4月になり、お子様が受験学年に切り替わった。そのなかで、保護者の方は次のように感じていませんか。
- 子どもに何と声をかければいいか分からない
- 勉強をはじめたことは褒めるべきなのか迷う
- まだ受験生としての基準には足りない気がする
- 「もっと頑張りなさい」といいたくなる
- スマホを触っている姿を見ると不安になる
- 頑張りすぎているように見えて、逆に心配になる
4月は、受験生本人にとっても、保護者の方にとっても変化が大きい時期です。
- 受験学年になった
- 塾に通いはじめた
- 春休みから勉強量が増えた
- 学校も始まり、生活リズムが変わった
- 部活や定期テストとの両立も必要になった
このような中で、保護者の方がどう声をかけるかが今後の要になってきます。ここからは、4月の受験生に保護者の方がしてほしい声かけと、避けたい声かけを具体的に解説します。
4月になった受験生に親は声かけをすべき?
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結論からいうと、4月の受験生には声をかけてあげるべきです。ただし、声かけの内容が大切です。
4月に意識してほしいのは、次の3つ。
- まずは過去の本人と比べて頑張りを認める
- 勉強時間や模試の点数など、数字だけで評価しない
- 頑張ろうとしている子を止める声かけをしない
4月は、受験生としての基準を作りはじめる時期です。だからこそ、保護者の方の一言が、お子様のやる気を支えることもあれば、逆に折ってしまいます。
次で紹介する言葉を、ぜひ今後の声かけに取り入れてください。
保護者の方が4月に受験生へかけたい言葉
{{INFOGRAPHIC_1}}保護者の方が4月に受験生へかけたい言葉は、以下のとおりです。
- 「前より勉強するようになってきたね」
- 「学校も始まったのに、よく頑張っているね」
- 「この調子で続けていこう」
- 「大変な中でも、よくやっていると思うよ」
- 「応援しているよ」
- 「困ったら先生にも相談してみよう」
保護者の方が4月に避けたい言葉
一方で、4月では特に受験生に対して避けたい言葉もあります。例えば、以下のとおりです。
- 「それだけで受かると思っているの?」
- 「受験生なら当たり前でしょ」
- 「スマホ触っていて大丈夫?」
- 「そんなに頑張って大丈夫?」
- 「もっとやりなさい」
- 「本当に受かるの?」
4月は受験生本人も変わろうとしている時期だと考えよう
4月は、お子様自身も大きく変わろうとしている時期だと考えて言葉を選んでみてください。以下のような変化があるなら、まずは認めてあげるといった具合です。
- 春休みから塾に通いはじめた
- 自習室に行くようになった
- 英単語を毎日見るようになった
- 学校終わりに勉強するようになった
- 今までより勉強時間が増えた
- 受験生としての意識が少し出てきた
例えば、以下のような声かけがおすすめです。
- 「勉強するようになってきたね」
- 「最近、前より頑張っているね」
- 「受験生として少しずつ動き出しているね」
- 「学校も始まったのに、よく両立しているね」
だれでも、自らの努力を見てもらえると嬉しいもの。高校生は、親に対して素直に喜びを見せないこともあります。
それでも、親の言葉は思っている以上に残ります。4月だからこそはお子様の変化を見つけて、言葉にして伝えてあげましょう。
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声かけは夫婦で役割分担するのも1つの方法
お父様・お母様のどちらかが厳しくなりやすいなら、もう一方が承認役に回るという役割分担も、4月から意識しておくと良いでしょう。
例えば、一方がつい厳しくいってしまう場合、もう一方が受け皿になる。一方が勉強面の確認をするなら、もう一方は生活面や精神面を支える。
このように、家庭内で役割をわけると、お子様が追い詰められにくくなります。
- 学校でも塾でも勉強の話。
- 家でも結果や点数の話。
- どこにいてもプレッシャーを感じる。
受験生にとってつらいのは、家庭のなかで逃げ場がなくなることです。子どもが受験に向かえる気持ちになれるように、家族でサポートしてあげましょう。
4月の受験生に声かけをする際に知っておきたいポイント
{{INFOGRAPHIC_2}}4月の受験生に声かけをする際に知っておきたいポイントは、以下のとおりです。
- 過去の本人と比べて頑張りを認める
- 数字や結果だけで頑張りを判断しない
- 家庭では結果よりも過程を承認する
- 頑張ろうとしている子を止める声かけはしない
- 心配なときほど良い言葉に変える
- 言いにくいことこそ第三者にいってもらう
過去の本人と比べて頑張りを認める
受験生として本当に十分か。合格する受験生の基準に届いているか。このままのペースで間に合うのか。
