高3の英語勉強法!ゼロから始める順番や毎日やることを解説
更新日: (公開日: ) COLUMN
高3の英語は、受験に向けての大切な1年間。しかし、中学時代の基礎が不十分だったり、単語や文法の習得が苦手だったりと、多くの高校生が英語に悩んでいます。
そこで今回は、ゼロからでも英語の力を確実に伸ばす勉強法を詳しく解説します。単語力、文法、読解力、リスニングなど、順番を意識して基礎から応用まで、効果的な学習方法をお伝えします。
夏休みの基礎固め、秋からの本格的な受験対策、冬のラストスパートまで、高3の1年間を通して英語の実力を確実に伸ばすことができるはずです。
英語が苦手な高3生の皆さん、この記事を参考に、自分に合った勉強法を見つけて、大学合格を勝ち取りましょう。
- 英語力をゼロから確実に伸ばしたい
- 限られた時間を最大限に活用したい
- 苦手な部分を克服したい
1つでも当てはまったら、マナビズムへ相談してください。
【高3英語】勉強法に工夫して大学受験を迎えよう
高3の英語は、基礎から応用に限らず、リーディング、リスニングなど、覚えることが多くあります。その中で、定期テストと受験勉強を両立させるだけに限らず、他の科目も学ばなければなりません。
学習範囲は広範にわたるため、可能な限り効率的な勉強法を工夫して行いましょう。限られた時間を最大限に活用する勉強法を実践することで、英語力を向上できます。
そのためにも、まずはなぜ英語が苦手になったのか、なぜ得点できないのかなど、原因を突き止めるところからはじめてみましょう。
高3でなぜ英語が苦手に?まずは原因を探ろう
高3で英語が苦手となる原因は、様々です。まずは現状を把握し、自分の弱点を理解するためにも、以下の点について自己分析してみましょう。
- 中学時代の基礎が不十分
- 単語や文法を覚えるのが苦手
- 長文を読むのに時間がかかる
- リスニングが苦手で内容も頭に入らない
中学時代の基礎が不十分
高3で英語が苦手な原因の1つには、中学時代の基礎学習が不十分だったことが挙げられます。中学英語は、高校英語の土台となるbe動詞や一般動詞の活用、基本的な文型、疑問文や否定文の作り方などが該当します。
この基礎が不安定だと、高校で学ぶ複雑な文法や長文読解に対応できず、英語全体への苦手意識が強くなってしまうわけです。自分の弱点を把握するためには、中学英語の教科書を見直し、理解できていない部分を洗い出すことが効果的です。
基礎固めは、この時期でも遅すぎることはありません。高3であっても、中学英語からやり直す勇気を持つことが、英語力向上の第一歩となるでしょう。
単語や文法を覚えるのが苦手
高3で英語の苦手な学生の多くが、単語や文法の暗記に苦戦している姿もよく見かけます。単語学習では、ただ繰り返し書いて覚えるのではなく、イメージ連想法や語源学習法を活用すると記憶の定着率が上がります。
「umbrella」という単語を覚える際、雨の中で傘をさす自分をイメージしたり、「umbra(影)」という語源から光が完全に遮られるイメージを連想したりすることで、より深い理解と記憶が可能です。
文法学習においても、ただ規則を暗記するのではなく、実際の英文で使われている例を多く見るとより自然に理解できます。この場合、効果的な学習法を見つけ、継続的に取り組むことが、英語力向上のポイントとなるでしょう。
長文を読むのに時間がかかる
高3で英語の長文読解に時間がかかる原因は、主に2つあります。1つは、単純な語彙力の不足、もう1つは文構造の把握が苦手なことです。
文構造で言えば、「The book that I bought yesterday is interesting.」という文で、主語と動詞の関係を即座に理解できないと、文全体の意味を掴むのに時間がかかってしまいます。
この問題を解決するにはまず語彙力を増やすこと、同時に文の構造を素早く把握する訓練も継続することの2つです。また、パラグラフリーディングの技術を身につけ、段落ごとの主題を素早く把握する力を養うことも、長文読解のスピードアップにつながります。
リスニングが苦手で内容も頭に入らない
高3でリスニングが苦手な主な原因は、音声に慣れていないことと、聞き取った音を意味のある言葉として認識する能力が不足していることです。
簡単な例ですが、「I’m going to the store.」という文を聞いたとき、個々の単語は聞き取れても、文全体の意味を瞬時に理解できないといった具合です。
日常から、まず英語の音声に大量に触れることが大切です。ポッドキャスト、英語のニュース、映画やドラマなど、興味のある題材を使って、毎日少しずつでも英語を聴く習慣をつけましょう。
また、シャドーイングでは英語の自然なリズムやイントネーションを、ディクテーション(聞き取って書き取る練習)では音と文字、意味を結びつける能力を向上できます。
高3がゼロから英語を学ぶ効果的な順番は?
