英語外部試験とは?大学入試で利用するメリットやおすすめの試験まとめ
更新日: (公開日: ) COLUMN
英語の外部試験を利用できる大学は、近年増加傾向にあります。
2024年には大学入学共通テストにも、英語の外部試験が取り入れられる予定となっているため、利用するメリットや試験について知っておくとよいでしょう。
本記事では、大学入試で利用できる英語の外部試験とはなにかをはじめ、利用できる試験の種類や特徴などをまとめました。
英語外部試験の利用について知れば、試験を有利に進められる可能性があるため、ぜひ参考にしてみてください。
『無料体験授業』を受けよう関関同立・MARCH・難関私大を目指しているならマナビズムの『無料体験授業』がおすすめ!
・合格するためのマル秘合格戦略
・受験に成功・失敗する受験生の違い
・成績が上がる参考書の上手な使い方
・継続できるモチベーションアップ術
・部活と勉強を両立できる勉強術
『何をやれば受かるのか?』志望校合格までのはっきりとした道筋が見えるようになります。
【マナビズムの無料体験授業はここが違う!】
・気軽な相談だけでもOK!
・無理な勧誘一切なし!
・無料でプロのコンサルが受けられる!
まずは、気軽にお問い合わせください!
英語外部試験とは
英語外部試験とは、英検やTOEICなどの民間試験のスコアや級を活用できる試験方式を意味します。
英語には大きく分けて「聞く」「話す」「読む」「書く」という4つの要素がありますが、筆記試験だけでは4技能評価はできません。
そこで、民間の試験のスコアや資格証明を提出し、入試の結果に加点されたり、英語の試験自体を免除できるような仕組みが導入されたのです。
大学によっては入試の出願条件として、一定以上の資格やスコアを指定しているところもあります。
主要な試験
英語外部試験として利用できる主要な試験は、以下のとおりです。
- 実用英語技能検定
- 英検
- 英検CBT
- 英検1day S-CBT
- 英検2days S-Interview
- GTEC・IELTS
- TOEFL iBT・TOEIC
- TEAP その他
上記のなかでもよく知られている民間の英語試験は、英検やTOEIC、TOEFLなどです。
世間的な認知度が高い英語試験は、教材や勉強方法などが多数出回っているため対策が立てやすく、英語の大学入試の勉強にも役立つ可能性が高いでしょう。
英語外部試験を利用するならおすすめは「英検」
数ある英語外部試験のなかでも、利用するなら英検がおすすめです。
スコアではなく合格・不合格の2択となっているため結果がわかりやすいことや、資格に有効期限がないことから、就活にも活かせます。
大学入試に利用できるのは、基本的に準2級以上の資格となっており、筆記試験にくわえて「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を測定できるため、自分の実力も測りやすいです。
英語外部試験の使われ方|4つのパターンがある
英語外部試験の使われ方として、以下4つのパターンがあります。
- 出願要件
- みなし満点
- 得点加算
- 得点換算
それぞれのパターンについて、詳しく見ていきましょう。
外語系や国際系なら活かしやすい「出願要件」
「出願要件」となるパターンは、外語系や国際系なら資格試験を活かしやすくなっています。
一部の大学や学部では、一定以上の資格やスコアを出願条件として定めている場合があります。
その出願条件が厳しいほど、ライバルも少なくなる傾向にあるため、有利に合格できる可能性が高いといえるでしょう。
外語系や国際系を志望する人や、推薦入試やAO入試を利用したい人にとっては、英語の資格を活かして有利に進められるケースも多くなります。
一定以上の資格・スコアをもっていれば試験免除となる「みなし満点」
一定以上の資格やスコアを持っていれば試験が免除となるのが「みなし満点」です。
条件として、英検1級や準1級、TOEFL72点以上などとハードルが高いため試験免除はたいへん厳しいのですが、不可能ではないかもしれません。
大学によって、一定以上の資格やスコアをもっている受験生には、英語の試験を免除することがあります。
