【共通テスト】数学対策で9割超えを目指すために|おすすめの問題集まで紹介
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- 「センター試験と共通テストってどう違うの?」
- 「共通テスト数学の対策って何すればいいの?」
- 「どんな問題集を選ぶべき?」
共通テストはセンター試験より難しいと言われています。
センター試験では、定量的問題と言って計算して答えを出す問題がほとんどでした。
共通テストは定性的問題と呼ばれる、文字が持っている意味・性質を理解する問題がが多く、じっくり考えることが要求される問題が増えています。
この記事では、共通テスト数学の対策とおすすめの問題集を紹介します。
共通テスト数学の出題傾向
共通テスト数学は、センター試験より全体的に思考力を問われる問題が多いことが特徴的です。
計算式を解くだけではなく日常的なシーンや会話文の中から、計算方法を導き出すような問題が出題されています。
動体問題といった中学生での学習内容を絡めて考える問題も、センター試験には出ませんでした。
また問題文が長くなっているので、計算力の他に読解力も必要となります。
ここでは、以下の内容を解説します。
- 数ⅠA
- 数ⅡB
数ⅠA
センター試験と違い、以下の内容が追加されました。
- 会話形式の問題の出題
- 問題文が長文
- 解答を選択する形式
問題文に対する読解力・分析力・判断力が試されます。
「数ⅠA」思考調査の問題では、日常で起こる課題を数学的に解決する問題が出題されています。
プレテストでは問題文が長くなり、解答には不要な情報が含まれていることもありました。
ただ答えを計算するだけでなく、解決までの過程を振り返り得られた結果を意味づけし、活用する力が問われます。
数ⅡB
「数ⅡB」も、「数ⅠA」と同様に思考力を試される問題が出題されます。
センター試験と比較して、前半で考えたことを少し難しくして再び考える形式が多く出題されていました。
これは数学という学問の目標の1つである得られた結果や定理・公式をより一般的に、より抽象的にしていくということを意識した出題傾向といえます。
また教科書の内容を応用して解く、発展問題も出題されると予想されるでしょう。
共通テスト数学対策ですべきこと
共通テスト数学対策では、以下の内容に取り組みましょう。
- 試行調査(プレテスト)を解く
- 基礎力を固める
- 暗記ではなく理解を深める
- さまざまな分野・形式の問題にあたる
試行調査(プレテスト)を解く
共通テストの過去問はまだ少ないので、本番に近い試行調査(プレテスト)を解きましょう。
そして、共通テストの出題傾向を掴みましょう。
試行調査(プレテスト)は過去2回行われているので、2回とも解いてチェックして慣れておきましょう。
基礎力を固める
基本的な公式は、すべて覚えましょう。
公式は問題を簡単に解くために考え抜かれたものなので、覚えているだけで計算時間の短縮になります。
共通テストは思考力を問われるので、公式はすぐに思い出して問題を解けるようにしておきましょう。
暗記ではなく理解を深める
共通テスト数学は公式を暗記するのも大事ですが、なぜその公式を用いるのかを理解する勉強もしましょう。
日常的なシーンから問題解決のための計算方法を導きだしたり、公式自体が正しいことを証明するような問題も出題されています。
数式の暗記だけでは、どういった解き方をすればいいのか見つからない可能性もあるので、理解を深めることは重要で宇s。
さまざまな分野・形式の問題にあたる
さまざまなタイプの問題を多く解いて慣れましょう。
共通テストはセンター試験よりかなり問題の文章量が多く、読解力や理解力が必要となります。
そのため、試行調査(プレテスト)や共通テスト予想問題などでいろんな数学の問題に慣れ、どのような問題でも落ち着いて取り組めるように準備しておきましょう。
共通テストの数学対策におすすめの参考書
数学の共通テスト対策におすすめの参考書・問題集を3冊紹介します。
- 共通テスト数学対策のチャート問題集