高3で英語をゼロから学ぶ際、やみくもに手をつけるのではなく、以下の順序で勉強を進めることで効率的に英語力を向上しましょう。
- 単語力(語彙力)
- 文法
- 読解力(リーディング)
- リスニング
単語力(語彙力)
英語学習の基礎となる単語力は、高3の英語勉強において最優先で取り組むべき分野です。豊富な語彙があれば、文章の理解や表現の幅が格段に広がります。
効果的な単語学習法として、単語帳を活用しつつ、実際の文脈の中で単語を覚えること。例えば、「apple」を覚える際、「An apple a day keeps the doctor away.」という慣用句と一緒に覚えると、より記憶に定着しやすくなります。
文法
単語力、および語彙力が高まったら、高校レベルの基本的な文法を理解することで、単語の羅列から意味のある文章を組立てる力も身につけます。
例えば、「I have been studying English for three years.」という文では、現在完了進行形を使うことで、過去から現在まで継続して英語を勉強していることを正確に表現できます。
文法学習では、ルールを暗記するだけでなく、実際の文章で使われている例を多く見ることが大切です。また、自分で文を作る練習を重ねることで、文法の理解が深まり、実践的な英語力が身につきます。
読解力(リーディング)
単語と文法の基礎が固まったら、次は読解力の強化に取り組みましょう。読解力は、テキストの内容を正確に理解し、必要な情報を素早く抽出する能力です。
大学入試の長文問題では、限られた時間内で複雑な内容を理解し、設問に答える必要があります。読解力を向上させるには、多読と精読を組み合わせるのが効果的です。
多読では、易しい英文から始めて徐々にレベルを上げていき、英語に触れる量を増やします。精読では、1つの文章を深く読み込み、文の構造や表現の細かい部分まで理解を深めましょう。
リスニング
最後に、日常生活の中に英語を取り入れてリスニング力の向上も狙います。お気に入りの洋楽を歌詞を見ながら聴いたり、字幕付きの洋画を視聴したりすることで、自然な英語の音やリズムに慣れましょう。
また、英語のポッドキャストやニュース番組を聴くことで、実用的な表現や時事英語に触れる機会も増えます。リスニングは、集中して勉強時間を割くというよりも、日常的に英語の音に触れる習慣を作ってみてください。
高3の英語勉強法!毎日やることは?
