高2の春で模試の点数がやばい!大学受験を乗り切るには何をすればいい?
更新日: (公開日: ) COLUMN
高2春の模試の点数がやばい!と思っても、まだ十分間に合う時期です。
模試の点数が低くても、それは単なる現時点の実力を示しているだけ。これからの努力次第で、点数を伸ばすことができます。
今回は、高2の春から始められる大学受験対策について解説します。勉強時間の確保、基礎固めの重要性、おすすめの模試など、受験に向けて今すぐにでも始められる具体的な方法をお伝えします。
- 高2の春に模試を受けたら、点数がとても低かった
- 大学受験に向けて焦っている
- これからどうすればいいか分からない
1つでも当てはまったら、ぜひマナビズムへご相談ください。
遅い?高2の春からなら挽回のチャンスはまだある!
冒頭で触れたように、高2の春、模試の結果を見て「やばい!」と焦っていても、十分に挽回のチャンスがあります。志望校や現在の学力によって状況は異なりますが、多くの場合、高1の復習から始められる今がむしろスタートポイントだと考えてください。
高2の春は、まだまだ可能性に満ちた時期です。「遅すぎた」という考えは捨て、「気づいた今」から行動を起こすことが、まず求められます。
高2の春・模試の点数がやばいと焦るその気持ちが大事
「やばい」と感じる気持ちは、自分の現状を客観的に認識し、改善への第一歩を踏み出す原動力です。危機感が、受験に向けた本格的な学習計画を立てるきっかけとなるため、今後の学習戦略を練り直す絶好のチャンスと捉えましょう。
受験勉強は高3春からでは遅い
とはいえ、高3の春になってから受験勉強を本格的に始めるのは、まるで100メートル走で他の選手が走り出した後にスタートを切るようなものです。理想的な受験勉強のスケジュールでは、高3の春には基礎知識を完全に習得し、応用問題や過去問演習に取り組める状態です。
つまり、高2の段階で高1までの内容を復習し、苦手科目を克服することが不可欠です。この時期に基礎固めを怠ると、高3で新しい内容を学びながら過去の穴を埋めるという二重の負担を背負うことになりかねません。
難関私大を目指すなら高2のバイトはほどほどに
高2から高3に上がる頃、多くの生徒が18歳を迎え、深夜のアルバイトもできるはずです。しかし、難関私大を目指すなら、この時期のバイトは慎重に考えてください。
なぜなら、この時期は受験勉強の正念場であり、限られた時間を有効活用することが極めて重要だからです。
例えば、週に10時間のバイトをしていると、年間で520時間もの貴重な時間が失われます。1日8時間勉強したとして65日分に相当します。
もちろん、社会経験を積むことも大切です。とはいえ、将来の選択肢を広げるためにも、この時期はバイトを控えめにし、学業に集中することも十分に考慮してください。
春休みの勉強時間は5時間以上を確保して習慣化
高2の春、模試の結果がやばかったなら、5時間以上の勉強時間を確保し、ルーティン化しましょう。そして、自分の生活リズムに合わせて少しずつ調整します。
例えば、朝型の人は早起きして勉強し、夜型の人は夜遅くまで集中するなど、自分に合ったスタイルを見つけること。この過程で、勉強時間の確保と日常生活のバランスを取りながら、無理なく継続できる習慣を作り上げていくのです。
平日・休日の理想的な勉強スケジュール
時間帯 |
平日 |
休日 |
---|---|---|
6:00-7:00 | 起床・朝食 | 起床・朝食 |
7:00-9:00 | 学校準備・通学 | 自主学習(2時間) |
9:00-15:00 | 学校 | 自主学習(3時間)・昼食 |
15:00-19:00 | 自主学習(4時間) | 自由時間・休憩 |
19:00-20:00 | 夕食・休憩 | 夕食・休憩 |
20:00-22:00 | 自主学習(2時間) | 自主学習(2時間) |
22:00-23:00 | 就寝準備 | 就寝準備 |
このスケジュールは、高2の春から模試対策を始める受験生向けの理想的な例です。平日は学校後に4時間、夜に2時間の自主学習時間を設けています。
