大学の学部・学科48を紹介!

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大学の学部とは?学科とは?

大学に進学を考えるとき、まず気になるのが「学部」と「学科」。これらは、専攻する学問や学びたい内容によって分類される大学の組織の区分です。

学部は、「人文科学系」「社会科学系」「自然科学系」「学際系」「文理融合系」など、大きく5つのカテゴリーに分けられます。一方、学科は、その学部の中でさらに専門的なテーマごとに細かく分けられた組織の区分です。

大学選びに迷っているあなたへ!自分にピッタリの学部・学科を見つけるための情報を一覧でご紹介します。

 

法律・政治分野の学部

社会を支える「法律」や、国や地域社会の方向性を定める「政治」、そして社会問題の解決策を考える「政策」を学ぶ分野です。法律は私たちの日常生活の基盤となる“ルール”です。これがしっかりと整備されていなければ、国や社会は秩序を保つことが難しくなります。

この分野の学びでは、法律の成り立ちや裁判の具体的な事例を深く理解することが求められます。法律学科では、現役の法律家が講義を行うと同時に、少人数の演習、裁判の傍聴、模擬裁判など、実践的な学びの場が豊富に提供されます。

 

法学部政治学科

法学部の政治学科では、人々の生活を地方、国家、さらには世界レベルでより良くするための方法を学びます。法律を基盤に、社会問題の解決や地域社会と国家の進むべき方向を決めるのが「政治」の役割です。

政治学科では、社会をより良くするための方策を考えるために、自分の考えを相手に分かりやすく伝える表現力が求められます。そのため、多くの大学では少人数制の演習を取り入れ、実践的なスキルを磨く場を提供しています。

 

総合政策学部

総合政策学部では、社会が抱える多様な問題とその解決策を、グローバルな視点から探求します。経済、政治、社会の幅広い知識を学びながら、国際問題、環境問題、都市や地域の課題など、さまざまな視点から問題を発見し、多様なアプローチで解決策を考えていきます。

例えば、働く母親たちのために保育の現状を調査したり、地域活性化の一環として“シャッター通り”の改善プロジェクトを企画したりと、実践的なフィールドワークも多く取り入れられています。

 

経済学部

ノーベル賞の対象にもなっている「経済学」は、世界や国家、企業、個人の経済活動を探求する学問です。経済学部では、お金の流れを「理論」「実証」「歴史」の観点から多角的に研究します。

経済の基本的な仕組みから生産、流通、消費に至るまで、経済活動全体を視野に入れ、不況や失業率の増加といった課題の解決方法や有効な政策を考える力を養います。また、統計資料の分析や数式を使って経済の動向を読み解く授業や演習が多く、数学的なスキルが求められるのも特徴です。

 

経営学部

企業は変化し続ける“生き物”です。経営学部では、ヒト、モノ、カネ、情報の関係性を学び、企業の動きとその最適化を探ります。

経営や組織の仕組み、雇用や人材育成、商品開発、販売戦略、生産管理、広報など、企業活動全般にわたる知識を深めます。さらに、企業内の課題を分析し、より良い経営を実現するための方法を探究します。

また、成功した企業や経営者の実例をもとにリーダーシップ論やリスクマネジメントを学ぶ授業も多く、実践的な経営スキルの習得を目指します。

 

商学部

スマートフォンはマーケティング活動の結晶です。商学部では、消費者に寄り添った経済活動を学び、その背後にある仕組みを深く理解します。

商品を売るための仕組みや、それに関連する法律について学び、マーケティングを通じて消費者のニーズを調査します。また、商品の開発から流通・販売に至るまで、実際のビジネスで役立つ実践的な手法を探求します。

さらに、企業や地元の商店街と連携した商品開発や市場調査など、フィールドワークを通じて、現場での経験を積む機会も豊富に提供されています。

 

社会学部

社会学部では、社会問題や風俗、流行など、幅広いテーマを主体的な視点で探究できる学問です。社会の仕組みや社会と人間の関係を多角的に考察します。

この学部では、国内外でのフィールドワークや社会調査を重視した研究方法を通じて、さまざまな社会現象を解明していきます。研究テーマは、教育や福祉などの社会制度、環境問題や災害、情報化社会、国際関係など多岐にわたり、アイドル論といったサブカルチャーまで取り上げることができます。

