浪人して志望校を上げるのは難しい?メリットやデメリット・注意点を確認しよう
更新日: (公開日: ) COLUMN
浪人して志望校を上げるのは、簡単ではありません。
そのため、どのような状況が志望校を上げるのに向いているのか、メリットやデメリットまで把握した上で、十分に検討してから決めるとよいでしょう。
本記事では、志望校を上げる選択をする人に向けて、知っておいてほしい情報や注意点をまとめています。
自分は志望校を上げても問題ないか確認しながら読み進めてください。
浪人して志望校を上げる選択が向いている人
浪人して志望校を上げる選択が向いているのは、主に下記のような特徴がある人です。
- 他に行きたい志望校が見つかった
- 現役よりも確実に成績が向上している
- 入試科目が一緒
他に行きたい志望校が見つかった
ほかに行きたい志望校が見つかった人は、浪人後に進路変更する選択肢が向いています。
受験に成功するためには、レベルの高い学校を目指す人ほど「どうしてもこの大学に行きたい」という強い思いがないと難しいです。
そして、ほかに行きたい大学ができたのに元の志望校を目指すのは、受験勉強を頑張るモチベーションが維持しづらいでしょう。
新しく行きたいと思えた大学が現在の志望校よりもレベルが上であっても、「絶対に合格する」という強い意思を持ち続けられるのであれば、目標の変更を検討してください。
現役よりも確実に成績が向上している
現役時代よりも確実に成績が向上している場合には、志望校を上げる検討をしてもよいでしょう。
例えば、浪人以降の模試の結果で現在の志望校に対してA判定が出ていたり、過去問で5回以上合格最低点を超えていたり、安定して成績アップしているなどで判断してください。
現在の志望校に対して好成績がとれるようになってきた人は、レベルを上げた大学を目指す選択肢も視野に入れて大丈夫でしょう。
入試科目が一緒
現在の志望校と入試科目が一緒の場合には、大きな負担なく目指す大学を変更しやすいです。
志望校を上げるにしても、入試の科目数が増えると現役から積み上げてきた知識以外に、ゼロから対策する必要があります。
新しい入試科目の基礎固めから始めて合格レベルまで学力アップを目指すのは、簡単ではありません。
そのため、現在の志望校と入試科目が一緒の大学であれば、比較的変更しやすいといえます。
浪人して志望校を上げる選択が不向きな人
基本的に、ここで紹介した特徴と逆の傾向がある人は、浪人して志望校を上げるのは不向きです。
浪人してから思うように成績アップしていない、入試科目が違うという場合には、志望校を上げるのは十分に検討してから決めてください。
また、「どこに行きたいというわけではないけど、志望校を上げたい」というようなケースもおすすめできません。
「絶対にここに行きたい」という強い意志がないと、現在より志望校のレベルを上げて合格するのは大変難しいため、気をつけましょう。
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浪人して志望校を上げるメリット
浪人後に志望校を上げるメリットについて説明します。
- 現役生よりも有利な条件がそろっている
- 将来の選択肢が増える
- モチベーションが上がる
- 目標を上げると学力向上しやすい
- 現在の志望校が滑り止めになる
現役生よりも有利な条件がそろっている
浪人生は、現役生よりも受験勉強に対して有利な条件がそろっています。
- 模試や共通テストなどの経験が多い
- 受験会場や受験生の雰囲気を知っている
- 学校の授業や行事がない
一度受験シーズンを経験しているというアドバンテージと、学校がないため受験勉強に専念できるという強みがあります。
周りより勉強時間を多く確保できるというのは、大変有利であるといえるでしょう。
志望校合格へ強い意志があれば、周りに差をつけて学力向上できるチャンスとなります。
将来の選択肢が増える
日本の就職制度は学歴重視となる企業も多々あるため、レベルの高い大学を卒業した人は将来の選択肢が増える可能性が高いです。
そのため、難関大学へ進学できれば「学歴が足りなくて諦めなくてはいけない」というケースが減ります。
浪人して1年の時間を得たからこそ、レベルを上げても問題ない条件がそろっている場合には、志望校変更を検討してみるとよいでしょう。
モチベーションが上がる
志望校を上げるとモチベーションが向上します。
浪人生は一度受験に失敗したという経験があるため、新しい1年のスタートは気持ちが落ち込んでいる人もいるでしょう。
しかし、志望校を上げるとやる気アップにつながり、新しい受験期間を新鮮な気持ちで始められるはずです。
目標を上げると学力向上しやすい