入試対策で英語を省けるため、勉強時間を大幅に削減できその分ほかの教科を対策できます。
入試の総合得点に加算される「得点加算」
入試の総合得点に加算される「得点加算」もあります。
入試の総合得点に、資格やスコアに応じて加点されるもので、基準が決まっています。
たとえば、以下のとおりです。
- 英検2級:10点
- 準1級:20点 など
みなし満点の条件には届かずとも、大学入試で有利に立ち回れる可能性があるパターンといえます。
資格取得で点数が保証される「得点換算」
「得点加算」と似たような形で、資格取得で点数が保証される「得点換算」もあります。
こちらは英語の外部試験の結果を提出すれば、その結果を得点に換算してもらえる制度です。
得点加算と同様に、それぞれの試験や級ごとに基準が定められています。
- 英検2級:80点
- 準1級:100点 など
こうした基準があるものについては、一度資格を取得すれば得点が保証されるため、他の教科の受験対策が可能になるでしょう。
英語外部試験を利用するメリット
英語外部試験を利用するメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
- ある一定の得点が保証される
- 英語科目への負担が軽くなり他の教科の対策に集中できる
- 試験受験のチャンスが複数回ある
- 英語の試験を取得していれば就活でも役立つ可能性がある
それぞれ詳しくみていきましょう。
ある一定の得点が保証される
民間試験でよい結果を残せていれば、英語の外部試験を利用して、得点加算やみなし満点、得点換算などの優遇が受けられます。
大学受験の英語の点数がある程度保証されることから、英語の試験対策に割く勉強時間を割合を削減できる可能性がある点は、大きなメリットです。
英語科目への負担が軽くなり他の教科の対策に集中できる
英語科目への負担が軽減されることから、ほかの教科の対策に集中できる点もメリットといえるでしょう。
苦手な教科がある人は、1つではない場合が多いでしょう。
複数の苦手教科を本番までに克服していくためには、少しの勉強時間も無駄にはできません。
そこで英語外部試験で一定の得点が保証されれば、ほかの教科の対策に集中しやすくなります。
【関連記事】大学受験の英語で大切なことは勉強の順番|無駄な勉強方法を見直そう!
試験受験のチャンスが複数回ある
大学入試の英語の試験は一度切りのため、すべて力を出しきらなくてはなりません。
しかし英語の外部試験は、複数回受験できます。
入試の一発勝負とは異なり、目標とする級の取得やスコア取得まで、何度もチャレンジできる点がメリットです。
一番よいスコアを提出できるため、自分の力をしっかり証明できるでしょう。
英語の試験を取得していれば就活でも役立つ可能性がある
英語の外部試験を取得していれば、就活でも役立ちます。
グローバルな企業への就職や、英語が活かせる仕事に就きたいときに、自分の実力をアピールできるため有利になりやすくなります。
大学での採用率が高い外部試験を受験しておくことで、一つの資格で複数の大学の出願資格が得られる可能性もあるでしょう。
英語外部試験の利用にかかわらず受験対策するならマナビズム!
英語外部試験の利用にかかわらず、受験対策をするならマナビズムがおすすめです。
マナビズムは各教科ごとに、大学群別の受験対策ではなく、志望校にコミットした受験対策ができる点が魅力です。
自分の実力と志望校をしっかり把握して勉強スケジュールを立てるため、無理な勉強で疲れてしまったり、やる気をなくしたりすることもありません。
わかった気になっている箇所をすべてクリアにして、一つずつ確実に対策したい人はマナビズムで一緒に逆転合格を目指しましょう。
『無料体験授業』を受けよう関関同立・MARCH・難関私大を目指しているならマナビズムの『無料体験授業』がおすすめ!
・合格するためのマル秘合格戦略
・受験に成功・失敗する受験生の違い
・成績が上がる参考書の上手な使い方
・継続できるモチベーションアップ術
・部活と勉強を両立できる勉強術
『何をやれば受かるのか?』志望校合格までのはっきりとした道筋が見えるようになります。
【マナビズムの無料体験授業はここが違う!】
・気軽な相談だけでもOK!
