないのではなく、短い時間で何をするかを決めているのが特徴です。
いいわけが少ない
学校が忙しい、部活が疲れる、友達に誘われる、周りがうるさい。こうした不満が出ることはありますが、合格する生徒はそこで止まりません。
- どうすれば勉強できるか
- どの時間なら使えるか
- どこに行けば集中できるか
このように、できない理由ではなく、できる方法を考えます。
受験勉強は、気合いだけで乗り切るものではありません。しかし、最後はやはり、日々の行動を変える覚悟が必要です。
学校と受験の両立で保護者の方ができる3つのサポート
学校と受験を両立するために、保護者の方ができるサポートは以下のとおりです。

定期テストの点数だけでお子様を判断しない
大学受験では、学校のテストとは別に、志望校合格に必要な勉強が進んでいるかを見る必要があります。点数だけを責めるのではなく、受験勉強全体の進み具合を確認してください。
定期テストの点数が悪いと、不安になると思います。ただし、定期テストの点数だけで、受験勉強がうまくいっていないと判断するのは危険です。
生活リズムを整える
受験勉強を続けるには、生活リズムも大切です。朝起きる時間、食事、睡眠、スマホの使い方など、家庭で整えられる部分は多くあります。
特に、夜更かしやスマホ時間が増えると、勉強時間だけでなく集中力にも影響します。細かく管理しすぎる必要はありませんが、毎日勉強に向かえる生活になっているかは見てあげましょう。
お子様が毎日どこで勉強しているのかを確認する
家で部屋にこもっているだけでは、本当に勉強しているか分からないこともあります。可能であれば、自習室や塾など、勉強せざるを得ない環境に毎日行く習慣を作ることが理想です。
ただし、保護者の方が毎日細かく口を出しすぎると、かえってお子様が反発してしまうこともあります。大切なのは、責めるのではなく、受験に向けた行動が取れているかを冷静に確認することです。
まとめ:学校と受験両立の理想形とは?
学校と受験を両立する理想形は、以下のとおりでとてもシンプルです。
- 学校にはきちんと通う
- 卒業に問題がない範囲で定期テストや提出物に対応する
- 朝や通学時間を勉強に使う
- 授業の合間や昼休みも無駄にしない
- 放課後はすぐに塾や自習室へ向かう
- 部活がある日は、部活後に勉強へ切り替える
- 毎日、受験勉強を止めない
これが、学校と受験を両立する受験生の理想形です。
「学校があるからできない」のではありません。学校がある生活のなかで、どう受験勉強を組み込むかが重要です。少しでもお悩みでしたら、ぜひマナビズムの受験相談へお越しください!
よくある質問(FAQ)
Q. 学校と受験勉強は本当に両立できますか?
A. 両立は可能です。ただし、朝・通学時間・休み時間・放課後など、学校生活の中にある隙間時間を受験勉強に変える意識が必要です。
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Q. 学校がはじまると勉強時間が減るのは仕方ないですか?
A. 自由時間は減りますが、勉強できないわけではありません。大切なのは、学校がある前提で1日の時間の使い方を見直すことです。
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Q. 部活が忙しくても大学受験に間に合いますか?
A. 間に合う可能性はあります。ただし、部活後や休日だけでなく、朝や通学時間も使い、引退前から受験勉強を止めないことが大切です。
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Q. 定期テストと受験勉強はどちらを優先すべきですか?
A. 一般入試を目指す場合は、基本的に受験勉強を優先します。ただし、赤点や卒業に影響が出ない範囲で学校の勉強も必要です。
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Q. 定期テストの点数が悪いと受験も厳しいですか?
A. 一般入試では、定期テストの点数だけで合否は判断できません。志望校対策が進んでいるか、学習計画を修正できているかを見るべきです。
Q. 塾や自習室には毎日行くべきですか?
A. 可能であれば毎日行くのが理想です。家で集中できない場合は、勉強せざるを得ない環境に身を置くことが継続につながります。
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Q. 友達付き合いは減らしたほうがいいですか?
A. 完全になくす必要はありません。ただし、昼休みや放課後にだらだら過ごす時間が多いなら、受験期は優先順位を変えなくてはなりません。
Q. 保護者はどこまで口出ししていいですか?
A. 点数だけを責めるのは逆効果です。毎日の行動、勉強場所、生活リズムを確認し、必要なときは第三者に相談するのが現実的です。
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Q. 学校と受験の両立がうまくいっているか、何を見ればいいですか?
A. 朝や通学時間を使えているか、放課後すぐ勉強に移れているか、いいわけより行動が増えているかを見てください。