 

観光学部

交通手段の発展により、世界中が身近になった今、観光地の計画には何を求めるかが重要です。観光学部では、その役割や地域との関わり、観光による経済発展、新たな観光事業の創出などを研究します。

観光は21世紀の最大産業のひとつとされ、その多様な側面を探るため、観光地の事例研究や国内外の観光地を訪れてのフィールドワークを通じて学びます。また、ホテルや旅行会社などでのインターンシップを実施している大学も多く、実践的な経験を積む機会も豊富です。

 

社会学部 メディア学科

新聞やテレビからネット情報の時代へと移行する中で、メディアをどのように活用するかが重要です。社会学部メディア学科では、メディアの効果的な利用法や新しいメディアの創出方法について探求します。

研究対象は、新聞・雑誌、テレビ、インターネットに加え、手紙や電話、電子メールなど、多岐にわたります。メディアの歴史や特性、機能、役割を理解し、社会や人間への影響を考察しながら、効果的な活用法や新しいメディアの開発に取り組みます。

また、雑誌やテレビ番組、CGなどの企画・制作を通じて、実践的な表現技術を学ぶ機会を提供する大学もあります。

 

国際関係学部

国際社会で起こるさまざまな問題に対処するために、グローバルな視点を根本から見直す学問です。国際関係学部では、民族対立や紛争、飢餓、貧困などの国際的な問題の原因を追究し、それらの解決策を模索します。

国家や地域間の政治、経済、文化、民族などを比較しながら、問題を多角的に分析します。また、特定の地域に焦点を当てた「地域研究」を行う場合には、研究対象国への留学が推奨されることもあります。

 

国際文化学部

「文化」という人間だけが残せる遺産を深く学ぶ学問です。国際文化学部では、国や民族間の文化を言語、歴史、芸術、宗教、社会制度、思想など、多角的な視点から総合的に研究します。

異なる国や地域の文化を比較し、その相違点や共通点を解明しながら、異文化理解を深め、より良い国際関係を築くための方法を探ります。さらに、現地での調査や研究を通じて、実際に海外でのフィールドワークを行う大学もあります。

 

国際教養学部

言語とコミュニケーションがキーワードです。国際教養学部では、世界を舞台に活躍できるグローバル人材を育成します。

各国の文化、歴史、政治、経済、国際関係など、国際社会での幅広い教養を身につけます。外国語習得を目的としたカリキュラムに加え、異文化理解やコミュニケーション能力の向上にも重点を置きます。

また、多様な領域を統合的に学べる「リベラル・アーツ」を取り入れている大学も多く、幅広い知識を得る機会が提供されています。

 

文学部 地理学科

「自然地理」「人文地理」「地誌」の三つの分野から成る地理学科では、人と自然、または人と地域の関係を明らかにします。

  • 自然地理: 地形や気候などの自然環境を研究します。
  • 人文地理: 歴史、文化、政治、経済などの視点から地域の特性や問題点を探ります。
  • 地誌: 特定の地域の地理を総合的に研究します。

フィールドワークを重視し、現地調査を多く行うことが特徴です。

 

文学部 史学科

歴史を学ぶことは、過去から学び、現代の問題を解決するためのカギを見つけることです。史学科では、さまざまな歴史的な出来事を史料や現地調査を通じて解明していきます。

政治、経済、戦争、文明・文化、発明・発見など、幅広いテーマについて、その成り立ちや意味を深く掘り下げます。学問は、日本史、東洋史、西洋史の三つの主要分野に加え、政治史、経済史、文化史、宗教史などのテーマ別研究も行われています。

 

文学部 文学科

文学科では、作品や作家を取り上げ、その時代背景や思想、人間の本質に迫ります。文学作品を通じて、その国の文化や時代背景、作者の思想を深く探求します。

学科は、国文学(日本文学)、外国語文学(英米・フランス・ロシアなど)、児童文学などに分かれており、文化や歴史、哲学なども学ぶことができます。また、演劇や映画、アニメーションなどが研究対象になることもあります。

卒業制作として文芸作品を創作する大学もあり、実践的な創作活動の機会も提供されています。

 