高3の英語勉強法を効果的に実践するには、以下の3つを毎日積み重ねてください。
- 英単語やリスニングの反復練習
- 文法の基礎固め
- 読解力向上のための多読
もちろん、それぞれを組み合わせて、英語力を着実に伸ばすことが大切です。この継続に必要となるのが、自主学習の時間を設けること、そして自らを律して学び続けられないときには塾や学校の講習に通うことの2つです。
自主学習の時間を設ける
高3の英語勉強において、自主学習の時間を確保することは、効果的な勉強習慣を確立することにもつながります。単純に、毎日同じ時間帯に30分から1時間程度の英語学習時間を設けることで、脳が学習モードに切り替わりやすくなるでしょう。
この習慣化により、英語学習が日常の一部となり、苦手意識も徐々に薄れていきます。また、自主学習では、文法が苦手なら文法問題集に取り組み、語彙力不足なら単語帳を活用するなど、個別の苦手に合わせた学習も可能です。
塾や学校の講習に通う
自主学習だけでは継続が難しいと感じる場合、塾や学校の講習を活用することも選択肢に入れてください。英語学習に専念せざるを得ない状況を作り出し、苦手を着実に、そして段階的に解消できます。
塾や予備校では、専門の講師から直接指導を受けられ、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで、モチベーションの維持にもつながります。一方で、学校の講習では、入試傾向に沿った問題演習や解説を受けられるため、基礎の学び直しに役立つはずです。
さらに、この環境では質問がしやすく、疑問点をその場で解決できるメリットもあります。自宅では集中力が続かない場合でも、このような外部の学習環境の利用によって、英語学習の効果を最大化することが失敗を減らすポイントです。
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- 限られた時間を最大限に活用したい
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基礎からやり直そう:高3の夏休みの英語勉強法
ここからは、各時期においての勉強法をお伝えします。まずは、高3の夏休みです。
この時期は、英語の基礎を固める機会として活用します。原因を突き止め、効果的な勉強習慣を確立しましょう。
迷ったときは、以下の3つのステップで、英語力を着実に進めてください。
- 中学英語の総復習
- 単語学習の習慣化
- 基本的な文法の確認
中学英語の総復習
高3の英語学習でつまづく原因の多くは、中学英語の基礎が不十分なことです。この場合、夏休みを利用して、中学英語を徹底的に復習しましょう。
まず、信頼できる中学英語の参考書を1冊選びます。このとき、選んだ参考書は可能な限り、何度も繰り返し解けるものを選ぶと効果的です。
最初のページから丁寧に取り組むことで、抜け落ちていた基礎知識を補完できます。終わったら別の参考書ではなく、同じものを完璧になるまで繰り返してください。
わからない箇所があれば、恥ずかしがらずに先生または講師に質問します。「高校生なのに中学英語がわからない」と思わず、むしろ基礎を固める絶好の機会だと捉えましょう。
実際、中学校の英語からやり直すことは少なくありません。この過程で、高校英語の土台となる文法や語彙を再確認し、より複雑な英語表現を理解するための準備を進めましょう。
単語学習の習慣化
英語力向上の要となるのが、豊富な語彙力です。高3の夏休みでは、単語学習を習慣化してしまいましょう。
効果的な方法として、毎日30分、集中して単語帳に取り組むこと。この習慣を身につけることで、長期的な語彙力の向上が期待できます。
さらに、スマートフォンの単語学習アプリを活用すれば、通学時間や休憩時間などの隙間時間を有効活用できます。例えば、電車の中や待ち時間に5分でも単語を覚える時間を作れば、1日の学習量が大幅に増えます。
継続は力なり。小さな積み重ねが、やがて成果となって表れます。
基本的な文法の確認
夏休みの後半では、高校1、2年で学んだ文法項目を総復習する時期です。まず、これまでに習った文法項目をすべてリストアップしましょう。
そして、そのリストを見ながら、自分が苦手と感じる項目を洗い出します。特に、「仮定法」や「関係代名詞」など、複雑な構文を含む項目に注目してください。