目標を上げると、現役時代よりももっと努力しなければいけませんから、学力が向上しやすくなります。
そのため、現役中に学力が上がりにくかったという人は、志望校を上げてもっと頑張らなくてはいけない環境を作るのもひとつの選択といえるかもしれません。
志望校を上げれば、必然的に勉強時間を多く確保するようになるでしょう。
現在の志望校が滑り止めになる
第一志望のレベルを上げて、現在の志望校を滑り止めに受けるという選択肢が生まれます。
現在の志望校よりもレベルが上の大学を目指すと、必然的に今より大幅に学力を向上させなければいけません。
そのため、現在の志望校に合格する確率が上がる可能性が高くなります。
一番の目標は新しく目指す大学への合格ですが、滑り止めとして現在の志望校に受かる可能性がアップするという点は大変大きなメリットといえるでしょう。
浪人して志望校を上げるデメリット
浪人して志望校を上げるデメリットも確認しておきましょう。
- プレッシャーがストレスになる
- お金がかかる
- 対策科目が増える場合がある
- 学習計画を見直す必要がある
プレッシャーがストレスになる
浪人すると、「もう失敗できない」「次の模試で成績が上がらなかったらどうしよう」などのプレッシャーが大きくなります。
もしも浪人が失敗したら、時間やお金を無駄にしてしまったと後悔する場合もありますから、受験期間中は相当なストレスが溜まるかもしれません。
プレッシャーやストレスは、心が折れる原因になる可能性もあるため、勉強のオンオフをしっかりつけて気分転換しながら気持ちを切り替えるようにしましょう。
お金がかかる
浪人して予備校や塾に通う際には、授業料や季節講習などで100万円程度のお金がかかります。
ほかにも、交通費や参考書代などの余計な出費が発生してしまいます。
そのため、親に経済的負担をかけてしまうという点はデメリットといえるでしょう。
対策科目が増える場合がある
志望校を上げた結果、入試科目が異なる場合には、新しい教科を基礎から勉強する必要があります。
特に、追加科目が苦手な分野の場合には、多くの勉強時間を確保する覚悟が必要です。
そのため、志望校を上げて効率的に勉強したい際には、対策科目が同じ大学を選ぶのもひとつの選択肢といえます。
学習計画を見直す必要がある
大学受験は志望校に特化した対策が重要なため、第一志望を変更する際には学習計画を見直す必要があります。
新しい志望校の入試日程や必要な科目を調べて、スケジュールを逆算しながら計画を立て直します。
学習計画は効率的に勉強を進めるために大切ですから、適当に済ませず具体的なスケジュールを立ててください。
浪人して志望校を上げる際の注意点
浪人して志望校を上げる際の注意点をお伝えします。
- 自分に合う塾・予備校へ通う
- 危機感を持って受験に臨む
- 入念な学習計画を立てる
- 併願校も十分に検討して決める
- ギリギリまで見極めて出願する
- 失敗した場合のことも考えておく
自分に合う塾・予備校へ通う
志望校を上げる際には、これまで以上に効率的な学力向上が必要です。
そのため、あなたに合う塾・予備校の利用を検討してください。
あなたの強みや弱点を客観的に把握した上で、的確な指導が受けられる塾や予備校へ通うのが、志望校合格への近道といえます。
志望校への合格実績が豊富な塾・予備校を選べば、大学に特化した適切な学習計画を提案してもらえるはずです。
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危機感を持って受験に臨む
浪人したら、スタート時から危機感を持って受験に臨んでください。
現役生と比べると、1年早く受験を始めていて経験もありますから、「まだ時間に余裕がある」と初めのうちは危機感が薄い人もいます。
浪人して志望校を上げた選択肢を後悔しないためにも、一瞬でも気が緩まないように、常に危機感を持って過ごしてください。
入念な学習計画を立てる
新しく目標に決めた志望校の情報をしっかり集めて、入念な学習計画を立ててください。
大まかな長期目標を決めたら、1週間、1日単位の短期目標に落とし込んでいきましょう。
なかには、志望校対策を組み込んだ学習計画を立ててくれる塾もあります。
自分で学習計画を立てるのに自信がない人は、塾に相談してみるとよいでしょう。
併願校も十分に検討して決める
安心して第一志望を目指すために、併願校も十分に検討して決めておきましょう。
もちろん第一志望の合格が大切ですが、現在の状況を冷静に判断しておくのも大変重要です。
もしものときを想定して、後悔のないように準備を整えておきます。
併願校に合格していれば、もしも第一志望に落ちた際にも「もう1年浪人するか行ける大学に進学するか」という選択肢が生まれます。