・無理な勧誘一切なし!
・無料でプロのコンサルが受けられる!
まずは、気軽にお問い合わせください!
英語外部試験を取り入れている主な難関私立大学
英語の外部試験を取り入れている主要な難関私立大学は、以下のとおりです。
- 早稲田大学(文・文化構想・国際教養)
- 上智大学(文・法・総合人間科学・経済・神・理工・総合グローバル・外国語)
- 東京理科大学(全学部(理二除く) )
- 関西大学(文・法・政策創造・経済・外国語・システム理工)
- 関西学院大学(全学部)
- 立命館大学(全学部)
- 学習院大学(国際社会科学)
- 明治大学(経営・国際日本・総合数理・農・商)
- 青山学院大学(英米文・総合文化政策・国際政治経済・地球社会共生・コミュニティ人間科学)
- 立教大学(全学部)
- 中央大学(文・総合政策・経済・国際経営・国際情報)
- 法政大学(文・法・経済・現代福祉・人間環境・情報科学・デザイン工・理工・グローバル教養・スポーツ健康・生命科学)
関関同立やGMARCH、早慶上理レベルの大学では、ほとんどの大学が英語外部試験を導入しています。
これらの大学を志望している人は、英語の外部試験にチャレンジしてみるとよいかもしれません。
なお、各大学によってどのように外部試験を活用できるのかが異なるため、事前に必ず各大学の要項を確認してください。
英語外部試験を利用する前に知っておきたい3つのポイント
英語外部試験を利用するまえに知っておきたいことをまとめました。
- 志望校が採用している検定の種類を把握する
- 志望する学部ごとにどのような要件になっているのか確認する
- スコアに有効期限がある試験については期限を確認する
これらについて事前に知っておかなくては、直前になってから利用したかった外部試験が利用できなかったり、思っていたような利用のされ方ではなかったりすることもあるかもしれません。
スコアに有効期限がある試験は、とくに注意が必要です。
志望校が採用している検定の種類を把握する
志望校が採用している検定の種類を把握し、自分が取得している、もしくはこれから取得しようとしている資格が含まれているのかを確認しましょう。
自分が取得している英語外部試験の結果やスコアを活かせない場合には、あらたに取得するか、それらの資格を活かせるほかの大学をリストアップするのもおすすめです。
大学受験は時間との戦いになるため、少しでも有利になる可能性があるならば積極的に活用してみてください。
志望する学部ごとにどのような要件になっているのか確認する
志望する学部ごとに、どのような要件になっているのかを確認してください。
要件に合わない状態では活用できないうえに、直前まで要件に合致していないことを知らずに過ごしてしまうと、期待していた結果とは異なる結末を迎えてしまいます。
たとえば、上智大学では英検は使えず、TEAPまたはTEAP CBTしか出願要件として認められません。
英検なら認知度が高くどの大学でも利用できると思いやすいですが、こうした事例もあるため確認は必須です。
スコアに有効期限がある試験については期限を確認する
大学入試で利用できる英語外部試験には、スコアに有効期限があるものが存在します。
英検ではとくに期限は設けられていませんが、TOEFLやTOEICなどはスコアに有効期限が設けられています。
そのためすでに取得している試験については期限切れになっていないか、いまから取得して期限切れにならないのかなど、事前に必ず確認しましょう。
期限については、それぞれの英語外部試験の公式サイトに掲載されています。
まとめ
今回は、英語外部試験を利用して受験する方法や種類、メリットなどを紹介しました。
英語が得意でなくても、英語の外部試験を上手に活用すれば賢く有利に進められる可能性があります。
英語の外部試験自体は何度もチャレンジできるほか、期限がないものについては就活でも役立つでしょう。
大学によって制度にばらつきがあるため、自分が活用しやすい外部試験を見極めるようにしてください。