文学部 哲学科

哲学科では、人類が考え始めた時から続くテーマ「人間とは何か」を探求します。哲学者の思想や哲学の歴史を学びながら、自分自身で「人間とは?」という根源的な問題を考えます。

学びは大きく二つの分野に分かれます。「哲学系」では、西洋哲学や東洋哲学、美学・美術史を学びます。「宗教系」では、仏教学、キリスト教学、宗教学などを学びます。

どちらの分野でも、研究を通じて論理的な思考力や多様な価値観を理解する力を養います。

 

文学部 心理学科

心理学科では、人間の心や行動の法則を科学的に研究します。心のメカニズムや行動のパターンを明らかにし、心理的問題を解決するためのカウンセリング法を学びます。

研究領域は幅広く、臨床心理学をはじめ、発達心理学、社会心理学、犯罪心理学などがあります。心理実験を行い、そのデータをコンピュータで分析する実習もあり、数学的素養やセンスが必要です。

 

人間科学部

人間科学部は、社会科学と自然科学の両方から人間を総合的に理解する学問です。「人間とは何か」を文系・理系の両面から多角的に考察します。

研究領域は広範で、哲学、心理学、文化人類学、社会学、教育学、法学などの文系分野から、生命科学や人工知能などの理系分野まで含まれます。文献調査、実験、フィールドワークなど、テーマに応じたさまざまな研究手法を用いてアプローチします。

 

外国語学部 英語学科

世界の共通言語である英語を徹底的に学ぶ学科です。外国語学部英語学科では、英語の「読む・書く・聞く・話す」の四技能をバランスよく鍛え、高いレベルの英語能力を身につけます。

英語圏の国々の社会、政治、経済、文化に加え、国際関係についても幅広く研究します。授業は少人数制が多く、ネイティブスピーカーによる講義も提供されます。さらに、TOEIC®テストなどの試験対策を行う大学もあります。

 

外国語学部 フランス語学科

フランス語学科では、フランスをはじめとするフランス語圏の文化、社会、政治、歴史を深く学びます。フランス語はEU内でも独自の存在感を持ち、ヨーロッパをはじめ、北アメリカ、アフリカなど世界50カ国以上で話されています。国連や国際オリンピック委員会など多くの国際機関でも公用語として使用されています。

フランス語を公用語とする国々の多様な側面について学び、その理解を深めることで、グローバルな視野を養います。

 

外国語学部 中国語学科

中国語学科では、世界で13億人以上が使用する中国語を学びます。中国の急速な経済発展とともに、ビジネスや国際関係において言語の重要性が高まっています。

文法や発音、会話のスキルを習得するだけでなく、中国の政治、経済、文化についても学びます。さらに、通訳・翻訳の技術を身につける科目や、標準中国語(北京語)だけでなく広東語の授業を提供する大学もあります。

 

教育学部

教育学部では、次の世代に何をどのように教えるかを深く考え、研究します。学校教育だけでなく、家庭、職場、地域での社会教育についても幅広く学びます。

理論研究中心のカリキュラムでは、教育心理学や教育と社会の関係などを探求します。教員養成課程では、教育実習が必須となっており、実際の教育現場での経験が求められます。

また、教員免許の取得を義務づけずに、生涯教育や教育支援を中心に学ぶ「ゼロ免課程」を設けている大学も多く、さまざまな教育のアプローチが可能です。

 

子ども学部

子ども学部では、子どもに夢を与えるための方法や、より良い教育・環境について考えます。子どもの心と体の発達を総合的に理解し、成長に最適な教育と環境を模索します。

おもちゃや絵本、形劇などの創作を通じて実践的な学びを提供し、また、子どもの記憶や学習に関する心理学的な実験も行います。研究領域は、児童心理、児童福祉、児童文化、児童教育など多岐にわたり、さまざまな視点から子どもに関する理解を深めていきます。

 

社会福祉学部

社会福祉学部では、社会的弱者である児童、老人、障がい者などの心理と、その対応策を学びます。援助が必要な人々が安心して暮らせる社会を築くための仕組みや援助方法を探求します。

法律、政策、行政、医療・保健、心理学など、多角的な視点から具体的な研究を行います。また、介護スキルの習得のため、福祉施設での実習を通じて実践的な経験を積むことができます。資格取得を目指し、実践に役立てるためのカリキュラムも提供されています。

