【高3の保護者の方へ】合格までの受験スケジュールやペースを徹底解説

2026.06.24 公開日:2026.06.24
【高3の保護者の方へ】合格までの受験スケジュールやペースを徹底解説

高校3年生になるお子様を見ており、次のような不安はないでしょうか。

  • いつまでに志望校を決めればいいのか分からない
  • 併願校はいつ決めるべきか知りたい
  • いつから過去問をはじめるのか分からない
  • オープンキャンパスはいつ行けばいいのか迷っている
  • 定期テストと受験勉強の優先順位が分からない
  • 高3の1年間で、どの時期に何をすべきか知りたい

大学受験は、高校受験と違ってスケジュールが複雑です。

志望校選び・併願校選び・オープンキャンパス・定期テスト・公募推薦・総合型選抜・一般入試・過去問演習・出願戦略など、挙げればキリがありません。保護者の方としても「いつ、何を確認すればいいのか」が分かりにくいと思います。

ただし、流れを押さえておけば、親子で不要に焦ることは減らせます。ここからは、高3の保護者の方に向けて、合格までの受験スケジュールやペース、志望校の決め方、定期テストとの付き合い方を具体的に解説します。

この記事でわかること

  • 高3の1年間で、どの時期に何をすべきかの全体像
  • 志望校・併願校は8月末までに候補を決めておくべき理由
  • 定期テストと受験勉強の優先順位の付け方
  • 保護者の方が「決める人」ではなく「支える人」として関わるコツ
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高3の受験スケジュールはまず全体像を把握する

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高3の1年間は、時期によってやるべきことが変わります。大まかには、次のような流れです。

時期 やるべきこと
3月〜4月 志望校の方向性を決め、基礎固めをはじめる
5月〜6月 基礎の完成度を上げ、定期テストとの付き合い方を整理する
7月〜8月 夏休みに勉強量を最大化し、オープンキャンパスにも行く
8月末 志望校・併願校の候補をある程度決める
9月〜10月 過去問演習・大学別対策をはじめる
11月〜12月 公募推薦・併願校・出願戦略を具体化する
1月〜2月 一般入試本番に向けて、過去問と最終調整を行う

もちろん、国公立志望か私立志望か、一般入試か推薦入試か、志望校のレベルによって細かい流れは変わります。ただし、どの受験方式であっても、保護者の方が知っておきたい基本は同じです。

  • 春から夏まで => 土台を作る時期。
  • 夏 => 勉強量と志望校選びを大きく進める時期。
  • 秋以降 => 志望校別の対策と出願戦略に入る時期。

この全体像を親子で共有しておくと、目の前の定期テストや模試だけに振り回されにくくなります。

高3の1年間の受験スケジュールを春の基礎固めから夏の志望校決定、秋以降の過去問対策、冬の本番まで時系列で示したフロー図

【春まで】志望校の方向性と基礎固めをはじめる時期

高3になる直前の3月から4月は、受験生としてのスタートを切る時期です。この時期に必要なのは、志望校を完全に確定させることではありません。

まずは、方向性を決めることです。例えば、

  • 関関同立を目指すのか
  • 産近甲龍を目指すのか
  • 国公立を目指すのか
  • 私立文系に絞るのか
  • 推薦入試も考えるのか
  • 一般入試中心で考えるのか

このあたりを整理しておく必要があります。方向性によって必要な科目や勉強量が変わるからです。

ただし、春の段階で志望校が細かく決まっていなくても、走りはじめることはできます。関関同立を目指す場合でも、産近甲龍を目指す場合でも、春から夏までにやるべき基礎は大きく変わらない部分があります。

例えば、英語であれば、

  • 英単語
  • 英文法
  • 英文解釈
  • 基礎的な長文読解

こうした土台を早く固めることが必要です。

志望校が決まっていないから動けない、ではなく、まずは大学受験に必要な基礎を固めることが大切です。

【夏休み】勉強量を最大化し、オープンキャンパスにも行く

7月から8月の夏休みは、高3の1年間で勉強量をもっとも増やせる時期です。学校の授業がストップする分、まとまった時間を受験勉強に充てられます。春から固めてきた基礎を夏のあいだに仕上げきることを目標にしてください。

この夏に並行して進めたいのが、オープンキャンパスへの参加です。

オープンキャンパスは、志望校・併願校を決めるための大切な材料になります。

  • 学部・学科で実際に何を学ぶのか
  • キャンパスや周辺環境の雰囲気
  • 自宅からの通学距離・所要時間
  • 在学生や先生の話から伝わる校風
  • 本人が「ここに通いたい」と思えるか