休日は朝から集中して5時間の学習を行い、午後は休息や趣味の時間としています。ただし、本気で目指すなら休日の勉強時間を10時間以上、これを目指してください。
基礎固めを重視した学習がメイン
高2の春、模試の結果がやばいときに大切なのは基礎固めです。難しい応用問題に手を出す前に、まずは基本をしっかり押さえましょう。
例えば、数学なら公式の理解と適用、英語なら文法や語彙の強化といった具合です。基礎を固めることで得られる「わかる」という実感により、後々の学習効率が格段に上がります。
休憩や睡眠も定期的に取る
もちろん、勉強時間を確保することは大切ですが、同時に適切な休憩と十分な睡眠も不可欠です。例えば、学習でよく挙げられるポモドーロ・テクニックは休憩に使える代表的な方法です。
個人差はあるものの、7〜8時間の睡眠時間は必ず確保しましょう。睡眠中に脳が学習内容を整理し、記憶を定着させるからです。
休憩時は、スマホを見るよりも、軽い運動や深呼吸などでリフレッシュしてください。「やばい」と焦るあまり休息を疎かにすると、逆効果になりかねません。
模試がやばい高2の春休みに今からできること・やるべきこと
高2の春、模試の結果にショックを受けたとき、焦らずに春休みでは以下の取り組みを実施しましょう。
- 数学と英語の2教科を復習・予習
- 志望校の候補を考える
- 春期講習に行ってみる
- 参考書をそろえる
数学と英語の2教科を復習・予習
高2の春休みは、数学と英語に重点を置いた学習計画を立てましょう。この教科は、多くの大学入試で重要視される基礎科目だからです。
数学では、数学ⅠAの復習に加え、数学ⅡBの予習にも時間を割くこと。特に、高校数学の基礎となる概念や解法を確実に理解することが重要です。
英語については、語彙力と文法力の強化に集中してください。英単語の暗記と文法問題の演習を徹底的に行うことで、読解力や作文力の向上にもつながります。
志望校の候補を考える
高2の春休みは、志望校選びの第一歩を踏み出すのに適した時期です。完璧に決定する必要はありませんが、候補を挙げる作業を始めましょう。
例えば、学部や学科の特色、カリキュラムの内容、就職実績などの比較検討が有効です。また、オープンキャンパスの日程をチェックし、参加を計画するのも良いでしょう。
志望校の候補を考えることで、今後の学習計画や目標設定がより具体的になり、モチベーションの維持にもつながります。
春期講習に行ってみる
勉強のスタートを切るのに悩んでいる人には、春期講習への参加もおすすめです。講習は、集中的に学習できる環境を提供してくれるだけでなく、同じ目標を持つ仲間との出会いの場にもなります。
以下に、評判の良い塾の春期講習をいくつか紹介します。
- 河合塾:大学入試に特化した指導で定評がある
- 駿台予備校:難関大学への合格実績が豊富
- グノーブル:英語教育に強みを持つ
- 四谷学院:医学部受験に強い指導力がある
- マナビズム:オンライン授業にも対応している
マナビズムでは、適宜キャンペーンを行っているため、ぜひ下記ページからチェックしてください!
参考書をそろえる
高2の春休みは、自分に合った参考書を見つけるのに最適な時期です。まだ時間に余裕があるこの時期に、じっくりと参考書を比較検討し、自分の学習スタイルに合ったものを選びましょう。
参考書選びのポイントは、説明の分かりやすさ、例題の豊富さ、演習問題の質と量などです。自分に合った参考書を見つけることで、効率的な学習が可能になり、モチベーションの維持にもつながります。
高2の春休みで遊ぶのは受験勉強に響く?
高2の春、模試の結果がやばかった時期に遊ぶことは、必ずしも受験勉強に悪影響をおよぼすわけではありません。むしろ、適度な息抜きは長期的なモチベーション維持に効果的です。
例えば、友人との短期旅行で視野を広げたり、趣味の活動で創造性を刺激したりすることで、学習意欲が高まります。この経験が、将来の志望理由書や面接で活きることも。
ただし、遊びに没頭しすぎては本末転倒、バランスがポイントです!春休みの後半は徐々に勉強モードに切り替え、新学期への準備を整えましょう。
高2の春はどのくらい模試を受けるべき?
