鎌田の有機化学の講義の効果的な使い方
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【『鎌田の有機化学の講義』の概要と使用目的】
化学は、「理論化学」、「無機化学」、「有機化学」の3つの分野にわかれています。
化学の中でも、有機化学は暗記量もそれなりにあり計算量もそれなりにある分野になっています。
すべてを丸暗記しようと思えば確かに尋常ではない量の暗記が必要となりますが、物質の反応の仕方には規則があるので、その規則を覚えてしまえば暗記する量はそんなに多くありません。
また、計算も必要ですが化学の計算というのは簡単な比例の計算ができれば誰でもできるものなので恐れるに足りません。
この参考書は、有機化学に特化した内容になっています。
インプットとして知識を整理することも可能ですし、各項目で演習問題が必ずあるのでアウトプットとして用いることも可能です。
また別冊として、最重要Point総整理がついており、有機化学の計算に必要な公式や有機化学で頻出の暗記事項を赤シートを使っていつでも確認することができるようになっています。
そもそも化学の効率的な勉強法について知らないという人はこちらをクリックして確認するようにして下さい。
【『鎌田の有機化学の講義』の具体的な内容】
4章19項目に分かれています。
項目によって内容量は変わりますが、約2週間あれば1周することができます。
いずれの項目でも、入試に必要な知識や反応がまとめられており、詳しい説明も書かれています。
知識を整理した内容を、それぞれの項目についている演習問題を使ってアウトプットしていきます。
少し難しい問題が多いかもしれませんが、しっかりと読んで理解するようにしてください。
【『鎌田の有機化学の講義』の使い方】
『大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学講義』は、有機化学がどうしても苦手で一からやり直したいという人でも、理論化学が好きでいつでも高得点が狙えるようになりたいという人でも、どちらでも使うことができるようになっています。
また、項目が細かく分けられているので、理論化学の中でこの分野だけがどうしても苦手という人でも、使用することができます。
載せられている問題は、入試問題なので少し難しいですが、必ず取りかかるようにして、答えを理解するように心がけてください。
【『鎌田の有機化学の講義』の注意点】
有機化学を勉強するには、理論化学と無機化学で勉強する知識がある程度必要となります。
理論化学や無機化学がとても苦手だという人は、有機化学の知識を固めようとする前に必ず理論化学や無機化学の知識を固めるようにして下さい。
理論化学や無機化学の知識がしっかりとしていれば、この本で有機化学も必ず点が取れるようになります。