【厳選10選】英語構文の大学受験対策おすすめ参考書
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英語の構文とは、文法の中でよく使う文構造をまとめたもの。構文をまとめて覚えることで、問題と頭の中にある知識を繋げやすくなり、素早く回答できるようになります。
暗記する分量が多いので、英語構文参考書は自分が覚えやすく、知識を活用しやすいような構成のものを選ぶのが大切です。
今回は、英語構文のおすすめ参考書を10冊ご紹介していきます。
英語構文の勉強のポイント
構文を覚えるには暗記も必要ですが、ただ参考書の内容を丸暗記するのはおすすめできません。構文は参考書の中では汎用性が高い説明ができるよう、S、V、O、Cといった記号で表されています。
しかし、例えば「Whatever S V」などと丸覚えしても、他の構文と混ざってしまったり、「Sが先?Vが先?」と迷ったりして、正しい回答が導けません。
それよりは、「Whatever you do will be fun.」など具体的な例文を自分で作って覚えた方が、単語の並びが自然に身につきます。加えて、文章の方が意味も覚えやすいので、より効率的です。
例文を作成する時に頭を使うのはもちろん、作った例文を繰り返し音読することで、英語のリズムを覚えることができます。
英語構文の参考書の選び方
次に、英語構文の参考書を選ぶ際、基準になるポイントを解説していきます。
説明・解説が分かりやすい
英語の構文は似たものがたくさんあり、混ざったり勘違いしたりしてしまいやすいので、説明・解説がわかりやすいということは第一のポイント。
品詞の種類や見分け方、基本5文型といった基礎的な説明がわかりやすいものがおすすめです。
「そもそも構文とは?」という時点でつまずかないよう、自分が読みやすい文体や、カラー・イラストなどで見やすい参考書を選びましょう。
目的・レベルに合っている
英語の構文は非常にたくさんあり、自分が受ける試験に出ないものまで覚え込んでもオーバーワークになってしまいます。
まずは自分の受験方法を決め、英語を共通テストのみで使うのか、二次試験でも使うのかといった目的とレベルを定めましょう。志望校の過去問をチェックして、どんな構文問題が出題されるのか把握しておくのもおすすめです。
CD等の音声データが付いている
英語構文の参考書は、CD付きのものがおすすめです。
英語の構文など暗記系の分野は、読んだり書いたりするよりも、音のリズムで覚えるのが効率的。例えば、歌の歌詞を文章として丸暗記するのは難しいですが、メロディがつけばすぐ覚えられるのと同じことです。
演習問題がついている
英語構文の参考書は、解説の後に演習問題があるものを選びましょう。解説を読んで得た知識は、実際に使ってみないと身につきません。学んだ内容が、試験問題にどのように登場するのか確認し、実際に解いてみるのが大切です。
定番として根強い人気がある
最後に、定番で根強い人気があることも重要な要素です。なぜなら、受験で出題される構文は時代によって変化することがなく、範囲が決まっているため。以前から多くの人に愛用されてきた参考書は、自分の役にも立つ可能性が高いということになります。人気の度合いを参考書選びの基準にするのもおすすめです。
英語構文のおすすめ参考書10選
それでは、英語構文の勉強におすすめの参考書10選をご紹介します。
キクブン270-聞いて覚える重要英語構文
「キクブン270-聞いて覚える重要英語構文」は、タイトル通り「聴いて覚える」、CDが主体の参考書です。
CDでは、英語の重要構文と合わせて軽やかなBGMが流れていて、音楽とセットで覚えることで、より耳から離れないようにする工夫がしてあります。英文解釈や文法の勉強をしっかりやり込む前に、重要構文を効率的に覚えるために使うのがおすすめです。
「キクブン270-聞いて覚える重要英語構文」についてもっと詳しく知りたい方は、「キクブン270-聞いて覚える重要英語構文の効果的な使い方」をご覧ください。
購入ページ:キクブン270-聞いて覚える重要英語構文
基本からわかる英語リーディング教本
「基本からわかる英語リーディング教本」は、大学受験だけではなく、TOEIC・TOEFL・英検といった資格試験にも役立つ参考書です。古文の品詞分解のように、英文の構成要素を単語レベルまで分解し、品詞の種類やその形を読み解いていきます。
細かく構造を分析し、どんな形の英文が存在するのか知ることで、思い込みや勘違いによる読み間違いを防げるようになります。高校レベルの文法を一通り勉強した後、次のステップとして取り入れるのがおすすめです。
「基本からわかる英語リーディング教本」の内容や向いている人など、詳しくは「基本からわかる英語リーディング教本の効果的な使い方」をご覧ください。
購入ページ:英語リーディング教本
即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習
