古文文法問題演習の効果的な使い方
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古文文法問題演習の効果的な使い方
[古文文法問題演習の概要と使用目的]
みなさんは文法の大切さというものをわかっていますか?
たしかに、古典単語を600語覚えることも、ものすごく大切です。
しかし、いくら600語覚えているからといって、古典文法をおろそかにしていては、入試の古文が読めるはずありません。
なぜなら現代の日本語でもそうですし、英語だって同じですがそれぞれの言語には文法というものがあります。
文法とは1種の言葉のルールみたいなものです。
このルールを知らないのに言葉を読んでいけるはずありませんよね?
文法というものはやはり大切なのです。
世の中に文法を学ぶ参考書はたくさんありますが、今回紹介するこの[古文文法問題演習]は古典文法に関して、解説が丁寧でわかりやすい参考書になっています。
[古文文法問題演習の具体的な内容]
データ解析により、入試に必要な古典文法を絞り込み、問題を収集し、作成しています。
全5部(30項目)構成で、第1部が助動詞編(1~13)、第2部が助詞編(14~21)、第3部が用言・敬語その他編、第4部が文法の基礎、第5部が別冊で解答解説編という構成になっています。
そして、各項目はドリル→ポイント→入試問題で構成しています。
しかし、全体的にボリュームがあり、古文をそこまで使わない受験生はここまでやる必要はないんじゃないかと思います。
そこまで古文を受験生におすすめの参考書は[ステップアップノート30]がおすすめです。この本で古典文法に関して最低限の知識を得ることができます。
[古文文法問題演習の使い方]
- 1.第1部を完璧にするべし
第1部は、助動詞です。古文の実際の入試では、助動詞の識別の問題がかなりのウエイトをしめています。
なので、助動詞は特に入念にやっておきましょう。
2.第2部、3部、4部とやっていくべし
これらの単元も重要なものばかりです。
1つの単元を丁寧にこなしていきましょう。
- 3.第5部の解説を熟読するべし
ここの解説のところをしっかりと理解することでより古文に関して、読解が強くなります。この解説部分はかなり詳しく説明されているので、読んで損はないです。
[古文文法問題演習の注意点]
文章量・問題量ともにかなり多いです。
なので、古文を使わない人やセンター試験しか古文を使わない人はやる必要はほとんどないでしょう。
主に、難関大などで、古文の配点が高い大学を受けようとしている人はやったほうがいいでしょう。
この参考書は、本当に情報量が多いので細かなところもしっかりとカバーしてくれています。
古文文法は、受験生なら必ず通る道です。
ここを制覇するのとしないのでは大きく合格にかかわってくるのでさぼらず真剣に取り組みましょう。