 

家政学部 生活科学科

生活科学科では、衣食住に関連する生活環境の問題を、社会の変化と対比させながら学びます。快適な家庭環境や生活の質を向上させるためには何が必要かを、生活者の視点から探求します。

研究テーマは家計、家族関係、育児、調理・栄養、被服、住環境、消費者問題など多岐にわたり、少子化や介護問題などの家庭に関わる社会問題も対象となります。ライフスタイル全般にかかわる問題を幅広く取り扱い、実生活に役立つ知識と技術を提供します。

 

家政学部 食物学科

食物学科では、栄養学的な視点に加えて、味覚や視覚など現代の食に関するさまざまな要素を学びます。食をテーマに、栄養、味覚、視覚など異なる角度から研究を行います。

研究分野は、栄養と食生活の健康への影響を考える「栄養学」、食品の製造や流通を探る「食品学」、調理法や食習慣、食料自給率などを考察する「食物学」などに分かれています。実際の調理実習や栄養と健康に関する実態調査なども行い、実践的な知識と技術を養います。

 

家政学部 被服学科

被服学科では、素材、デザイン、縫製技術に加え、歴史や文化的視点から現代の衣料を考察します。「衣」に関わる全ての側面を研究対象とし、衣類の歴史や文化、流行、デザイン、縫製技術、編む・織る・染めるなどの布の製作、新素材の開発、ファッションビジネスなど、多岐にわたるテーマを扱います。

また、卒業制作として作成した服のファッションショーを開催する大学もあり、実践的な経験を積むことができます。

 

芸術学部 音楽学科

音楽学科では、音楽の理論や歴史、テクニックを学びながら、音楽を人類の文化として深く理解します。声楽、器楽、作曲、指揮などの専門技術を磨き、音楽のスペシャリストを目指します。

主にクラシック音楽が中心ですが、ジャズ、ポピュラー音楽、邦楽、民族音楽、電子音楽など、多様な音楽ジャンルも学ぶことができます。音楽ビジネスや音楽療法などの分野も取り入れたカリキュラムを提供する大学もあります。

また、曲の分析や文献研究を通じて音楽的な知識を深め、外国語の習得も求められる場合があります。

 

芸術学部 美術学科・デザイン学科

美術学科とデザイン学科では、絵画や造形から映像まで、創造的な表現を学び、実践することに重点を置きます。

美術学科では、日本画、油絵、版画、彫刻などの美術分野において、作品制作に多くの時間を費やし、表現技術や理論を深めます。個々の技法やアプローチを学び、独自の作風を確立することが求められます。

デザイン学科では、雑誌やポスター、Webデザイン、工業製品、生活用品、イベント空間、ディスプレーなど、幅広いデザイン対象を扱います。課題作品の制作を通じて、実践的なデザインスキルを磨きます。理論だけでなく、プロジェクトベースの実習やコラボレーションも多く取り入れられています。

 

芸術学部 演劇学科

演劇学科では、舞台芸術の理論と実践の両方を学びます。古典芸能や演劇、ミュージカルなど、幅広い舞台芸術の知識と技術を習得することが目標です。

理論的には、演劇の歴史や演出理論、劇作法などを学び、舞台芸術の根底にある概念や技術について深く理解します。実践的には、演技、舞踊、歌唱などの表現技術を磨くとともに、演出や脚本、衣装、照明、音響など、舞台制作のさまざまな側面についても学びます。

学生は個人での実技レッスンに加え、俳優、演出、衣装係などの役割を分担し、実際の舞台劇を上演する機会が提供される大学もあります。これにより、舞台上でのパフォーマンスだけでなく、舞台裏での重要な役割も体験し、実践的なスキルを身につけることができます。

 

体育学部

体育学部では、運動やスポーツの方法とその機能の向上を学びます。これには文化的な意義や科学的な成果も含まれます。以下のような分野に焦点を当てています:

  • 競技の特性: 各種スポーツや運動の特性を理解し、そのパフォーマンスを最適化する方法を学びます。
  • 心身の発達メカニズム: 人間の心と体がどのように発達し、運動やトレーニングに反応するのかを科学的に研究します。
  • トレーニングと健康管理: 効果的なトレーニング方法や健康管理の技術を学び、実践に役立てます。
  • 選手や指導者の養成: スポーツ選手や指導者を育成するための教育が行われ、専門的な知識とスキルを身につけます。
  • スポーツビジネスとマネジメント: スポーツのビジネス面やアスリートのマネジメントに関する知識も深め、実務に生かせるスキルを養います。