苦手項目が明確になったら、優先的に復習します。例えば、「分詞構文」が苦手なら、その基本的な形や用法から始め、徐々に複雑な例文へと進んでいきます。
文法書を読むだけでなく、実際に例文を作ってみることで、理解を深めていってください。
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長文読解編:秋から(9月以降)の本格的な受験勉強
高3の秋からは、英語の長文読解力を集中的に強化する時期です。以下の3つの方法を組み合わせて、効果的に学習を進めましょう。
- 毎日英文に触れる
- 速読トレーニング
- 精読で理解を深める
毎日英文に触れる
英語力向上のポイントは、継続的な英文との接触にあります。英字新聞やオンラインニュースを活用し、最初は1パラグラフから始めましょう。
英語に対する苦手意識を、日々の取り組みから軽減する効果があります。徐々に長い文章に挑戦することで、読解力は自然と向上します。
学習者向けニュースサイトを利用すれば、興味のあるトピックで無理なく学習を進められます。毎日15分でも構いません。継続することで、英文を読む習慣が身につき、長文への抵抗感が減っていくでしょう。
速読トレーニング
速読も長文読解には必要なため、高3の時期には、時間を決めて読む練習を積極的に取り入れましょう。例えば、1分間で100語を目標に設定し、徐々にスピードを上げていきます。
ここで重要なのは、細部にこだわらず大意をつかむことです。英語が苦手な生徒にとっては特に有効な方法です。
なぜなら、すべての単語を理解しようとする完璧主義から脱却できるからです。練習には、過去の入試問題や模試の長文を活用します。
時間を計りながら読み、その後で内容を要約する習慣をつけることで、実践的な速読力が身につきます。
精読で理解を深める
最後に、精読です。英文の深い理解と語彙力向上のため、高3の受験生は、興味のある記事を選んでじっくり読み込む時間を設けましょう。
分からない単語は必ず辞書で調べ、ノートにまとめることが大事です。例えば、TED Talksのスクリプトを使用すれば、興味深いトピックで精読練習ができます。
さらに、文構造を分析したり、パラグラフごとの要点をまとめたりすることで、文章の論理展開を理解する力が養われます。この過程で獲得した語彙や表現は、長期的な記憶に残りやすく、実際の入試でも活用できます。
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リスニング編:秋から(9月以降)の本格的な受験勉強
高3の英語勉強法において、リスニング力は以下の方法を実践することで、効果的に伸ばすことができます。
- 英語の歌やポッドキャストを活用
- 字幕なしで海外ドラマを観る習慣をつける
- シャドーイングで発音とリズムを身につける
英語の歌やポッドキャストを活用
英語の歌やポッドキャストは、リスニング力向上の味方です。お気に入りのアーティストの曲を聴きながら歌詞を追うことで、自然な英語のリズムや発音に慣れることができます。
また、興味のあるトピックのポッドキャストを選ぶことで、専門的な語彙や表現も学べます。通学時間や家事の合間など、隙間時間を活用してこのコンテンツに触れることで、効率的に英語に触れる機会を増やしてください。
字幕なしで海外ドラマを観る習慣をつける
海外ドラマを字幕なしで視聴することも、リスニングには最適です。初めは難しく感じるかもしれませんが、徐々に耳が慣れていくにつれ、理解度が向上します。
登場人物の表情や状況から文脈を推測する力が養われ、実際のコミュニケーションに近い形で英語を学ぶことができます。また、ドラマを通じて、日常会話や俗語、文化的な表現なども自然に吸収できます。
最初は5分間だけでも構いません。毎日少しずつ視聴時間を増やしていくことで、リスニング力と同時に、英語の感覚も磨かれていくでしょう。
シャドーイングで発音とリズムを身につける
シャドーイングは、高3の英語学習者がリスニング力と発音を同時に向上させる効果的な方法です。この技法は、ネイティブスピーカーの音声を聞きながら、ほぼ同時に声に出して真似をするというものです。
例えば、TEDトークのような短いスピーチを教材として使用すると、様々な話題や話し方のパターンに触れることができます。毎日10分程度の練習でも、着実に上達できるでしょう。