- チャート式解法と演習数学シリーズ(黄チャート)
- 大学入学共通テスト数学Ⅰ・A実践対策問題集
チャート式|基礎と演習数学シリーズ(白チャート)
白チャートは4段階のうち、もっとも難易度が低いものです。
教科書レベル~センター試験レベルの問題を掲載しています。
他の色のチャート式よりもかなり解説が丁寧で、高校の授業レベルの内容をしっかり理解できます。
チャート式|解法と演習数学シリーズ(黄チャート)
黄チャートは、 白チャートより1つレベルがあがるの参考書にです。
中堅私立~関関同立文系・MARCH文系・地方国公立文系レベルの問題が掲載されており、共通テストだけでなく私立2次試験の準備にも役立ちます。
入試の基礎パターンがまとめられているので、大学受験レベルの問題を把握して解き方を覚えられるのがポイントです。
大学入学共通テスト数学Ⅰ・A実践対策問題集
「大学入学共通テスト数学Ⅰ・A実践対策問題集」は、共通テスト特有の出題形式に慣れるのに役立つ問題集です。
プレテストを元に分析し、思考力・判断力・表現力を重視する問題が掲載されており、さまざまな問題形式に触れられます。
さらに特有の出題形式だけでなく基本を確認できる問題や、おさえておくべき典型的な問題も収録されているのが特徴です。
共通テスト数学ができないと感じたときの対策
数学ができないと感じたときは、以下の流れで対策しましょう。
- 教科書中心に基礎を復習をする
- 計算力も忘れずにトレーニング
- 問題演習~センター試験の過去問も利用する
このように対策をおこなっても、数学独特の解き方として、誘導で悩む場合もあるはずです。誘導にのって点数を取るためには、どのような対策をすればいいのでしょうか。
共通テスト数学の誘導に乗れない場合
数学の点数を取るには、「1度解いた問題の復習を何も見ずに解けるようになるまでしっかり行う」ことです。
誘導は、難易度の違いがあります。
簡単な誘導とは、前の問題を参考にすれば求められることがすぐにわかるものです。
難しい誘導とは、誘導が一部にしかなく残りの部分は自分で解法を考えないといけないような問題になります。
どのような誘導でも対策できるように、実践的な問題に取り組みましょう。
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共通テストの数学に関するQ&A
最後に、共通テスト数学に関する疑問にまとめて回答します。
- 共通テストの数学はいつから対策するべき?
- 共通テストの数学は何分?
- 共通テスト数学はセンターよりも難化した?
共通テストの数学はいつから対策するべき?
本格的な対策としては標準的な問題集を一通りやってから、したがって11月頃からが一般的な受験生の目安となります。
計画に余裕のある人なら10月からでもよいでしょう。
共通テストの数学は何分?
共通テスト数学は、センター試験と比べて、60分だった時間が70分に伸びています。
問題文が長くなったことを考慮した内容であると予想されます。
数学共通テストの特徴は、以下のとおりです。
- さらに思考力を問われる問題が増えた
- 記述式になる予定であった問題は従来通りのマーク式
時間が伸びても、難易度が下がったわけではありませんので、しっかりと対策しましょう。
共通テスト数学はセンターよりも難化した?
問題そのものの難易度に、変わりはありません。
過去3年間の平均点推移は、以下のとおりです。
2020年 | 2021年 | 2022年 | |
数Ⅰ・A | 51.88点 | 57.68点 | 37.96点 |
数Ⅱ・B | 49.03点 | 59.93点 | 43.06点 |
参考:大学入試センター
必要な計算はセンター試験と同程度の難易度で、量は少なくなっています。
まとめ
センター試験と共通テストの難易度は、大きく変わることはありません。
ところが、思考力を問われる問題が増えたことから時間がかかり、読解力が必要になりました。
基礎の公式をしっかり暗記してプレテストや過去問などを何度も解きましょう。
何度も解いて問題に慣れることで難しい問題が解けるようになります。