ガラッと変わる現代文の効果的な使い方
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ガラッと変わる現代文
ガラッと変わる現代文の概要と使用目的
内容読解ばかりの参考書にサヨウナラ、「解き方」重視のユニークな参考書
「ガラッと変わる現代文」はセンター試験の過去問を用い、現代文の「解き方」に重点を置いて説明した参考書です。
「内容読解ばかりの参考書にサヨウナラ」と謳っているように本文内容の説明は少なく必要最低限にとどめられており、その分解答へのプロセスが詳細に説明されています。
ガラッと変わる現代文の具体的な内容
本書は大きく分けて「①とける問題」・「②わかる問題」・「③できる問題」、の三部構成になっています。
「③できる問題」はセンター本試験の評論文をそのまま用いており、「①とける問題」と「②わかる問題」は、「③できる問題」を改題しレベルを下げた問題となっています。
つまり、①~③は同じ素材文で異なるレベルの問題が付されているという仕様になっています。
①→②→③の順で問題が難しくなっています。
収録されている問題は全てセンター本試験の評論文(2007~2013年)です。
ガラッと変わる現代文の具体的な使い方
1.前から順に問題を読み解いていきます。
この参考書では特に問題を解く際の着眼点が詳しく説明されています。
解説を読みこむ際は「どのような点に着目して解くのか」という着眼点の習得を意識しましょう。
2.三部の各部を仕上げてから次の部へ移りましょう。
第一部を2~3周して仕上げた後に第二部へ、第三部を2~3周して仕上げた後に第三部へ進みましょう。
3.本文チェックの仕方についてはその方法があまり明確に説明されているわけではないので、役立ちそうな考え方・着眼点があれば参考にするぐらいの意識でよいでしょう。
全てを理解する必要はありません。
ガラッと変わる現代文の内容の注意点
読解についてはあまり詳しく説明されていないので、「現代文が読めない」・「現代文の読み方を知りたい」といった人は、別の参考書で読み方の基礎を学んでからこの参考書に臨みましょう。
また、本書の解法は選択式に特化しているため、記述が必要な人には不向きの参考書と言えるでしょう。