高2の受験勉強で文系志望者に大切なこと|スケジュールや参考書・準備について

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高2の段階で文系志望が決まっている場合には、受験に向けて効率的な勉強を進められます。重要なポイントを押さえて、ライバルに差をつけましょう。本記事では、スケジュールや参考書、準備など、高2のうちに知っておきたい内容を紹介しています。高2の時期に十分な土台を作っておくと、高3の受験シーズンを好スタートで迎えられますから、ぜひ参考にしてください。

高2の受験勉強で文系志望が重要にしたい勉強は「英語」

高2の受験勉強で文系志望が重要にしたい勉強は「英語」

文系志望の場合、高2の受験勉強は英語を最優先して取り掛かりましょう。英語は文系の受験において大変重要で、長期間の積み重ねで学力向上する科目です。英語で高得点を狙えると、大変有利になるため、高2のうちからしっかり勉強しておきましょう。まずは高1の内容から復習してください。そして、単語・熟語・文法などの基礎力固めを進めていきます。また、同時に日々の授業内容を理解するのも大切です。理解が不十分だった内容はその日のうちに復習して、授業についていけるように補ってください。

高2のうちから英語の安定した学力をつけておくと、高3からの受験勉強がスムーズに進み、スケジュールに余裕も生まれるはずです。

国語・文系数学・地歴公民の勉強法

英語を最優先にしながら、少しずつ他の科目も勉強してください。

  • 国語:漢字、古文単語
  • 文系数学:授業で習った範囲の基礎問題
  • 地歴公民:授業で習った範囲の復習

なかでも苦手な科目がある場合には、勉強量を増やして勉強するとよいでしょう。また、必要な科目は受験する入試によって異なります。志望校が明確になっている、候補が絞れているという高2生は、受験科目を調べた上で必要な勉強を進めてください。

高2の受験勉強スケジュール|文系の場合

高2の受験勉強スケジュール|文系の場合

文系志望の高2生に向けて、大まかな受験勉強スケジュールを紹介します。「どのように勉強を進めればいいかわからない」という人は、ぜひ参考にしてください。

  • 4~6月
  • 7~9月
  • 10~12月
  • 1~3月

4~6月

高2に進級したばかりの時期は、「受験勉強」というより授業の予習・復習から始めてください。毎日勉強する習慣をつけるのが大切です。また、授業に乗り遅れず、内容をしっかり理解しましょう。高2の学習内容を十分理解できていると、高3になってから改めて勉強し直す必要がなくなるため、受験対策が効率的に進みます。そのため、小さな疑問も残さないように予習・復習に力を入れてください。

7~9月

夏休みは勉強時間を多く確保できる重要な期間です。1日5時間程度を目安に勉強してください。平均して5時間程度になれば問題ありませんから、月~金は時間を減らして、週末に多く勉強するといったスケジュールでも大丈夫です。基礎固めを中心に、英語や苦手科目を優先して勉強してください。また、高3の夏休みは勉強漬けになる可能性が高いため、思いっきり遊ぶというのも大切にしましょう。やりたいことは高2のうちに済ませておくと、高3は受験に集中できるはずです。そして、志望校の候補を絞るため、高2の夏休みを使ってオープンキャンパスに参加するのもおすすめです。

10~12月

高2の春から受験勉強を始めている場合には、そろそろ基礎固めが終わっていると理想的です。周囲にはまだ受験勉強を始めていない高校生も多いと思いますから、焦らず毎日勉強を続けてください。基本的には、これまでと同様に授業内容をしっかり理解するための予習・復習と、各科目の基礎固めを進めましょう。平日は3時間、休日は5時間の勉強を目安にしてください。

1~3月

入試本番まで約1年前という時期です。徐々に勉強量を増やし、休日・冬休みには6時間を目標にして勉強してください。もうすぐ2年生も終わりになりますから、そろそろ志望校を決められるとよいでしょう。志望校の候補が見つかった場合には、この期間中に過去問を解いてみてください。志望校が決まっていない人は共通テストの過去問に挑戦するのもおすすめです。そして、高3になる前に最低でも1回模試を受けておくと、現時点の学力が把握できるため、今後の受験対策に役立ちます。本格的な受験シーズンへ向けて、今のうちにやっておきたい準備を進めておいてください。

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高2の受験勉強|文系の科目別参考書

高2の受験勉強|文系の科目別参考書

高2の受験勉強におすすめの参考書を紹介します。基礎力固めができる本を中心にまとめていますから、受験勉強のスタートに利用を検討してください。

科目 参考書
英語 ・百式英単語
・速読英熟語
・肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本必修編
数学 ・入門問題精講数学Ⅰ・A
・短期攻略共通テスト基礎編数学Ⅰ・A
国語 ・TOP2500
・ことばはちからダ!
・船口のゼロから読み解く最強の現代文
・現代文基礎問題精講現代文
・マドンナ古文単語230
・八澤のたった6時間で古典文法
・岡本梨奈1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本
社会 ・金谷の日本史なぜと流れがわかる本
・詳説日本史B(山川出版)&資料集
・全レベル問題集日本史B基礎レベル
・詳説世界史B(山川出版)
・時代と流れで覚える!世界史B用語
・資料集&用語集(学校配布の物でOK)
・基礎問題精講世界史
・蔭山克秀の政治経済が面白いほどわかる本
・ニューコンパスノート政治・経済
・山岡の地理B教室
理科 ・橋爪のゼロからわかるシリーズ
・みんなのセンター教科書生物基礎
・宇宙一分かりやすい高校物理シリーズ

