大学受験に向けた参考書の選び方|何を買えばいいか迷ったときのおすすめまで紹介
更新日: (公開日: ) COLUMN
大学受験に必要な勉強時間は約1,500時間と言われており、そのうち約1,000時間は自習時間です。
自習時間の質を高めるためには、自分の学力レベルに合った参考書選びが重要になります。
しかし、どんな参考書を買えばいいか分からなかったり、迷っている受験生も多いでしょう。
この記事では、自分に合った参考書の選び方を解説します。
大学受験で自分にあった参考書探しにおすすめの選び方
大学受験で自分にあった参考書を選ぶときのポイントは、以下のとおりです。
- 周りと同じものは買わない
- 大学受験までの期間から逆算して選ぶ
- 1科目につき1〜2冊だけ買う
- 苦手科目はカラーや図解でわかりやすさを重視
- 問題集はアウトプットを重視
ポイントを押さえて参考書を選べば、効率的に自習ができ、余計な出費を抑えられます。それぞれの内容を確認しましょう。
周りと同じものは買わない
他の受験生や学校から勧められた参考書が、自分に合うとは限りません。
見やすさや分かりやすさの感じ方は、人それぞれです。また、参考書によって想定された学力レベルが異なる点からも、自分に合った参考書を選ぶべきといえます。
「周りが使っていて良さそうだから」など安直な理由で参考書を選ばないようにしましょう。
大学受験までの期間から逆算して選ぶ
大学受験までの期間によって、選ぶべき参考書が変わります。また、合格レベルまで、どれほど偏差値を上げるべきかも重要なポイントです。
合格レベルに達するための学習計画の策定は、以下の手順で段階的に参考書を使い分けましょう。
- 模試などで今の学力や苦手分野を把握する
- あといくつ偏差値を上げるべきかを把握する
- どの単元でどれくらい得点が必要か計算する
- 弱点克服の期限を定めた中間目標を設定する
- 学習効果の測定のために模試を再び受ける
他にも、基礎力不足なら基礎を分かりやすく解説したもの、応用力不足なら過去問集を購入するとよいです。
次回の模試で新たな課題が見つかったら、対策に合わせて参考書を選びましょう。
1科目につき1〜2冊だけ買う
参考書は、1科目につき1〜2冊あれば十分です。
複数の問題集に取り組むと、不要な問題に時間を割かれて大幅なロスになります。
また問題集を解くのが目的になると、弱点の克服や知識の定着といった目的から外れてしまうでしょう。
1〜2冊の問題集をやり込むことで、「何度も間違えてしまう問題」が明らかになり、弱点克服につながります。
苦手教科はカラーや図解でわかりやすさを重視
苦手な科目を理解するために、分かりやすさを重視して参考書を選びましょう。
図解や図説で分かりやすくまとめてあったり、カラーのものなら、直感的に理解しやすくなります。また、中学や高校低学年レベルの参考書を使って復習し直すと、苦手教科を克服できるかもしれません。
学力に合った参考書で、丁寧に分かりやすく解説されているものを選びましょう。
問題集はアウトプットを重視
問題集は、効果的にアウトプットできるものを選びましょう。
問題集で演習を繰り返せば、暗記や解法が身につきます。問題集も自分の学力レベルに応じたものを選ぶのが大切です。
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- 教科別の勉強法
- 大学レベル別の参考書ルート
では、ここからは参考書をどのように選ぶべきかを、詳しく解説します。
【全教科別】大学受験に向けた参考書の選び方
教科ごとに参考書を選ぶポイントは違います。
以下の内容で、解説するのでしっかりチェックしましょう。
- 数学は基礎力を鍛えられる参考書を選ぶ
- 英語は単語や文法の充実度した参考書を選ぶ
- 理系科目は演習量が多い参考書を選ぶ
- 国語は暗記系と理論系に分けて参考書を選ぶ
数学は基礎力を鍛えられる参考書を選ぶ
数学は、基礎力を鍛えてから発展した問題に取り組みましょう。
数学は、3つの難易度に分けられます。
- 教科書内容(基礎レベル)
- 典型問題(標準レベル)
- 入試問題(入試レベル)
それぞれのレベルに合った参考書選びをしましょう。
以下の記事では、数学の参考書ルートを文理別で解説しています。
英語は単語や文法の充実度した参考書を選ぶ
英語は、単語や文法の充実度した参考書を選びましょう。
参考書に取り組むルートとしては、以下の順番がおすすめです。
- 正確に訳す
- 文章を読む
- 問題を解く
- 問題演習をする
以下の記事で、詳しい英語の参考書ルートを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
合わせて読みたい