 

健康科学部

健康科学部では、すべての人が健康的な生活を実現できるよう、科学的視点から知識と方法論を学びます。以下の点に重点を置いています:

  • 幅広い年齢層への対応: 赤ちゃんから高齢者まで、さまざまな年齢層や健康状態に対する適切な支援方法を学びます。
  • 超高齢社会への対応: 超高齢社会となった日本において、増加する健康管理のニーズに応えるための知識とスキルを身につけます。
  • 健康の専門家を目指す: 健康維持や疾病予防、リハビリテーションなどの分野で専門的な支援ができる「健康の専門家」としてのスキルを養います。

 

教養学部

教養学部では、幅広い分野を通じて教養を身につけ、問題を多角的に解決する能力を育てます。以下のポイントが特徴です:

  • リベラル・アーツの実践: 人間や社会に関するさまざまな分野を網羅し、広範な知識を身につける「リベラル・アーツ」を実践します。
  • 多角的な学び: 人文科学、社会科学、自然科学、国際学など、多様な領域からの知識を学び、学問の境界を超えた研究を行います。
  • 問題解決能力の育成: 複数の視点から問題を考え、解決策を導き出す力を養います。

 

理学部 物理学科

理学部物理学科では、自然界の法則を解明し、さまざまな現象を探究します。以下が特徴です:

  • 自然現象の法則の探求: リンゴの落下から天体の運動まで、自然界の様々な現象を観察し、その法則を理解します。
  • 研究分野:
    • 理論物理学: 自然界のモデルを考え、法則を理論的に解明します。
    • 実験物理学: 実験を通じて自然界の法則を探ります。
    • 計算機物理学: 理論を基に超高性能コンピュータを用いて仮想実験を行います。
    • 広範な対象: 元素の成り立ちや宇宙の構造など、自然界のあらゆる現象が研究対象です。

 

理学部 化学科

理学部化学科では、物質の変化とそのメカニズムを研究し、最先端の成果を追求します。以下が特徴です:

  • 物質の研究: 物質の構造や性質、反応の仕組みや変化を分子や原子レベルで解明します。
  • 研究分野:
    • 無機化学: 無機物質の性質や反応を研究します。
    • 有機化学: 炭素を含む有機化合物の構造や反応を扱います。
    • 物理化学: 化学的な現象を物理的な観点から研究します。
    • 分析化学: 物質の成分や性質を分析する技術を学びます。
    • 合成化学: 新しい化合物の合成やその応用を研究します。
  • 実験の重要性: 実験が中心の研究が多く、得られた成果が医薬品や生活用品などに実用化されることもあります。

 

理学部 生物学科

理学部生物学科では、地球上のあらゆる生物を対象に研究を行い、問題発見と解決に向けた生命科学の発展に寄与します。以下が特徴です:

  • 研究対象: 人間、動物、植物など、広範な生物に関する現象を研究します。
  • 研究内容:
    • 生物観察と分析: 生物の構造や機能、行動などを観察し、法則や原理を探ります。
    • ミクロの世界: DNAや脳のメカニズムなど、微細なレベルでの研究も行います。
    • バイオテクノロジー: 遺伝子組み換え技術などを含むバイオテクノロジーの応用や研究。
    • 生態学: 海洋や森林などの生態系を研究し、環境保護や生態系の維持に貢献します。
    • 医薬品開発: 生物学的知見を基にした医薬品や治療法の開発にも取り組みます。

 

工学部 電子工学科

工学部電子工学科では、通信、計測、情報処理に必要な技術を研究し、現代の電子技術を支える基盤を築きます。以下が主な特徴です:

  • 研究対象: 情報化社会における電子技術の基礎から応用までを学びます。
  • 研究内容:
    • コンピュータのハードウェア: コンピュータや携帯電話などデジタル系機器に使用される電子部品や回路の設計と分析。
    • 信号と情報の伝達: 電波や電磁波を利用した情報伝達の方法やその技術的応用。
    • 電子回路: 電子機器に不可欠な回路設計やその性能向上を目指します。
    • 半導体材料: 半導体の特性とその応用に関する研究。
    • 通信システム: 通信技術やシステムの設計、運用に関する研究。