- 英語力をゼロから確実に伸ばしたい
- 限られた時間を最大限に活用したい
- 苦手な部分を克服したい
1つでも当てはまったら、マナビズムへ相談してください。
冬から(年明け)ラストスパート:過去問演習で実践力を磨く
高3の英語学習のラストスパートでは、過去問演習を通じて実践力を磨くことが重要です。以下の3つのポイントに焦点を当てて、効果的な学習を進めていきましょう。
- 志望校の過去問に挑戦
- 弱点の集中対策
- 小論文・英作文対策
志望校の過去問に挑戦
高3の英語学習において、最低でも3年分の過去問を解くことを目標にしましょう。ここで重要なのは、単に問題を解くだけでなく、本番と同じ条件で取り組むことです。
時間配分を意識し、実際の試験と同じ環境を作り出すことで、本番での緊張感にも慣れることができます。また、過去問を通じて、自分の得意・不得意分野を明確にすることで、効率的な学習計画を立てるとより効果的です。
弱点の集中対策
過去問演習で明らかになった弱点には、集中的に対策を講じます。
- なぜ間違えたのか
- 正解には何が必要なのか
を徹底的に分析しましょう。さらに、間違えた問題と似たタイプの問題を探して解き直すことで、弱点を克服する練習を重ねることもできます。
反復練習により、苦手分野を得意分野に変えていくことが積み上げとしても不可欠です。
小論文・英作文対策
小論文や英作文対策では、単に英語の文法や語彙力だけでなく、論理的思考力や表現力も問われます。そのため、時事問題にも目を向け、幅広い知識を身につけることが大切です。
英作文の練習では、添削を受けることが効果的です。自分では気づかない表現の誤りや、より適切な言い回しを学ぶことができます。また、添削を通じて、ネイティブスピーカーが使う自然な表現や、説得力のある文章の構成方法を学んでおくとより力となります。
- 英語力をゼロから確実に伸ばしたい
- 限られた時間を最大限に活用したい
- 苦手な部分を克服したい
1つでも当てはまったら、マナビズムへ相談してください。
高3向け!参考書を使った英語の勉強法
参考書を使った英語の勉強法として代表的なのが、ネクステージ(NextStage)で英語力を向上させる方法です。ネクステは英文法、語法、イディオム、会話表現、発音・アクセントを体系的に学習できる構成になっており、特に英語に苦手意識がある受験生におすすめです。
ネクステの特徴は、1,474題という豊富な問題数です。標準的な参考書と比較しても圧倒的に多く、繰り返し練習することで英語の基礎力を確実に固めることができます。
もし、ネクステを使う場合は、7月末までに英文法の知識を身につけることが望ましいです。夏休み以降に読解や長文問題に取り組む時間を確保するため、4月から7月までの4か月間で、1日10問ずつ解くことで、ほぼすべての問題をカバーできます。
ネクステの注意点
ネクステは、解説が簡潔すぎるため、独学には適していない受験生もいます。そのような場合は、「深めて解ける!英文法INPUT」などの講義形式の参考書を併用することで、より深い理解が得られます。
また、ネクステは関関同立やMARCHレベルの英文法知識しかカバーしていないため、より難関大学を目指す場合は、「全解説入試頻出英語標準問題1100」などの上級者向け参考書も検討してください。
FAQ:高3の英語学習によくある質問
高3の今からでも英語の成績を上げることはできますか?
高3からでも英語の成績向上は、十分可能です。基礎固めと集中的な学習で、短期間で進歩を遂げられます。まずは弱点を把握し、効率的な学習計画を立てましょう。
単語力強化や文法の復習から始め、徐々に読解や作文にも取り組むことで、総合的な英語力が向上します。諦めずに継続的な努力を重ねれば、必ず結果は付いてきます。
1日にどれくらいの時間を英語の勉強に充てるべきですか?
高3の英語学習時間は、個人の習熟度や目標によって異なりますが、一般的には1日2〜3時間が理想的です。ただし、質を重視し、集中力を保てる時間を設定することが重要です。
短時間でも毎日継続することで、効果的な学習が可能です。朝30分、放課後1時間、就寝前30分など、時間を分散させる工夫も有効です。
英語の勉強法で、もっとも効果的なものは何ですか?
