得点調整とは!?【受験生必見知識解説】
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この記事では分かっているようで、分かっていない大学受験における「得点調整」について解説していきます!
得点調整とは
得点調整とは、
「選択科目間の難易度の違いによる不公平をなくすために行なわれる仕組み」
です!
例えば、日本史の平均点が100点満点で70点、世界史の平均点が50点だったとしましょう。そのままの点数が合否判定で使われると、世界史受験の人は不利になっていまいますね。
そういった有利、不利をなくすために得点調整が行われるわけです!
私大入試ではだいたい得点調整がなされます。
大学によって、全科目に得点調整をしたり、選択科目にだけ得点調整をしたりするので、自分の受験する大学がどのような得点調整をしているのか調べておくようにしましょう!
得点調整の計算方法
得点調整には様々な方法があります。ここでは3つ紹介しておきます。
①中央値補正法
多くの大学ではこの「中央値補正法」が採用されています。
これは受験者のなかで真ん中の成績の人の点数が満点の半分になるように点数が調整されます。
中央値方式、中央値調整法、中央値採点法などといわれたりします。詳しくは「中央値補正方式とは?」をご覧ください!
②分位点差縮小法
この方法は、センターで採用されています。計算式が少し複雑です。
③標準得点法
個々の受験生の素点と全体の平均点との差を標準偏差によって補正する方式です。
関西大学の社会学部の学部個別日程・全学部日程の選択科目で採用されていたりします。
得点調整と合格最低点の注意点
各大学で合格最低点が公開されています。
確認する際にその点数が、素点なのか、得点調整した後の点数なのかを必ず確認しましょう!
赤本などにのっている合格最低点が得点調整後の点数の場合は注意が必要です。
多くの大学で採用される中央値補正では、素点の点数が調整後で多くの場合下がります。
なので、合格最低点数を素点で超えたとしても安心しないようにしましょう!
ではどのような点数をとればよいのか。
マナビズムでは、中央値補正をかけられる科目については、素点に×0.85をして計算するようにしています。素点ではそれぐらい多めの点数を見積もっておくのがよいでしょう!
ちなみに文系の場合、社会科目は数学よりも平均点が高いことが多いです。特に日本史が高くなりがちなので、厳しく見積もって×0.80としてもいいかもしれません!
以上、得点調整についての解説でした、是非参考にしてください!
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