高2の春は、大学受験への本格的な準備が始まる重要な時期だからこそ、少なくとも1回は主要な模試を受けることをおすすめします。
繰り返しとはなりますが、模試の結果が「やばい」と感じても焦る必要はありません。むしろ、今の実力を正確に把握し、今後の学習計画を立てる絶好の機会と捉えましょう。
高2の春に受けられるおすすめの模試4選
高2の春、これから紹介する模試を活用して、自分の現在地を正確に把握し、効率的な学習計画を立てていきましょう。おすすめの模試は以下の4つです。
- マナビズム:関関同立模試
- 河合塾:全統共通テスト高2模試/全統高2模試
- スタサプ(スタディサプリ):到達度テスト
- 駿台予備校:駿台atama+学力判定テスト
マナビズム:関関同立模試
関関同立模試は、部活や学校の課題で忙しくても自宅で受験でき、時間を有効活用して受験できる模試です。単なる点数だけでなく、関関同立・産近甲龍の大学別合格判定まで得られます。
結果として、現在の実力と目標大学とのギャップを明確に把握できるのです。「やばい」と感じていた状況も、具体的な数値として可視化されることで、今後の学習計画を立てやすくなります。
マナビズム講師による無料の解説動画も付いているため、苦手分野の克服にも役立ちます。高2の春から、この模試を活用して効率的な受験勉強を始め、一緒に挽回しましょう!
河合塾:全統共通テスト高2模試/全統高2模試
次に、河合塾の全統共通テスト高2模試/全統高2模試も挙げられます。この模試の特徴は、マーク式と記述式が分かれており、知識の定着度と思考力・表現力を別々に評価でき、自分の弱点を明確に把握できます。
スタサプ(スタディサプリ):到達度テスト
スタディサプリの到達度テストも、春に受けられる模試です。基礎学力を正確に測定してくれるため、今後の学習戦略を立てる上で役立ちます。このテストは定期的に受験可能なため、学習の進捗状況を継続的に確認できます。
駿台予備校:駿台atama+学力判定テスト
駿台予備校では、春に駿台atama+学力判定テストを実施しています。このテストは、現在の学力を精密に分析し、今後の学習指針を明確にしてくれます。5月の第1回に行われる春の模試を通じて、自分の現状を正確に把握し、受験に向けた具体的な戦略を練り上げましょう。
高2の春の模試に関するよくある質問(Q&A)
Q1:高3の受験生は休日に何時間勉強すればいいですか?
高3の受験生における休日の勉強時間は、個人の学力や志望校のレベルによって異なりますが、一般的には8〜12時間程度が目安です。ただし、単に時間を確保するだけでなく、効率的な学習計画を立てます。
集中力が持続する90分を1セットとし、休憩を挟みながら4〜6セット行うのが効果的です。
Q2:高2の冬から受験勉強を始めるのは遅いですか?
高2の冬から受験勉強を始めるのは決して遅くありません。むしろ、この時期から本格的な受験対策を始める学生も多いです。
ただし、基礎学力の定着度によっては、より集中的な学習が必要になります。まずは現在の学力を模試で正確に把握し、弱点を洗い出すことから始めましょう。
Q3:高2の冬休みは何時間勉強すれば良いですか?
高2の冬休みの勉強時間は、平日5〜6時間、休日7〜8時間程度を目安にすると良いでしょう。この時期は、苦手科目の克服や基礎の再確認に重点を置きつつ、受験を意識した発展的な内容にも少しずつ取り組み始めるのが理想的です。
まとめ
高2の春、模試の結果に愕然としても、まだ十分に挽回のチャンスがあります。1日5時間以上の勉強時間を確保し、特に数学と英語に重点を置いた学習計画を立てましょう。
また、春期講習への参加や適切な参考書の選択も、効率的な学習につながります。今週から毎日の勉強時間を30分ずつ増やし、苦手科目に集中的に取り組むなど、小さな目標から始めるのも良いでしょう。
- 高2の春に模試を受けたら、点数がとても低かった
- 大学受験に向けて焦っている
- これからどうすればいいか分からない
1つでも当てはまったら、ぜひマナビズムへご相談ください。