特に「もう1年浪人する気はない」という人は、併願校は第一志望と同じくらいよく考えておきましょう。
ギリギリまで見極めて出願する
志望校を上げた際には、自分の学力をギリギリまで見極めて出願してください。
志望校のレベルを上げるのは、それだけリスクの高い挑戦です。
ギリギリまで見極めていれば、「合格は厳しいかも」と判断した際に方向転換できます。
志望校合格を諦めずに挑戦するのも、確実性を重視して安全校に切り替えるのも、ギリギリの判断で問題ありません。
1年の浪人生活を頑張った結果、後悔のない選択をするためにも早い段階で出願するのは避けましょう。
失敗した場合のことも考えておく
ネガティブな思考になりすぎるのはよくありませんが、万が一失敗したときも想定して、その後の進路を考えておきましょう。
大学受験に全落ちした際には、主に下記の選択肢があります。
- 3月入試の大学を受ける
- 専門・短大に切り替える
- 就職する
- もう1年浪人する
特に、3月入試の大学を受けるという場合には、全落ちしてからすぐに動き出さないといけませんから、事前に情報収集しておく必要があります。
専門学校や短大も同様に、3月に入試が受けられるところは少ないため、準備が大切です。
自分の将来のために、さまざまな状況を想定して行動してください。
浪人して志望校を上げる場合に知っておきたいこと
最後に、浪人して志望校を上げる場合に知っておきたいことをまとめました。
- 大学浪人のデメリットは?
- 大学の浪人率は?
- 仮面浪人はなんのためにやるの?
- 志望校上げるならいつまでに大学を決めればいい?
- 浪人の何が辛い?
- 浪人生のいいことは?
大学浪人のデメリットは?
大学浪人のデメリットは、「次こそは合格しないと」というプレッシャーがつらいという点です。特に「もう1年浪人はできない」という人は、大変ストレスに感じてしまうかもしれません。また、現役合格して大学生活を楽しんでいる友人を見ると、つらく感じる場面もあるでしょう。
内部リンク
浪人 デメリット
大学の浪人率は?
文部科学省の「学校基本調査」によると、2019年度の大学入学者中、現役生ではない19歳以上の入学者の割合は22.4%でした。なかには社会人になってから学び直しで入学している人もいるため、22.4%のすべてが浪人生というわけではありませんから、参考程度に捉えておくとよいでしょう。
仮面浪人はなんのためにやるの?
仮面浪人は、一度別の大学に進学して通学しながら志望校合格を目指して受験勉強を続けることです。一般的に、現役で志望校に合格できなかった場合に、ひとまず滑り止めで受かった他の大学に進学した上で改めて第一志望を目指すために受験勉強を続けます。第一志望に再チャレンジできる上、失敗した際にも現在通っている大学に通い続けられるメリットがあります。
志望校上げるならいつまでに大学を決めればいい?
高校生のうちに志望校を決定する際には、高2の秋ごろまでが目安です。高3になったら、志望校対策に向けて入試科目の基礎固めに入ります。志望校に迷いがある場合には、早いうちからオープンキャンパスに参加して、実際に大学の雰囲気やイメージを掴むと進路決定の参考になります。
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決定時期はいつ?大学志望校の決め方は5つのポイントで判断|最終決定も迷わずに集中できる
浪人の何が辛い?
浪人を選んで1年間頑張った結果、「もしもまた失敗したら」というプレッシャーや思うように成績が伸びないストレスを辛いと感じる可能性があります。ほかにも、現役合格した友人が大学生活を満喫しているのを知って、うらやましく感じてしまう場合もあるでしょう。
浪人生のいいことは?
浪人生の大きなメリットは、もう一度志望校に挑戦できるという点です。また、浪人中は学校に通う必要がなく受験勉強に集中できるため、現役生よりも多くの時間をかけて万全な対策ができます。浪人中に学力が向上すると、レベルの高い大学への受験も検討に入り、将来の選択肢が増える可能性もあります。
まとめ
浪人して志望校のレベルを上げるのは、現役時代と同じ大学を目指すよりも大変難しい挑戦になります。
そのため、どのような状況なら志望校のレベルを上げてもリスクが少ないのか、デメリットはなにかなどを知った上で十分に検討してください。
難関大学への挑戦は、浪人生活のモチベーションを向上させ、学力アップしやすくなる可能性もあります。
浪人してから志望校を上げるのに不安がある場合には、塾や予備校に相談してあなたに最適な学習計画を提案してもらうとよいでしょう。
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