電子工学科では、理論と実践を両立させるための実験やプロジェクトが多く、最新の技術動向にも対応した教育が行われます。

 

工学部 情報工学科

工学部情報工学科では、人工知能からマルチメディアまで、幅広いコンピュータ技術を学びます。以下が主な特徴です:

  • 研究対象: コンピュータやソフトウェアの理論と技術、そしてそれらの応用に関する多様な分野を学びます。
  • 研究内容:
    • コンピュータハードウェア: 高性能なコンピュータシステムの設計と実装。
    • プログラム言語とソフトウェア: プログラミング言語の理論とその言語を使ったソフトウェアの開発技術。
    • 人工知能: 人工知能の理論、技術、応用(例:囲碁・将棋の名人を破るAI)。
    • セキュリティー対策: データ保護のための暗号化技術とセキュリティ対策。
    • マルチメディア: 音声、映像、グラフィックスなどを扱うマルチメディア技術の開発と応用。
    • 計算システム: 新しい計算方法やコンピュータシステムの設計。

情報工学科では、理論と実践を組み合わせた授業やプロジェクトが多く、最新技術やトレンドにも対応した教育が行われます。

 

工学部 建築学科

工学部建築学科では、以下の要素を中心に学びます:

  • 技術と安全性: 建築物の設計と施工における技術的な側面や安全性を重視します。
  • 美的想像力: 建築デザインにおける美的センスと創造力を育てます。
  • 研究内容:
    • 建築デザイン・設計: 住宅やビルなどの建物のデザインや設計技術を学びます。
    • 建築材料: 使用する材料の特性や選定方法について研究します。
    • 設備: 給排水や空調などの建築設備の設計と施工技術を学びます。
    • 施工法: 実際の建築工事における施工方法や管理技術を学びます。
    • 都市計画: 都市の設計や発展に関する計画や実施について研究します。
    • 建築防災: 災害に強い建築物の設計や対策について学びます。
  • 関連分野:
    • 土木工学: 道路、橋、ダムなどの土木構造物について学ぶ学科。
    • 環境工学: 地球環境や都市環境の保護と改善に関する研究を行う学科。

建築学科では、技術的な知識と美的な感覚を融合させ、経済性や環境に配慮した現代建築の実現を目指します。

 

農学部

農学部では、以下の要素に重点を置いて学びます:

  • 基本の「食」: 食物の生産とその支援を通じて、人々の生活を支えることが目的です。
  • 研究内容:
    • 農学: 農作物の生産、栽培方法、土壌管理などの基本的な農業技術を学びます。
    • 農業工学: 農業の効率を高めるための技術や機械の設計・開発を研究します。
    • 農芸化学: 農作物の生産に関する化学的な側面、たとえば肥料や農薬の使用方法などを学びます。
    • 農業経済学: 農業の経済的側面、たとえば農産物の価格、流通、マーケティングについて研究します。
  • 研究テーマ:
    • 品種改良: より良い作物を作るための遺伝子改良や品種改良技術。
    • 生産技術: 効率的な農作物の栽培方法や生産技術の開発。
    • 加工と流通: 農産物の加工技術や流通システムの研究。
    • 農産物の病気: 作物の病気や害虫に対する対策。
    • バイオテクノロジー: 遺伝子組み換え技術や新しい生物技術の応用。
    • 土壌: 土壌の管理や改善技術。
    • 発酵食品: 微生物を利用した食品の発酵技術。

農学部では、バイオ技術を活用し、効率的な農作物の生産と未来の食のあり方について研究します。

 

水産学部

水産学部では、以下の要素に焦点を当てて学びます:

  • 基本理念: 海や河川、湖沼の生物や環境について深く理解し、食と環境の課題を克服することを目指します。
  • 研究分野:
    • 水産環境学: 海洋や河川、湖沼の生態系や環境の保全について研究します。
    • 水産資源学・漁業学: 水産資源の管理や漁業の技術、漁獲方法について学びます。
    • 水産増養殖学: 魚や貝類の養殖技術やその管理方法を研究します。
    • 水産化学・製造学: 水産物の加工技術やその化学的な側面について学びます。
  • 研究テーマ:
    • 生物の生態: 海や川の生物の生活環境や生態系を調査します。
    • 養殖と捕獲: 効率的な養殖方法や持続可能な捕獲技術を開発します。
    • 環境保全: 水質改善や生物多様性の保護など、環境保全の技術を探ります。
    • 加工技術: 水産物の保存や加工方法、品質管理について研究します。
  • 実習:
    • 実習船: 実習船に乗り込み、海洋での調査やデータ収集を行います。これは、現場での経験を積むための重要な部分です。

水産学部では、海や河川の生態系を守りながら、持続可能な資源管理や環境保全を実現するための知識と技術を学びます。

 

獣医学部

獣医学部では、以下の要素に焦点を当てて学びます:

  • 基本理念: 家畜やペット、さらには野生生物の健康維持や繁殖について学びます。
  • 研究分野:
    • 動物医療: 動物の病気の診断、治療、予防について学びます。これには、内科的な診療から外科的な手術まで含まれます。
    • 繁殖と品種改良: 家畜やペットの繁殖技術、品種改良の方法について研究します。
    • 薬品開発: 動物用医薬品の開発やその効果、安全性について学びます。
    • 感染症: 動物から人に感染する病気やウイルスの研究も行い、動物と人間の健康を守るための知識を深めます。
    • バイオテクノロジー: 遺伝子レベルでの研究や、バイオテクノロジーを活用した動物の健康管理についても研究します。
  • 実習:
    • 臨床実習: 実際の動物病院や診療所での実習を通じて、臨床スキルを磨きます。
    • フィールドワーク: 動物の健康管理や研究のための現場での調査や実習も行います。

獣医学部では、動物の健康を守るための専門的な知識と技術を学び、家畜からペットまで幅広い動物に対して適切な医療を提供することを目指します。

 

医学部

医学部では、以下のような教育と訓練が行われます:

  • 基本理念: 病気を治し、健康を守るための臨床医師や医学研究者を目指します。
  • 教育内容:
    • 基礎医学: 解剖学、生理学、病理学、生化学など、医学の基本的な知識を学びます。これには人体の構造や機能、病気の成り立ちについての理解が含まれます。
    • 臨床医学: 内科、外科、産婦人科、精神科など、患者の治療に関する知識と技術を学びます。診断、治療、手術の技術が中心です。
  • 実習:
    • 解剖実習: 人体の解剖を行い、構造を学ぶ実習。
    • 臨床実習: 病院で実際の患者と接し、診断や治療の技術を習得する実習です。患者とのコミュニケーションや診療のプロセスを学ぶ重要な機会です。
  • 倫理と人間性: 生命を尊重する倫理観と、人間性を大切にする姿勢が求められます。医師としての責任感や、患者に対する思いやりを持つことが重要です。

医学部の教育は6年間で、医学に関する全般的な知識と実践的な技術を身につけ、医療現場での即戦力を養います。

 

歯学部

歯学部では、以下のような教育と訓練が行われます:

  • 基本理念: 虫歯や矯正、口周辺の病気を学び、進歩する口腔医療技術を身につけることを目指します。
  • 教育内容:
    • 口腔内の構造と病気: 歯や口腔内の解剖学、生理学、病理学を学びます。これには虫歯、歯周病、口腔がんなどの疾患についての知識が含まれます。
    • 治療法: 歯の治療方法、矯正治療、インプラント治療、歯科補綴(入れ歯やブリッジの製作)などの技術を習得します。
  • 実習:
    • 臨床実習: 実際の患者と接し、診断や治療を行う実習。歯科医院での実務経験を積みます。
    • 技術実習: 歯の削り方や入れ歯の製作、その他の歯科器具の使用方法を学ぶ実習です。
  • 連携と研究領域:
    • 医学との連携: 歯の健康は全身の健康に影響を及ぼすため、医学との連携が重視されます。
    • 専門分野: スポーツ歯科や高齢者歯科など、特定の領域に特化した研究も行います。

歯学部の教育は6年間で、口腔内の全般的な健康管理や治療技術を身につけ、歯科医師としての専門性を高めます。

 

薬学部

薬学部では、以下のような教育と訓練が行われます:

  • 教育内容:
    • 薬剤研究: 薬剤の基本的な性質や作用、相互作用について学びます。
    • 新薬開発: 創薬のプロセスや新薬の開発に関する知識を深め、研究技術を習得します。
    • 効果的な使用法: 薬の適切な使用方法や処方、患者への指導方法を学びます。
  • プログラム:
    • 6年制: 薬剤師資格を取得するための課程。薬剤師としての実務を含む広範な知識と技術を学びます。
    • 4年制: 薬学の基礎を学んだ後、大学院に進学して医薬品の研究・開発者を目指す人が多いです。
  • 専門分野:
    • 製薬学: 薬品の創製や製造プロセスについて学びます。
    • 衛生薬学: 薬品の安全性や副作用、品質管理に関する知識を学びます。
    • 医療薬学: 薬の臨床使用や患者への指導、薬物治療の最適化に関する技術を習得します。

薬学部では、薬剤師としての資格取得と共に、医薬品の研究・開発、効果的な使用法など多岐にわたる知識と技術を身につけることができます。

 

看護学部

看護学部では、以下のような教育と訓練が行われます:

  • 教育内容:
    • 技術と理論: 看護技術やケアの方法、病気や障がいに関する理論を学びます。
    • 人間性の育成: 患者とのコミュニケーションや、倫理的な配慮、共感能力の向上にも重点を置きます。
  • プログラム:
    • 看護師資格: 看護師国家資格を取得するためのカリキュラムが組まれており、医療現場での実習が含まれます。
  • 専門分野:
    • 成人看護: 成人患者に対する看護技術とケア。
    • 小児看護: 小児患者の特性に応じた看護。
    • 高齢者看護: 高齢者の健康維持とケア。
    • 母性看護: 妊産婦や産後のケア。
    • 在宅看護: 在宅でのケアと支援方法。
    • 国際看護: グローバルな視点での看護技術と文化理解。
    • 災害看護: 災害時の看護対応。
    • 終末期医療: 生命の最終段階におけるケア。

看護学部では、看護師としての実務技術を学びながら、人間性を養い、患者中心のケアを提供できるスキルを身につけます。

 

保健学部

保健学部では、以下のような内容が学ばれます:

  • 教育内容:
    • 健康の探求: 身体的、精神的、社会的な健康を包括的に探求します。
    • 健康指導と予防: 健康を保持し、病気を予防するための指導方法と予防策を学びます。
  • アプローチ:
    • 個別と社会的視点: 医学が個々の病気に焦点を当てるのに対し、保健学部では社会全体の健康維持と増進を目指します。
    • 多角的視点: 医学、生物学、社会学、心理学、福祉学などの視点を組み合わせ、体系的に研究します。
  • 主な分野:
    • 健康指導: 健康教育や指導法の習得。
    • 予防策: 病気予防のための戦略やプログラムの開発。
    • 社会的健康: 社会全体の健康に影響を与える要因の分析と対策。
    • 心理的健康: 精神的な健康の維持と支援方法。
    • 福祉と支援: 福祉学の知識を活かした支援とケアの方法。

保健学部では、健康を広い視野で捉え、社会全体の健康の増進に貢献する知識と技術を学びます。

 

医療技術学部

医療技術学部では、以下の専門技術を学び、医療現場での役割を果たすことを目指します:

  • 教育内容:
    • 専門技術の習得: 医療現場で必要な検査技術やリハビリテーション技術を学ぶ。
    • 資格取得: 特定の専門資格(例えば、診療放射線技師や臨床検査技師など)を目指す教育が行われる。
  • 主な分野:
    • 臨床検査技師:
      • 血液や細胞の検査、病気の診断に必要なデータの提供。
    • 診療放射線技師:
      • レントゲンやCTスキャンなどの画像診断技術の使用。
    • 救急救命士:
      • 緊急時の救命処置や応急処置を施す技術。
    • リハビリテーション分野:
      • 理学療法士: 運動療法や物理的手法を用いたリハビリテーション。
      • 作業療法士: 日常生活の機能回復を支援するための治療技術。

医療技術学部では、医療の現場で不可欠な専門技術を体系的に学び、資格を取得することで、医療チームの重要な一員としての役割を果たします。

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