保護者の方が気になる気持ちは分かります。ただし、いきなり「受かる受験生の基準」と比べてしまうと、子どもは苦しくなります。
例えば、以前はほとんど勉強していなかった子が、4月になって毎日少しずつ机に向かうようになった。この場合、合格する受験生の基準から見れば、まだ足りないかもしれません。
しかし、過去の本人と比べれば前進です。ここを認めなければ、子どもは「自分なりに頑張っているのに」と感じてしまいます。
数字や結果だけで頑張りを判断しない
4月の受験生に対して避けたいのは、数字や結果だけで頑張りを判断することです。
もちろん、大学受験において数字は大切です。最終的には点数で合否が決まるのも事実です。
ただし、4月の段階で数字だけを見て評価すると、子どもの心が折れやすくなるのも事実です。
塾で10時間、12時間勉強して帰ってきた子が、家で5分、10分スマホを触っていた。その瞬間だけを見ていたとしたら、心の傷を残してしまうかもしれません。
家庭では結果よりも過程を承認する
保護者の方が家庭で意識したいのは、結果よりも過程を承認することです。例えば、次のような声かけです。
- 今日も塾に行っていたね
- 学校がはじまったのに、勉強も続けていてすごいね
- 前より机に向かう時間が増えたね
- 自習室に行く習慣がついてきたね
- 疲れているなかでもよく頑張っているね
- この調子で続けていこう
過程を見れば、認められることはたくさんあります。「結果を評価する場所」ではなく、「努力を続けるために安心できる場所」を作ってあげてください。
頑張ろうとしている子を止める声かけはしない
4月という多感な時期に避けたいのが、頑張ろうとしている子を止める声かけです。例えば、次のような言葉です。
- そんなに頑張って大丈夫?
- しんどくないの?
- 今日は休んだら?
- そんなに塾に行かなくてもいいんじゃない?
- 学校も始まったんだから無理しなくていいよ
- たまには家族でゆっくりしたら?
もちろん、保護者の方は心配していっていると思います。しかし、受験生本人が本気で頑張ろうとしているタイミングで、この言葉をかけると、努力のブレーキになります。
本人がやる気になっているなら、その火を消さないことが大切です。
心配なときほど良い言葉に変える
お子様が疲れているように見えたとき、保護者の方は心配になると思います。ただし、その心配をそのまま言葉にする必要はありません。
代わりに、次のように言い換えてみてください。
- いい顔になってきたね
- 受験生らしくなってきたね
- 本気で頑張っているのが伝わるよ
- 大変な中でも続けていてすごいね
- 今の頑張りは絶対に力になるよ
このように伝えると、子どもは「自らの努力を見てもらえている」と感じやすくなります。頑張っている子に対しては、「大丈夫?」よりも、「頑張っているね」を意識してください。
言いにくいことこそ第三者にいってもらう
4月からでも構いませんので、受かる受験生の基準に届かせる役割を保護者の方だけで背負わないでください。勉強量や勉強法、ペース管理は、塾や先生と連携して確認する方が良いです。
保護者の方は、家庭でお子様が努力を続けやすい空気を作る。この役割に回ることで、親子関係も学習ペースも崩れにくくなります。
「受かる受験生の基準」に届かせるのは親だけで背負わない
保護者の方のなかには、高い基準でお子様を見ている方もいます。
- この勉強量では足りないのではないか
- もっと自習室に行くべきではないか
- 受かる子はもっとやっているのではないか
- こんなペースで間に合うのか
この不安は自然です。実際、大学受験で合格するためには、過去の本人と比べて頑張っているだけでは足りないこともあります。
ただし、厳しい基準を保護者の方が直接ぶつけすぎると、親子関係がこじれやすくなります。「もっとやりなさい」「その程度では足りない」「受かる子はもっとやっている」。
こうした言葉を一番近い存在である親から言われると、子どもは反発しやすいです。こうしたタイミングにはぜひ、塾といった第三者に頼ってみてください。
まとめ:4月でも親の言葉は思っている以上受験生に影響する
保護者の方の言葉は、受験生に影響します。本人は素っ気ない態度を取るかもしれません。
「別に」「分かってる」「うるさい」「はいはい」などの言葉が返ってくることもあると思います。しかし、表面上はそう見えても、親の言葉は心に残ります。
- よく頑張っているね
- 前より変わってきたね
- この調子で続けよう
- 大変な中でもよくやっているね
- 応援しているよ
という言葉は、今後のお子さんの中に残ります。受験は長期戦だからこそ、4月は特に声かけを意識してください。
もし、少しでも不安があったり、より環境を整えたりしたい方は、ぜひマナビズムにもご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 4月の受験生には、親から声をかけたほうがいいですか?