※この表は横にスクロールできます。

国公立を受験する場合には、基本的に5教科7科目が必要になります。しかし、私立を目指す場合には、主に数学や理科などは受験科目に含まれない入試も多いです。志望校の受験科目を調べた上で、必要な参考書を用意してください。

文系志望の高2生に大切な受験勉強と準備

文系志望の高2生に大切な受験勉強と準備

文系志望の高2生は、高3までに下記の準備を終わらせておくと大変有利です。ライバルと差をつけるためにも、できる限り進めておきましょう。

  • 志望校を決める
  • 勉強習慣をつける
  • スキマ時間に勉強するクセをつける
  • 塾・予備校を検討する

志望校を決める

早期に志望校を決めると、以下のように受験勉強を効率的に進められます

  • 受験科目に限定した勉強ができる
  • 出題傾向に沿った勉強ができる
  • 志望校と学力の差がわかる

志望校が決まると、受験科目や出題傾向が予測できるため、必要な勉強をピンポイントで進められます。そして、志望校と学力の差が把握できるため、どの程度の勉強量が必要かを判断できます。まずは、大学のレベルや文系・理系などの選択だけでも構いませんから、大まかに候補を絞ることから始めるとよいでしょう。

勉強習慣をつける

安定した勉強習慣をつけてください。高3までに、平日3時間、休日5時間程度の勉強習慣がつくとよいです。「〇時~〇時は勉強時間」「1時間ごとに10分休憩する」など、高2のうちからリズムができていると、高3からの受験シーズンがスムーズにスタートできます。最初は短時間でも構いませんから、勉強習慣をつけて、徐々に時間を伸ばしていきましょう。

スキマ時間に勉強するクセをつける

ライバルより少しでも多くの知識を身につけるためには、スキマ時間の勉強が大切です。そのため、高2のうちからスキマ時間に勉強するクセをつけるのがおすすめです。電車での通学時や待ち合わせのちょっとした時間など、いつもならボーっとしている時間を探してみてください。歯磨きのときは、学習動画を視聴できるチャンスです。5~10分という短い時間も、積み重なれば大きな勉強量になり、知識として確実に身につきます。「少しの時間に勉強しても大して身にならない」と思わず、スキマ時間を合格率が上がるチャンスとして有効活用してください。

塾・予備校を検討する

「志望校と学力に差がある」「基礎力に不安があり大学受験に成功できるか不安」という人は、高2から塾・予備校へ通う検討をしてください。塾・予備校は、大学受験の知識豊富な講師が揃っていて、万全なサポートやアドバイスが受けられます。独学よりも効率的に勉強を進められるため、大学受験の成功率が大幅に向上するはずです。「高2のうちから塾や予備校は負担が大きいな…」と感じる場合には、夏休みや冬休み限定で特別講習に参加する形でもよいでしょう。周りより一足先に効率的な受験対策を進めておくと、高3に入ってからの勉強が楽になりますから、前向きに検討してみてください。

高2からの受験対策はマナビズム

高2から基礎力固めや苦手科目克服に力を入れたい人は、マナビズムをご検討ください。映像授業で学習を進めていくため、部活や習い事がある高2生も自分のペースで進められます。授業の理解が不十分だと感じられるところは、個別指導でしっかりフォローするため心配いりません。効率的な勉強法や学習計画もアドバイスするため、自習力がつきます。高2から通いやすい塾・予備校を探している人は、マナビズムの無料受験相談にご参加ください。

 

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高2の受験勉強で文系志望者に役立つQ&A

高2の受験勉強で文系志望者に役立つQ&A

最後に、高2の受験勉強で文系志望者に役立つQ&Aをまとめました

  • 高2の受験勉強はいつから始めればよいですか?
  • 高校2年生でやるべきことは何ですか?
  • 偏差値65だとどのくらい勉強すればいいですか?

高2の受験勉強はいつから始めればよいですか?

受験勉強の開始時期は、早ければ早いほどよいです。特に、国公立や難関私大レベル以上を志望している場合は、高1から勉強を始めている人もいます。そのため、大学進学を希望している高2生は、今から少しずつでも勉強を始めるとよいでしょう。

高校2年生でやるべきことは何ですか?

大学受験において、高2でやっておいてほしいのは学習習慣の定着です。高3までに1日4時間程度の学習習慣がつくように、今から短時間でも毎日勉強しましょう。また、高2のうちに志望校が絞れると、早期から効率的に入試対策ができます。時間に余裕がある高2夏休みのタイミングで、興味のある大学のオープンキャンパスに参加するのもおすすめです。

偏差値65だとどのくらい勉強すればいいですか?

偏差値65はレベルの高い大学です。学力や受験する大学によって必要な勉強量は異なりますが、平日でも1日5~6時間ほど確保した方がよいでしょう。休日はさらに多くなり、10~12時間を目安にしてください。国公立は受験科目が多いため、私立よりも多くの勉強量が必要です。

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まとめ

まとめ

大学受験を志望している高2生は、今から少しずつでも勉強習慣をつけていくのがおすすめです。すでに文系志望を決めている場合には、まず英語を優先にして高1の復習から始めましょう。高2から勉強を始めると、高3になってからの負担が軽減され、学力向上しやすくなります。しっかり対策を進めたい人は、塾や予備校も検討しながら受験勉強を始めてください。

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