もっとも効果的な英語勉強法は、インプットとアウトプットのバランスを取ることです。具体的には、単語や文法の基礎固めを行いつつ、実際の英文に触れる機会を増やすことが重要です。
例えば、英語のニュースを聞きながら、使われている表現をノートに書き出し、それを使って短文を作る練習をするなど、複合的なアプローチが効果的です。また、定期的に模試を受けて弱点を把握し、改善していくことも必要です。
リスニング力を短期間で伸ばすコツはありますか?
リスニング力を短期間で伸ばすコツは、毎日英語を聴く習慣をつけることです。具体的には、英語のポッドキャストやニュース、映画などを活用し、最初は字幕付きで、慣れてきたら字幕なしで聞くようにしましょう。
また、シャドーイングという、聞こえた英語をすぐに真似して発音する練習も効果的です。さらに、ディクテーション(聞き取って書き取る)練習を行うことで、聞き取りと同時につづりの確認もできます。
長文読解が苦手です。どうすれば克服できますか?
長文読解の克服には、段階的なアプローチが効果的です。まず、短い記事や段落から始め、徐々に長文に挑戦しましょう。
重要なのは、すべての単語の意味を調べるのではなく、文脈から推測する力を養うことです。また、スキミング(全体の概要を掴む)やスキャニング(特定の情報を探す)の技術を身につけることも大切です。
英単語を効率よく覚える方法はありますか?
英単語を効率よく覚えるには、単に暗記するだけでなく、関連付けて覚えることが重要です。例えば、語源や接頭辞・接尾辞に注目したり、同義語や反意語をグループ化したりすることで、記憶の定着が促進されます。
また、単語カードを作成し、スペースド・リペティション(間隔を空けた復習)を行うことも効果的です。さらに、覚えた単語を実際の文脈で使用することで、より深い理解と長期記憶につながります。
文法の基礎からやり直したいのですが、おすすめの参考書はありますか?
文法の基礎からやり直すには、「ネクステージ」シリーズがおすすめです。特に「英文法・語法問題」は、基本から応用まで段階的に学べる構成になっています。
各文法項目の説明が簡潔で分かりやすく、豊富な練習問題で理解を深められます。
英作文の力を伸ばすには、どのような練習をすればいいですか?
英作文力を伸ばすには、基本的な文型や表現を確実に身につけることから始めましょう。次に、日記を英語で書くなど、身近な話題で短い文章を作る練習を重ねます。
また、和文英訳の問題集に取り組むことで、日本語特有の表現を英語でどう表現するかを学べます。さらに、自分の書いた英文を添削してもらうか、モデル英文と比較することで、より自然な表現力が身につくはずです。
英語以外の科目との両立はどうすればいいですか?
英語と他科目の両立には、効率的な時間管理がポイントです。まず、各科目の学習時間を明確に設定し、スケジュールを立てましょう。
朝は英単語、放課後は数学、夜は英語長文と国語というように、時間帯で科目をわけるのも効果的です。また、英語の学習方法を他科目に応用することで、相乗効果が期待できます。
まとめ
高3の英語学習は、基礎固めから始まり、応用力の向上へと段階的に進めていくことが重要です。効果的な学習方法として、毎日の自主学習時間の確保や、塾・学校の講習の活用が挙げられます。
- 夏休み:中学英語の総復習、単語学習の習慣化
- 秋から:長文読解、リスニング力の強化
- 冬から:過去問演習で実戦力を磨く
英語学習は一朝一夕には成果が出ないかもしれません。
しかし、継続的な努力と適切な学習方法の組み合わせにより、必ず成果は現れます。自信を持って取り組み、目標達成に向けて頑張ってください。
- 英語力をゼロから確実に伸ばしたい
- 限られた時間を最大限に活用したい
- 苦手な部分を克服したい
1つでも当てはまったら、マナビズムへ相談してください。