こうした点は、パンフレットや偏差値表だけでは分かりません。気になる大学は、夏休み中に足を運んでおくと、後述する8月末の志望校・併願校選びがグッと進めやすくなります。

保護者の方は、開催日程の確認や予約、当日の付き添いなど、本人が動きやすいようにサポートしてあげましょう。

【9月以降】過去問演習と大学別対策に入る

9月以降は、受験勉強の内容が少しずつ変わります。春から夏までは基礎固めが中心です。

しかし、秋以降は志望校に合わせた対策が必要になります。例えば、

  • 第一志望の過去問を解く
  • 併願校の過去問も確認する
  • 問題傾向を分析する
  • 合格最低点との差を確認する
  • どの科目で点数を伸ばすか決める
  • 大学ごとの形式に慣れる

といったことが必要です。この時期に志望校が決まっていないと、どの大学の過去問を解くべきか分かりません。

もちろん、過去問演習は、ただ解くだけでは意味がありません。自らの現在地を知り、合格までに何が足りないのかを確認するためのものです。

9月以降は、基礎学習に加えて、志望校に合わせた実戦的な勉強へ切り替えていきましょう。

【11月〜12月】公募推薦・併願校・出願戦略を具体化する

11月から12月にかけては、受験校選びがさらに現実的になります。以下のような内容を具体的に考える時期です。

  • 公募推薦を受けるか
  • どの併願校を受けるか
  • 第一志望にどこまで挑戦するか
  • 安全校をどこに置くか
  • 出願日程をどう組むか
  • 受験方式をどう選ぶか

私立大学では、同じ大学でも学部・方式・日程によって入試の特徴が変わります。保護者の方は、ここでお子様任せにしすぎないようにしてください。

大切なのは、本人の意思を確認しながら、情報整理をサポートすることです。

  • 出願締切
  • 入金期限
  • 受験日程
  • 受験方式
  • 試験会場
  • 併願校との日程重複

こうした事務面は、保護者の方が一緒に確認すると安心です。

関連記事:【大学受験】子ども任せ?保護者が知っておきたい出願戦略の基本【関関同立】

【重要】志望校・併願校は8月末までにある程度決める

高3の受験スケジュールで、保護者の方に特に意識してほしいのが8月末です。

志望校・併願校の候補は、8月末までにある程度決めておきましょう。理由は、夏以降に大学別対策や過去問演習がはじまるからです。

9月以降は、

  • 第一志望の過去問を解く
  • 併願校の問題傾向を確認する
  • 志望校ごとの得点戦略を考える
  • 公募推薦を受けるか判断する
  • 受験日程を考える

といった動きが必要になります。この時点で志望校や併願校がまったく決まっていないと、対策がぼやけます。

特に私立大学は、大学ごとに問題傾向が異なります。同じ英語でも、大学によって出題形式や求められる力が変わるといった具合です。夏までにある程度の候補を決め、秋からは志望校に合わせた対策へ入ることが大切です。

併願校は「滑り止め」ではなく行きたい大学として考えて

併願校を考えるとき、保護者の方もお子様も「滑り止め」という言葉を使いやすいです。しかし、できれば併願校も「行きたいと思える大学」として考えてください。

併願校も、実際に通う可能性がある大学です。

そのため、

  • 学部・学科の内容
  • キャンパスの雰囲気
  • 通学距離
  • 入試問題との相性
  • 将来やりたいこととのつながり
  • 本人が行きたいと思えるか

まで見ておく必要があります。併願校は、第一志望に届かなかったときの保険ではありません。

お子様の進学先になる可能性がある大切な選択肢です。

関連記事:【関関同立】今の実力から考える受験校選び|保護者が知るべき併願校の考え方

8月末を境に夏までは志望校・併願校の候補を決め、秋からは志望校別の対策に切り替えることを示す図解

定期テストと受験勉強の優先順位は「受験方式」で決まる

高3になると、定期テストと受験勉強のどちらを優先すべきか、親子で迷いやすくなります。結論からいえば、優先順位は本人が狙う受験方式によって変わります。

判断の基準は、シンプルに次のとおりです。

  • 指定校推薦を狙うなら、定期テストは重視する。 指定校推薦は、学校での成績(評定平均)が出願の前提になります。日々の定期テストの積み重ねがそのまま受験結果に直結するため、手を抜けません。
  • 一般入試中心なら、定期テストに時間をかけすぎない。 一般入試で問われる力と、定期テストで問われる力は別物です。定期テスト対策に没頭しすぎて、受験勉強が何週間も止まってしまうのは避けたいところです。

