英文和訳演習入門・基礎・中級編を効果的に使って英文和訳を極める勉強法
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【英文和訳演習[入門・基礎・中級編]の概要と使用目的】
タイトル通り、和訳をテスト形式で鍛えるための参考書です。
その上、駿台独自の厳しい採点基準を採用していて、これほどその基準が明確で、自己採点がしっかりできる参考書は他にありません。
基礎編は高1・2年用と本書で言いながらも、センター~地方国公立・中堅私大~関関同立・GMARCHのレベルになっており、そして、中級編は入試標準レベルで、東大・京大などの超難関大学以外なら、どの国公立・私大の志望者に対応しています。
中学レベルがヤバい人(わけわからん訳を書いてしまう)は入門編からスタートして下さい。
入門編は高校の学校の授業で普通についてきてるのであればやらなくても大丈夫です。
基礎編・中級編は基礎~標準レベルの英文解釈の参考書を1冊終わらせてから取り組むのがベストです。
そもそも英語の効率的な勉強法について知りたいという人はこちらをクリックするようにして下さい。
【英文和訳演習[入門・基礎・中級編]の具体的内容】
本書に書かれていることですが、採点基準は大まかに①単語の間違い、②構文(文法・語法)の間違い、そして③表現上の間違い(単語・文法自体はあっているが、英文と日本語との表現のズレがある)の3つに分けて採点をしています。
上記の通り、採点基準は厳しいものではありますが、駿台模試の採点と同じものと考えていいので、この参考書の合格点以上取れたら、模試でも、入試本番でもその成果が発揮されると思います。
本書いわく、基礎編では445点中320点、中級編なら560点400点なら合格です。
合格点に至らなかった場合は、基礎が抜けているので、自分がやった英文解釈の本に戻って、完璧になるまで間違えてた問題を繰り返して解いてください。
また、中級編で、450点以上取れたら、上記の超難関大学以外はどこの大学でも合格出来るレベルだと言われています。
【英文和訳演習[入門・基礎・中級編]の使い方】
1.下線部を訳す。あるいは問題を解く。
2.解説を見る
→まず、答案例を見て、よく間違える例に当てはまるのかを見てから、どの部分が減点されるのかを確認する。(「~は減点しない」と書かれていても、記述の表現上よくないものなので、その点は 反省すること)
和訳対策をしていない人は自分が思っている以上に自分の訳がテキトーになりがちなので、必ず自己採点は厳しくしてください。
3.出来なかった問題の解き直しをする。
入門編…全問15問で1日3問×5日と復習日を合わせて1週間
基礎編…全問20問で1日2問×10日と復習日を合わせて2週間
中級編…全問24問で1日2問×12日と復習日を合わせて2週間半
この期間内で完成させてください。
【英文和訳演習[入門・基礎・中級編]の注意点】
重要必須単語や、特に重要な構文(文法・語法)でのミスは減点されやすく、本番でも大きく差が出るので、それができていなかったら、覚えてない単語・文法リストを作って、その穴をつぶしてください。
この参考書の中級編は、解説が詳しく説明されていないところもあるので、わからないところは先生に質問して疑問点を解消してください。
また、この参考書には、英語をそのままカタカナで訳すのは原則ダメ(その意味を分かっていないとわかるので)と書かれていますが、例えば、communicationといったみんなが知っているカタカナ語を「意思疎通」と日本語すると堅苦しく、変な表現になるので、そこは「コミュニケーション」と訳しても大丈夫です。ただ、この世の中に認知されていないものはもちろんダメです。
関関同立で下線部和訳が出題されるところを受ける人は、基礎編と中級編を両方やってください。英語が苦手なら、基礎編だけでも十分です。