令和5年度 愛知県公立高校入試分析
更新日: (公開日: ) BLOG
高校受験生のみなさん、お疲れ様でした!
今年は、愛知県の公立高校入試の形式がガラッと変わる初年度でした。
あとは合格発表を待つのみですね。
<国語>
要約問題は、昨年まで記述式でしたが、今年はすでに要約されている文章に対して、表現や論理構造について正しい評価を選択する形式に変わりました。消去法も有効な手段だったと思います。また、大問3など読解問題では、文章をしっかり読んで全体を把握することも大切ですし、設問をしっかりと読んで答えることができたかどうかがポイントです。大学入試でも重要な、勘や感覚・イメージではなく『解答の根拠を明確にする』という力が高校入試でも問われました。
<数学>
解答方法がマークシートであること以外には出題形式に大きな変化はなかった印象です。大問2・3の解きやすさから、若干平均点が上がるかもしれません。例年通り、単元的にもバランスの良い出題でした。差がつきやすいのは大問3の平面図形・空間図形になると思います。複数の相似を見抜けるか、がポイントになりました。
<社会>
形式の変化が一番大きかったのが社会です。例年大問5、6が公民でしたが、今年度は大問5まででした。全体として、膨大な資料を正確にスピーディーに読み取れるかどうかがポイントとなった試験でした。また、完答問題が増えたので時間的に楽な試験ではなかったと思います。歴史では単純な年号暗記だけでは太刀打ちできず時代背景も問われたり、地理では世界地理の深い知識やデータを基にした都道府県判別だけでなく、更に資料が絡む問題でした。高校での新課程も関係していると思いますが、来年度以降の受験生は、教科書をもとに資料集なども含めて理解を深めることが必要になります。
<理科>
愛知県の例年の入試過去問をもとに問題練習をしていた生徒は解きやすく感じたと思います。傾向の変化はなく、スタンダードな愛知県らしい問題が並んでいました。とはいえ、最近の傾向通り、問題文は長く図や表・グラフをしっかり読み解く力は必要でした。理科の各分野の根本理解は必須です。
<英語>
マークシート形式になり、記述は当然なくなりました。英文そのものも比較的読みやすい文章でした。その代わり、例年と比較すると図や表の読み取りがあり、大学入試でよくある複数資料問題を意識した形になった印象があります。ざっくり全体を把握しただけでは解答の予測がつきにくいので、消去法も有効な手段(国語同様、根拠をもって解答すること)が求められる試験でした。
全体として、数年前の指導要領改訂や大学入試を意識した試験となった印象です。
マナビズムのリーズニングゼミでは、『解答の根拠を明確にする』トレーニングを日ごろから行っています。
約1か月後には、高校受験を受けたみなさんは高校生になっています。
高校入試はまだまだ通過点。さあ、次は大学への道のりが始まります!
志望校合格が叶った生徒も、想い届かなかった生徒も、ここが新しいスタートです!
(この記事を読んでいる受験生の想いが届きますように!)
マナビズムでは次を見据えて頑張る皆さんを、全力サポートします!
現在、春期講習を受付中。
マナビズムのリーズニングゼミなどの授業を通して、小手先ではなく、大学入試で勝つ本当の力を身につける勉強をスタートしましょう!
マナビズム名古屋駅前校へのお問い合わせをお待ちしています!