ここで保護者の方に知っておいてほしいのは、定期テストの点数が悪いからといって、すぐに「大学受験も危ない」と判断しないことです。学校の定期テストは出題範囲が狭く、暗記でも乗り切れる一方、大学入試はより広い範囲で思考力や応用力が問われます。求められる力が違うため、定期テストの点数だけで受験勉強の成果は測れません。

とはいえ、一般入試志望でも定期テストを完全に捨てるのは禁物です。赤点を取れば補習や追試で時間を奪われますし、出席や成績は学校生活の土台でもあります。赤点を回避する最低限の対策はしたうえで、軸足は受験勉強に置く——これが一般入試組の基本姿勢です。

保護者の方は、テストのたびに点数で一喜一憂するのではなく、「この子はどの受験方式を狙うのか」を本人と共有したうえで、優先順位の判断を支えてあげましょう。

指定校推薦志望と一般入試志望で定期テストと受験勉強の優先順位がどう変わるかを比較した図解

まとめ:時期に合わせた対策を子別に作成しよう

高3の受験スケジュールでは、時期ごとにやるべきことが変わります。春から夏までは、基礎固めを進める時期です。

この段階では志望校が完全に決まっていなくても、大学受験に必要な土台を作れます。8月末までには志望校・併願校の候補をある程度決めておき、9月以降は志望校に合わせた過去問演習・大学別対策へと切り替えていきましょう。定期テストとの付き合い方は、本人が狙う受験方式(指定校推薦か一般入試か)を軸に優先順位を整理すると迷いにくくなります。

大学受験のスケジュールやペースは、お子様の志望校・受験方式・現在の学力によって変わります。一般論を押し付けるのではなく、お子様本人が主体となって判断できるように、保護者の方は情報整理と環境づくりで支えてあげましょう。

マナビズムでは、親御さんを含めて受験相談を受け付けています。少しでもお悩みでしたら、ぜひお声がけください。

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よくある質問(FAQ)

Q. 高3の受験スケジュールで、最初に意識すべきことは何ですか?

A. まずは春から夏までに基礎を固めることです。志望校が完全に決まっていなくても、英単語・英文法・基礎的な読解など、どの大学にも必要な土台を進めることが大切です。

Q. 高3の春に志望校が決まっていなくても、受験勉強をはじめていいですか?

A. 始めて大丈夫です。春から夏までは、大学別対策より英単語・英文法・基礎読解などの土台作りが中心です。志望校が完全に決まっていなくても、大まかな大学群と必要科目が分かっていれば勉強は進められます。

Q. 志望校はいつまでに決めるべきですか?

A. 8月末までには、第一志望や併願校の候補をある程度決めておくのがおすすめです。9月以降は過去問演習や大学別対策に入るため、志望校が曖昧だと対策が進みにくくなります。

Q. 併願校はいつ決めるべきですか?

A. 併願校も8月末までに候補を整理しておきましょう。秋以降に過去問を解き、問題との相性や合格最低点との差を確認するためです。

Q. オープンキャンパスはいつ行くべきですか?

A. 夏までに行くのがおすすめです。志望校や併願校を決める材料になるため、気になる大学は夏休み中に見に行っておくと良いでしょう。

Q. 過去問はいつからはじめるべきですか?

A. 9月以降に本格的にはじめるケースが多いです。ただし、基礎の進み具合や志望校によって変わります。夏までに土台を作り、秋から志望校に合わせた演習に入る流れを意識してください。

Q. 高3の定期テストはどれくらい重視すべきですか?

A. 指定校推薦を狙う場合は重視すべきです。一方で、一般入試を目指す場合は、定期テストに時間をかけすぎて受験勉強が止まらないようにしてください。

Q. 一般入試なら定期テストは捨ててもいいですか?

A. 捨てて良いわけではありません。赤点回避や学校生活に必要な最低限の対策は必要です。ただし、一般入試で必要な勉強の手を止めてまで定期テストに全振りするのは避けたいところです。

Q. 定期テストの点数が悪いと、大学受験も危ないですか?

A. 必ずしもそうではありません。学校の定期テストと大学受験では、出題形式や求められる力が違います。定期テストの点数だけで受験勉強の成果を判断しないようにしてください。

Q. 保護者が受験校を決めてもいいですか?

A. 最後はお子様本人が納得して決めるべきです。保護者の方は選択肢を整理したり、オープンキャンパスや資料請求をサポートしたりする役割に回りましょう。

Q. 受験スケジュールは家庭だけで決められますか?

A. 大まかな流れは家庭でも確認できますが、志望校や受験方式によって必要な戦略は変わります。不安がある場合は、塾や受験のプロに相談し、お子様に合ったスケジュールを確認してください。

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