生徒のための古典読解文法の効果的な使い方
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生徒のための古典読解文法の効果的な使い方
[生徒のための古典読解文法の概要と使用目的]
みなさんの最終目標である古文読解を制覇するには、古典単語、古典文法、古文常識、敬語などの要素すべてが重要になってきます。
この中の要素である古典文法を制覇するために、この[生徒のための古典読解文法]を今回
紹介します。
この参考書の難易度は、そこまで難しくもなく、どこの大学を志望している人でも一回は通っておきたい参考書となっています。対象者はあまり古文の勉強をしておらず、古文に対して苦手意識を持っている受験生におすすめです。
古典文法に関する教育現場からの100に及ぶ具体的疑問に対して、Q&A形式で解説しています。
まさに、「生徒のため」の参考書となっています。
[生徒のための古典読解文法の具体的な内容]
この参考書の巻末には、古典読解文法の練習問題解答がついています。
これを熟読することによって、ある程度古文読解に必要な文法事項を習得することができます。
しかし、もちろんこの参考書だけでは、古典文法を網羅することは不可能です。
ですから、[ステップアップノート30]という古典文法を習う参考書をも同時並行させて使うことで、古典文法に関しては、より深い知識を習得することができるでしょう。
さらに、付録には「まぎらわしい語の識別一覧」が記載されていて、助動詞の中でも特に識別するのがややこしい「なり」や「に」の助動詞の識別のポイントをまとめてくれています。
ここを自分なりに解釈するのではなく、書かれていることを覚えるだけでいいので絶対に読んでみてください。
あとは、助動詞活用表や動詞活用法、形容詞活用法、形容動詞活用法、助詞の意味・用法、奈良時代特有の助詞などをまとめた表がついているので、こちらも必ず参考にするようにしてください。
[生徒のための古典読解文法の使い方]
1.まずは文法事項をインプットするべし
どの教科でもそうですが、まずはインプットからすべてが始まります。
古文なら、単語を覚えることや、文法事項を覚えることがインプットの作業に当てはまります。
当然、このインプットができていないとアウトプットをできるはずないですよね。
まずは、しっかりと足元を固めて読解につなげるための準備をしましょう。
2.インプットが済めば、アウトプットに移るべし
覚えたことを、本当に実戦で使えるかの確認作業です。
アウトプットの時に、インプットでため込んだ知識を爆発させてください。
もし、インプットの段階で抜けがあれば、必ずインプットの作業に戻るようにしてください。
3.復習をするべし
何回も、インプットをしてはアウトプットをするという流れをしてください。
せっかく覚えた知識を忘れてしまっては、時間の無駄だったということになるので、必ず復習はするようにしましょう。
[生徒のための古典読解文法の注意点]
よく文法はおぼえているが、その知識を引きだすのが遅い生徒を結構見ます。
実際の試験では、時間との勝負もあることを忘れてはいけません。
文法事項くらいは、瞬殺で解けるレベルまでもっていかないと、真に覚えているとはいわないので、すぐに知識を引き出せるようにしてください。
これは、こなした量が最終的にものをいうのでひたすら、暗記して、スラスラ文法事項を言うことができるようになるまでがんばってください。