A. 声をかけたほうが良いです。4月は受験学年に切り替わり、本人も変わろうとしている時期です。「前より勉強するようになってきたね」「よく頑張っているね」と変化を認める声かけが大切です。
Q. 4月に子どもへ「もっと勉強しなさい」といってもいいですか?
A. 言いたくなる場面はありますが、4月はまず過去の本人と比べた変化を認めることが大切です。勉強量やペースが足りないと感じる場合は、親が直接責めるより、塾や先生と連携して基準を確認してください。
Q. 4月に子どもを褒めると、満足してしまいませんか?
A. 褒め方が大切です。「もう十分」と伝えるのではなく、「前より頑張っているね」「この調子で続けよう」と、努力の継続を後押しする形で承認してください。
Q. 受かる受験生の基準に足りない場合、親が指摘すべきですか?
A. 直接強く指摘しすぎると反発につながりやすいです。勉強量やペースの基準は、塾や先生に相談し、第三者から伝えてもらう方がうまくいく場合があります。
Q. スマホを触っている姿を見たら注意してもいいですか?
A. 状況を見て判断してください。塾や学校で長時間頑張った後の短い休憩かもしれません。一瞬だけを見て「大丈夫なの?」というと、努力を見てもらえていないと感じることがあります。
Q. 「そんなに頑張って大丈夫?」というのはよくないですか?
A. 本人が本気で頑張ろうとしているときには、努力のブレーキになります。心配な場合は、「本気で頑張っているね」「いい顔になってきたね」と前向きな言葉に変えるのがおすすめです。
Q. 4月に避けるべき声かけは何ですか?
A. 「それだけで受かると思っているの?」「受験生なら当たり前でしょ」「スマホ触っていて大丈夫?」「本当に受かるの?」など、努力を否定したり不安をぶつけたりする声かけは避けましょう。
Q. 子どもが頑張っているのに、まだ足りないと感じます。どうすればいいですか?
A. 保護者の方が直接責めるのではなく、塾や先生と連携してペースを確認してください。家庭では、過程を認めて努力を続けやすい空気を作ることが大切です。
Q. 夫婦で声かけの方針が違う場合はどうすればいいですか?
A. 役割分担をするのがおすすめです。一方が勉強面を確認するなら、もう一方は承認役・受け皿役に回るなど、家庭内に安心できる空気を作りましょう。
Q. 4月は学校と受験勉強の両立が大変そうです。休ませるべきですか?
A. 明らかに体調を崩している場合は休息が必要です。ただし、本人が本気で頑張ろうとしているなら、先回りして止めるのではなく、努力を前向きに認めて支えましょう。
Q. 4月の保護者が一番意識すべきことは何ですか?
A. 結果や数字だけで判断せず、過去の本人と比べた変化や努力の過程を承認することです。4月は受験生活のスタートなので、家庭で安心して努力を続けられる空気を作りましょう。