「即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習」は、重要構文だけではなく、重要イディオム、文法・語法、口語表現、語彙、発音・アクセントまで幅広い分野を取り上げた参考書。
レベルはセンターから中堅私大、関関同立・GMARCHの標準問題レベルまで対応しています。解説がとても丁寧なので、夏までの基礎固め・インプット用に活用するのがおすすめです。
次に取り掛かるべき参考書など、「即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習」についてもっと詳しく知りたい方は、「即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習の効果的な使い方」をご覧ください。
購入ページ:即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習
新・基本英文700選
「新・基本英文700選」は、例文を通して文法を暗記できる参考書。タイトル通り、700の例文が掲載されていて、全て覚えることができれば入試の英語で怖いものはありません。
全部を丸暗記するのは難しくても、重要な文法や構文は太字、覚えてほしい語句はイタリック体になっていて、取捨選択をしやすいのがポイント。
ただし、例文は古くて抽象的なものが多いので、もっと新しく具体的な例文を自分で考えたり、他の参考書を併用したりしながら覚えるのがおすすめです。
「新・基本英文700選の効果的な使い方」の使い方や他のおすすめ参考書など、さらに詳しく方は「新・基本英文700選の効果的な使い方」をご覧ください。
購入ページ:新・基本英文700選
英語の構文150 UPGRADED 99 Lessons
「英語の構文150 UPGRADED 99 Lessons」は、150の例文を厳選し、文法の学習順に合わせて覚えていける参考書。全ての例文に図解が入っていて、文の構造を理解しながら覚えることができます。
CDと、作文問題も含めた演習問題付きなので、読んで理解し、聴いて覚え、解いて定着させるというプロセスを、この一冊で完了することができます。
購入ページ:英語の構文150 UPGRADED 99 Lessons
合格へ導く英語長文Rise 構文解釈
「合格へ導く英語長文Rise 構文解釈」は、講義形式で受験に出る構文を学べる参考書。箇条書きや図解より、語り口調の解説の方が頭に入りやすいという方におすすめです。
難易度はやや高めなので、共通テストや日東駒専レベルの問題はスムーズに解けて、7割以上得点できる方向け。ただし、東大・京大や早慶レベルにはこれ一冊では物足りないので、さらに上のレベルへの橋渡しとしてもおすすめです。
購入ページ:合格へ導く英語長文Rise 構文解釈
リンケージ英語構文100
「リンケージ英語構文100」は、大学受験に頻出する100の構文をまとめた参考書です。演習問題も付いていて、読解問題だけではなく整序問題もあり、出題形式のバラエティに富んでいるのが特徴。
英文を暗唱して覚えるための小冊子も付いているので、通学時間などにコンパクトに持ち運んで暗記に集中できるのもポイントです。
購入ページ:リンケージ英語長文100
英語構文詳解
「英語構文詳解」は、整序英作文を通じて英文の基本的な作りを学んでいける参考書です。短い英文に詳細な解説が付いていて、覚えやすく理解しやすいのがポイント。
「not 比較級」と「no 比較級」の違いなど、混同しやすい構文もわかりやすく解説してくれます。ただし、問題形式は整序問題のみなので、読解問題などは他の問題集を併用する必要があります。
購入ページ:英語構文詳解
解体英語構文
「解体英語構文」は、主要難関42大学の入試問題とセンター試験を分析し、大学受験に頻出する重要構文を258個掲載しています。
演習問題として約1,000題の入試問題を収録しているので、アウトプット用にぴったりです。解説はあまり充実していないので、先に詳しい解説書で英文の構造を学んでからチャレンジするのがおすすめです。
購入ページ:解体英語構文
入試英語最重要構文540CD付
「入試英語最重要構文540CD付」は、大学受験に頻出する542の構文を掲載しています。覚える数は多いですが、一つ一つの例文が簡潔で覚えやすいのが人気の理由です。
解説の分量はあまり多くないので、構文を根本的に理解するというよりは、ひたすらたくさんの構文を暗記したい場合に使うのがおすすめです。
購入ページ:入試英語最重要構文540
まとめ
英語の構文は、とにかく覚えることが多い難所。
丸暗記をするだけではなく、知識を使いこなせるように覚えられるよう、参考書選びは重要です。
志望校のレベルによって、必要な構文の範囲に差があるので、まずは自分の志望校の傾向を把握して、オーバーワークにならないように参考書を選びましょう。