理系科目は演習量が多い参考書を選ぶ
理系科目は、暗記しやすい参考書と、演習量が多い問題集を選びましょう。
暗記すべき内容に優先順位がつけられたり、重要度が分かりやすかったりする参考書がおすすめです。
演習は繰り返し取り組めば、知識が定着して忘れにくくなりますし、計算問題も型に当てはめて考えられるようになります。
国語は暗記系と理論系に分けて参考書を選ぶ
現代文や古文で得点アップを狙うなら、暗記系と理論系の参考書をそれぞれ選ぶのがおすすめです。
暗記系は現代文なら漢字や語彙、古文なら古文単語や古典文法が網羅されている参考書です。
理論系は現代文なら入試頻出の知識が得られるものや、読解力が高められる参考書を選びましょう。
古文なら、文章のどこに注目して、何を意識すべきかといった古文特有の読み方を解説する参考書がおすすめです。
大学受験の参考書は書店で買うのがおすすめ
大学受験の参考書は、通販サイトではなく書店で買いましょう。
通販サイトでは、参考書の内容が十分に確認できず、使いやすさが分かりません。
書店なら参考書の内容に目を通して、見やすさや使いやすさを確認できます。
また、買うべき参考書が決まっていない場合は、大型書店で確認するのがおすすめです。
陳列されている参考書が多く、比較しながら選べるでしょう。
大学受験に向けた参考書選びで迷う種類を確認
参考書の種類を知れば、求めている内容で選びやすくなります。ここでは、以下3つの種類を確認しましょう。
- 資料型参考書
- 解説型参考書
- 問題集
暗記ポイントがまとめられた資料型参考書
資料型参考書は、難解な事柄を図表や図解で分かりやすく解説した参考書です。
地理なら統計資料、日本史や世界史なら年表や人物や当時の様子を描いた絵画などの史料をまとめたものを指します。
資料型参考書は、教科書の内容からさらに知識を深掘りするのに便利です。
難関大学の入試では、教科書で掲載していない内容から出題される場合もあるため、資料型参考書から得た知識は実戦で役立つでしょう。
教科書の補助や復習で使う解説型参考書
解説型参考書は、教科書で多くの人がつまずく内容を理解しやすく解説するものです。
教科書の補助として利用すると、基礎力をしっかり鍛えられます。
また、解説型参考書のなかには、入試問題の解き方を図表や手順を詳しく解説したものもあります。
苦手教科の勉強に利用すれば、弱点克服に向けて有効利用できるはずです。
本番対策になる問題集
問題集には、学習内容を振り返って演習できるものや、赤本に代表される入試の過去問題集があります。
1教科に対して何冊も買うのではなく、1〜2冊を何度も繰り返しやりこむのが大切です。
また、自分の学習計画と照らし合わせて、自分の学力に合った問題集を選びましょう。
大学受験に向けた参考書の選び方でよくある質問
最後に、大学受験に向けた参考書選びでよくある、以下の質問に回答します。
- 大学受験で使う参考升の平均支出はいくらくらい?
- 参考書は教科書や冊子があればいらない?
大学受験で使う参考書の平均支出はいくらくらい?
学研教育総合研究所の調査によれば、高校3年生は年間で2.6冊の参考書を購入しています。
参考書の価格は約1,000〜3,000円ほどです。
つまり、大学受験で使う参考書の平均支出は2,600〜7,800円くらいだと考えられます。
購入した冊数 | 割合 |
ほとんど買わない | 45% |
1〜3冊 | 22.5% |
4〜6冊 | 18.5% |
7〜9冊 | 8.5% |
10冊以上 | 5.5% |
しかし、調査対象の中には大学進学をしない高校3年生も含まれているため、受験生に限れば購入する冊数はより多くなるでしょう。
また、受験勉強を独学でするか、塾に通うかでも必要となる参考書の冊数は変わります。
参考書の費用を事前に知るために平均支出を知りたいのであれば、多めに予算を設定しておきましょう。
参考書は教科書や冊子があればいらない?
参考書は、自分に合ったものを購入しておくのがおすすめです。
教科書や参考書はインプットするための教材で、アウトプットはできません。
また、学校で配布される教科書や冊子では、入試で応用や発展問題に対応できない可能性もあります。
アウトプットもして知識の定着を進めるなら、問題集は購入したほうがよいです。
まとめ
学力レベルや苦手教科、志望大学など人それぞれ違うため、自分に合った参考書も1人ひとり違います。
参考書は、以下のニーズに合わせて、目的と自分の学力レベルを確かめて選びましょう。
- 「苦手教科を克服したい」
- 「演習量を増やしたい」
- 「過去問で入試問題に慣れておきたい」など
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